着物のタトウ紙を新しくしました

我が家では冬になると、毎年のように湿気に悩まされます。

特にタンスを置いている部屋の湿気がひどくて、湿気対策は欠かせません。

先日も着物を入れている引き出しを開けてみたところ、1ヶ月半ほど前に入れておいた引き出し用の湿気取りが限界になっていました。

湿気取りを取り除いていたら、ある一つだけが限界以上に湿気を吸っていて中の水分が漏れてしまっていました。

タトウ紙の上に置いておいたのですが、当然ながらタトウ紙が塗れてしまっていて、中の着物も湿っていました。

幸いにして着物には湿気以外のダメージは無いようでしたが、気付かずにそのままにしておいたらカビが生えてしまうところでした。

また、湿気取りの水は薬剤を含んでいるので人体にも有害なのですが、その点も大丈夫なようでした。

一度、引き出しの中身を全て出して乾燥させてから元に戻そうと思ったのですが、タトウ紙もかなり古いものなのでこの際、新しいタトウ紙を買うことにしました。

最近はネットでもタトウ紙が販売されているので助かると思ったら、安いものは和紙ではなくて洋紙のために通気性がないのだとか。

やっぱり安物は何でもダメですね。

そこで材質をきちんと確認できる呉服屋さんで買いました。

やっぱり専門家に説明してもらって買うと安心できます。

湿気がひどい時は虫干しも必要だと教えてもらいました。

タトウ紙は元々は消耗品だそうで、もっと頻繁に変えないとカビが生えやすくなるそうなので、これからはもっと着物の保管に気をつけたいと思います。