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管理人 松村衣里

トリオダマーズ京都公演

2017-06-24 11:13:00 | ノンジャンル
終了いたしました

L'Essence de la musique française vol. 2
「トリオ・ダマーズ 京都公演~ゲストを迎えて」

トリオ ダマーズ:fl. 清水信貴 vla. 小峰航一 hp. 松村衣里
Trio Damase : Nobutaka Shimizu/Koichi Komine/Eri Matsumura


photo©cafemontage


プログラム ~ Programme ~

ジャン=ミシェル・ダマーズ
Jean=Michel Damase

幻影(ヴィオラ&ハープ)
Hallucination, alto et harpe

フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏
Trio pour flûte, alto et harpe

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏
Trio pour violon, alto et violoncelle

フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープのための5重奏 ほか
Quintette pour flûte, violon, alto, violoncelle et harpe *


*ゲスト
vn. 渡邊穣 (京都市交響楽団コンサートマスター)
vc. ドナルド リッチャー(京都市交響楽団チェロ奏者)


2017年6月24日(土) 14:00開演 (13:30開場)
京都府立府民ホール アルティ
チケット (全席自由・税込)
一般 前売り3,000円(当日3500円)/学生2,500円


京都府立府民ホールアルティ・メイト割引 一般 2,700円
http://www.alti.org/

未就学のお子様はご入場いただけません。


主催:トリオ ダマーズ
助成:公益財団法人 アフィニス文化財団

後援:京都市交響楽団響友会



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チケット発売日:4/21

会場:京都府立府民ホール アルティ
〒602-0912
京都市京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1
京都市営地下鉄・烏丸線「今出川」駅6番出口から南へ徒歩5分。


プロフィール
清水信貴 フルート
桐朋学園高校、大学音楽学部にて林りり子、野口龍両氏に師事。在学中に読売日本交響楽団に入団。米国ジュリアード音楽院に留学しジュリアス・ベーカー氏に師事。帰国後京都市交響楽団に招聘され入団、その後首席奏者に任命され30年在籍した。ダマーズ氏とパリ・サルガヴォーホールで2度のリサイタルを開催、日本、イタリアでも共演する。京都市交響楽団とダマーズのフルート、ハープとオーケストラのためのデュオコンチェルタンテを世界初演した。
現在相愛大学音楽学部教授、昭和音楽大学客員教授、
同志社女子大、神戸女学院大学、大阪音大各講師、桐朋学園オーケストラアカデミー、各講師。
日本フルート協会副会長。

小峰航一 ヴィオラ
6歳よりヴァイオリンを宮澤健一氏に師事、11歳でヴィオラに転向し東京藝術大学附属高校、同大を経てパリ国立高等音楽院を最高位の成績で卒業。ヴィオラを菅沼準二、ブルーノ・パスキエの各氏に師事。日本演奏連盟主催のデビューリサイタルを東京文化会館にて開催し音楽現代等各紙で好評を得る。これまでにソリストとして広上淳一指揮京都市交響楽団と共演、また別府アルゲリッチ音楽祭にてマルタ・アルゲリッチ女史とシューマンのピアノ五重奏を共演する。パリ管弦楽団アカデミー生、札幌交響楽団首席奏者を経て現在京都市交響楽団首席奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団、関西弦楽四重奏団、京都ラビッシュアンサンブル、トリオ・ダマーズ各メンバー、京都市立件p大学非常勤講師。

松村衣里 ハープ
フランス・リヨン国立高等音楽院ハープ科首席卒業。卒業後、野村国際文化財団のバックアップによりヨーロッパで研鑽を積み帰国。国内外のオーケストラへの客演などオーケストラ奏者として、ソリストとして幅広い演奏活動を展開している。また新作の初演など現代音楽にも意欲的に取り組んでいる。姉・松村多嘉代とのハープ・デュオ・ファルファーレで2009年10月にCD『眠れる森のファルファーレ』、2013年4月に『不思議の国のファルファーレ』をリリース。第10回日本ハープコンクール(国際コンクール)プロフェッショナル部門優勝ほか多数受賞。田淵順子、木村茉莉、ファブリス・ピエールの各氏に師事。フランス国際ハープ協会会員。京都市交響楽団ハープ奏者、大阪音楽大学非常勤講師。
http://gold.ap.teacup.com/farfalle/

ゲスト奏者 プロフィール

渡邊 穣 ヴァイオリン
東京件p大学卒業。同大 学 院 を 中 退 し ,渡 独 。 1980年ダルムシュタット歌劇場管弦楽団の首席奏者を経て,カッセル歌劇場管弦楽団の第2コンサートマスター。84 ~95年までゲルゼンキルヒェン歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスター。ソリストとしても多数の音楽家と共演。93年ウエーバー音楽賞受賞。 95年帰国。2010年第28回京都府文化賞功労賞を受賞。故鷲見三郎,故兎束龍夫,海野義雄,ミッシエル・シュバルベ,ティボール・ヴァルガの各氏に師事。現在,京響コンサートマスター。





