俺ら、最近気づいたことがある。
俺らは夕食のテーブルにつきながら、ジョウとアルフィンをそっと伺う。
アルフィンは料理を取り分けてお皿を渡してくれる。サンキュー、と兄貴は受けとる。
何気ないやりとり。
タロスのあほは全然気づいていない様子で、ばくばく食事にありついている。まったくご老体は暢気なもんだね。
枯れてるからかな。
確かにアルフィンの料理は美味いけど。
とにかく、俺らは最近気づいてしまったんだ。
夕飯の支度の時間になると、たいがい兄貴がダイニングにやってくるってことに。ふらっと。
そして、今座ってる席についてタブレットでニュースを見たり、飲み物を飲んだりする。
アルフィンが料理している側で過ごす。とても寛いだ表情で。
ときどき、二人で冗談を言い合ったり、アルフィンが作ったおかずの味見をさせたりする。
アルフィンはその頃部屋着で、すっかりリラックスした格好になっている。たとえばTシャツにミニスカートとか。ノースリーブの膝丈ワンピースとか。
白い腕、ほそい肩、すらっと伸びた形のいい脚、頼りなさそうな膝の裏のくぼみ。
全く無防備にさらしてシンクに向かう後ろ姿が、兄貴の目に映る。
アルフィンの本性を知ってる俺らでも、どきっとするほど可愛いんだから、ましてや兄貴にとっちゃ……言うまでもないか。
蕩けそうな優しいまなざしって、きっとああいうのを指すんだろうな。
アルフィンは全く無頓着で、鼻歌なんかを歌っている。ふふふーんと。
きっと、本人も気づいていないんだろうな。アルフィンを見る兄貴がどんだけいい表情をしているか。
たまに、アルフィンに言われて兄貴が料理の手伝いをすることもある。いろいろ野菜を渡されて、そこの筋を取って、とか、へたをむしってくれると指図を受ける。
「これでいいのか」
あまり器用にはこなせないのか、しょっちゅう悪戦苦闘している。容赦なくやり直しさせられるのもしょっちゅう。
「もう。だめねえ、ジョウ」
本心ではないくせに、腰に手を当ててアルフィンが兄貴をたしなめる。
「貸して。こうやるのよ」
「すまん」
キッチンでは兄貴は素直にアルフィンに従う。
二人は笑って、肩を並べてキッチンに立つ。
俺は気づいたんだ。
兄貴とアルフィンにとって、夕食の支度の時間はデートなんだなって。
日常に紛れそうだけれど、本人達さえ気づいていないかもしれないけど、大事な大事な、恋人同士のデートの時間なんだってさ。
END
キッチンでいちゃいちゃしているのに何度か遭遇したリッキーの所感です。笑
俺らは夕食のテーブルにつきながら、ジョウとアルフィンをそっと伺う。
アルフィンは料理を取り分けてお皿を渡してくれる。サンキュー、と兄貴は受けとる。
何気ないやりとり。
タロスのあほは全然気づいていない様子で、ばくばく食事にありついている。まったくご老体は暢気なもんだね。
枯れてるからかな。
確かにアルフィンの料理は美味いけど。
とにかく、俺らは最近気づいてしまったんだ。
夕飯の支度の時間になると、たいがい兄貴がダイニングにやってくるってことに。ふらっと。
そして、今座ってる席についてタブレットでニュースを見たり、飲み物を飲んだりする。
アルフィンが料理している側で過ごす。とても寛いだ表情で。
ときどき、二人で冗談を言い合ったり、アルフィンが作ったおかずの味見をさせたりする。
アルフィンはその頃部屋着で、すっかりリラックスした格好になっている。たとえばTシャツにミニスカートとか。ノースリーブの膝丈ワンピースとか。
白い腕、ほそい肩、すらっと伸びた形のいい脚、頼りなさそうな膝の裏のくぼみ。
全く無防備にさらしてシンクに向かう後ろ姿が、兄貴の目に映る。
アルフィンの本性を知ってる俺らでも、どきっとするほど可愛いんだから、ましてや兄貴にとっちゃ……言うまでもないか。
蕩けそうな優しいまなざしって、きっとああいうのを指すんだろうな。
アルフィンは全く無頓着で、鼻歌なんかを歌っている。ふふふーんと。
きっと、本人も気づいていないんだろうな。アルフィンを見る兄貴がどんだけいい表情をしているか。
たまに、アルフィンに言われて兄貴が料理の手伝いをすることもある。いろいろ野菜を渡されて、そこの筋を取って、とか、へたをむしってくれると指図を受ける。
「これでいいのか」
あまり器用にはこなせないのか、しょっちゅう悪戦苦闘している。容赦なくやり直しさせられるのもしょっちゅう。
「もう。だめねえ、ジョウ」
本心ではないくせに、腰に手を当ててアルフィンが兄貴をたしなめる。
「貸して。こうやるのよ」
「すまん」
キッチンでは兄貴は素直にアルフィンに従う。
二人は笑って、肩を並べてキッチンに立つ。
俺は気づいたんだ。
兄貴とアルフィンにとって、夕食の支度の時間はデートなんだなって。
日常に紛れそうだけれど、本人達さえ気づいていないかもしれないけど、大事な大事な、恋人同士のデートの時間なんだってさ。
END
キッチンでいちゃいちゃしているのに何度か遭遇したリッキーの所感です。笑
⇒pixiv安達 薫
リッキーは、勘違いをしている?!
デートじゃなくて、結婚生活の予行練習さ。
こうして、アルフィンに手懐けられるのさ。
男も簡単な料理位出来なくちゃね。
タクマは、それこそリッキーの目線と同じかも。
久々にお邪魔させていただいたら、あださんの新作に出会えるとは・・・こんなにうれしいことはありません(涙)
二次創作続けてくださって、涙が出るほどうれしいです。
いつまでも、あださんファンですので、遠く海外から応援しています。
いつもありがとうございます。
リッキーとタクマの書き分けが難しいんですよ・・・
タクマの造詣が外伝1冊登場だけではつかみきれないんです。とうことで、続編希望!笑
>YUKIさん
大変お久しぶりです!ご無沙汰しておりました。お元気でしたか?
ブログに来ていただいて、お声をかけてくださって、大変うれしいです。その節は良くしていただいて本当にお世話になりました。海外から私の二次をお求めになってくださったこと、忘れられません。再会?できてうれしいですv
pixivさんでもCJを投稿しております。よろしければお時間のある時にお越し下さい。
こんなにも二次創作、復帰されていたんですね。
今までサイトに来なかった自分を恥じます・・・・
昨晩から、すでにキャッチアップするのに寝不足。