水曜日は、着物の着付けのお稽古の日
父は紋付の色無地を何枚か作ってくれた。
辻ヶ花は紋付より格下。
久しぶりでこの着物を着た。辻ヶ花の着物が着たかった。私が訪問着を購入したのはこれだけだったかもしれない。29歳、独身最後の年…
父は紋付の色無地を何枚か作ってくれた。
でも、色無地に袴をあわせるのは本当につまらない。申し訳ないけれど、自分が好きな着物に袴を合わせたかった。一度着ると、見ていた後輩たちが、
「私たちの卒業式にもこれを着てください」
たまには違うのを着たいと思ったが、毎年そう言われ、毎年同じ着物を着ることになった。30年間、同じ着物と紺の袴で生徒を送り出した。
この着物の裾は誰も知らない。下は袴だから、上半身だけ。30回も着たのに、はじめて全身を眺める。
この着物の裾は誰も知らない。下は袴だから、上半身だけ。30回も着たのに、はじめて全身を眺める。
この帯はいつか辻ヶ花の着物に合わせることができるかも…と、購入。自分で購入した帯は、これだけかもしれない。この帯は、初おろし。この帯を締める機会は一度もなかった。
今回のお出かけにこの着物を着たい。
友達の最後の日本舞踊の舞台、国立劇場に、わたしもおめかしをして、のぞみたい。
着物も帯も辻ヶ花で攻めるのは、オッケーなのか?気になって、先生に尋ねた。
辻ヶ花は紋付より格下。
この着物にこの帯はオッケー
帯も崩してオッケー
襦袢も白じゃなくてもオッケー
よし❣️
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