ドナルド リッチャー / チェロ
w.ストッキング、S.ケイツにチェロを学んだのちにジュリアード音楽院でL.マンロウに師事、同音楽院の学士号を得ている。また在学中にはF.ガリミア、J.ローウェンザール、T.アペル、及びジュリアード弦楽四重奏のメンバーらに室内楽を学ぶ。在学中首席チェリストとしてジュリアード管弦楽団、ジュリアードシンフォニー、クィーンズフィルハーモニック、マンハッタンヴィルトゥオージ、マンハッタン室内オーケストラ、及びアブソリュートアンサンブルで演奏、録音活動を行ってきた。また、ウォータールーフェスティバル、アスペン音楽祭、パシフィックミュージックフェスティバル、The Music Academy of the West など数々のサマーフェスティバルに招かれ演奏を行う。来日前にはニューヨークフィルハーモニックのエキストラ奏者として約2年演奏し、同オーケストラの150周年記念ヨーロッパツアーに参加した。
1997年より京都市交響楽団のチェロ奏者を務める傍ら、日本各地で室内楽、コンチェルトのソリスト等演奏活動を行い、2008年には田中千香士指揮、ちかしアンサンブルの首席チェリストもつとめた。Musica 14.8のメンバー。




ダマーズの室内楽に寄せて、

今回のトリオ・ダマーズ京都公演で皆様にお聞きいただくのは、我々トリオの名前である敬愛する作曲家ジャン=ミシェル・ダマーズによる室内楽作品集です。今まで様々な場所でデュオ・トリオ・クインテットを演奏して来ましたが、一度に演奏するのは初めてのことで、自分達自身非常に楽しみです。

まずハープとヴィオラによるデュオ「幻影」はそのタイトルが示すように朧げな旋律に光が差していくような、正に幻想的な光景が広がる曲です。ハープとヴィオラのデュオはレパートリーが少ないのが不思議なくらい良い組み合わせで、幽玄な音色の世界をお楽しみいただければと思います。

ドビュッシーによって発明されたフランス室内楽史の記念碑的な楽器編成、フルート、ヴィオラ、ハープのトリオは、その後の作曲家にも大きな影響を与え、様々な作曲家がこの編成で作品を産み出しています。ドビュッシーの同時代の作曲家や日本の武満徹、現代に至るまで様々な作品がありますが、このダマーズの「トリオ」は現代的でありながら、どこかドビュッシーより前の音楽を感じさせる所があります。複雑さの中にシンプルな美しさがあり、気品に溢れまるで貴族のような音楽は、ダマーズ氏の人柄そのものだったのではないでしょうか?全三楽章からなるこのトリオは、形式的にも伝統に則っていて、響は現代的でありつつ明確なソナタ形式を採っており、そして最後に冒頭の主題が戻って来た時はノスタルジックな感動を覚えます。


「弦楽三重奏」は初めての試みで、演奏会でどんな響きが産み出されるか、我々も楽しみにしております。
 20世紀初頭からフランスで弦楽三重奏のレパートリーがかなりの数作曲されていますが、その立役者となったのが「パスキエ三重奏団」です。同属楽器による三位一体ともいえる弦楽三重奏は、音楽的にも技術的にも高度なものが要求され、その両方を併せ持った名三重奏団の登場で、一気にこの編成が注目されます。モーツァルトの弦楽三重奏曲の録音で一躍世界に注目されたパスキエ三重奏団は、内外の様々な作曲家から作品を献呈され、また委嘱し、数多くの初演を務めています。ダマーズの「弦楽三重奏」もその中の一つで、四楽章からなる力作です。ゲストの京都市交響楽団コンサートマスター渡邊穣さん、チェロのドナルド・リッチャーさんは普段からも度々一緒に演奏する仲間で、絶大な信頼を持ってこの難曲に挑みたいと思います。

  最後に演奏しますダマーズの「クインテット」は間違いなく名曲に数えられる傑作です。フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープは、丁度前述の二つの「トリオ」を併せた形で(ヴィオラが重複しますが)ルーセルによって考えられ、その後様々な作曲家が作品を創っています。ダマーズの初期に属しているこの「クインテット」にはフランス近代の影響が色濃く残り、特に二楽章における旋律の美しさは古き良きパリ、所謂「ベル・エャbク」を感じさせるかのようです。全三楽章からなるこの「クインテット」の、演奏する側も幸せになり、そしてフランス音楽の真髄を見ているかのような魅力を、ぜひお聴きの皆様と共有できればと思っております。


小峰航一






L'Essence de la musique française vol. 2
トリオ・ダマーズ 京都公演~ゲストを迎えて

トリオ ダマーズ
Trio Damase

fl. 清水信貴 vla. 小峰航一 hp. 松村衣里

Nobutaka Shimizu ・Koichi Komine・Eri Matsumura


プログラム
~ Programme ~

ジャン=ミシェル・ダマーズ作曲
Jean=Michel Damase

幻影(ヴィオラ&ハープ)
Hallucination, alto et harpe

フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏
Trio pour flûte, alto et harpe

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏
Trio pour violon, alto et violoncelle

フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープのための5重奏
Quintette pour flûte, violon, alto, violoncelle et harpe *
*ゲスト
vn. 渡邊穣 (京都市交響楽団コンサートマスター)
vc. ドナルド リッチャー(京都市交響楽団チェロ奏者)





2017年6月24日(土) 14:00開演 (13:30開場)
京都府立府民ホール アルティ

主催:トリオ ダマーズ
助成:公益財団法人 アフィニス文化財団
後援:京都市交響楽団響友会