半藤一利さんの本、「靖国神社の緑の隊長」を読了す
以前読んだ、憲法を100年生かす
改憲・護憲といったステレオタイプの議論ではなく、戦争を放棄するとしている
現在の憲法を100年大事に使って見ましょう。という提案と記憶している。
この本もいかに戦争とは残酷で悲惨なものかを、実際の戦争体験者のインタビューを
通して、切切と教えてくれる。
・絶対に戦争をしてはいけない・・半藤さんが残してくれた大事な言葉です
半藤一利さんの本、「靖国神社の緑の隊長」を読了す
以前読んだ、憲法を100年生かす
改憲・護憲といったステレオタイプの議論ではなく、戦争を放棄するとしている
現在の憲法を100年大事に使って見ましょう。という提案と記憶している。
この本もいかに戦争とは残酷で悲惨なものかを、実際の戦争体験者のインタビューを
通して、切切と教えてくれる。
・絶対に戦争をしてはいけない・・半藤さんが残してくれた大事な言葉です
話題の人の本を図書館で見つけ、借りてきた、即、読了する。
紹介されているご本人の半生もすごく劇的、波乱万丈です、
天才的な知能もさながら、ご本人の努力、周囲の環境、台湾政権の
革新性、様々な要素が絡み合い、めぐり合って今のIT相の大活躍、納得です。
一方で、最も感心したのは、最後の章で紹介されている、台湾という国の、
新型コロナ対策の素晴らしさです。
世界中で蔓延している新型コロナを、これほど劇的に押さえ込んでいる国の取り組みが、
国民を含め政府と一体となった取り組みの実際がドラマチックなほど克明に記録され、
目玉の鱗が何枚も剥がれる衝撃、感動ものです。
翻るに、この国(日本)の無知、無節操、後進性、・・・呆れて言いようのない
コロナ対策の実態を日々感じている国民の一人として、政治家諸氏に言いたい。
この施策と責任者としての行動様式を少しは学んだらいかがかと・・・・・。
2021年となりました。
昨年は自然災害、コロナ、政治の劣化、経済不況・・・・とんでもない年でしたが。
読書は相変わらず、マイペースで雑読の継続です。
新年最初に読了したのが、この本となりました。
上野駅イコール東北の入り口の世代ですので、一言で言えば、他人事ではない小説。
主人公のホームレスの人生と合わせて写し鏡に見える日本の戦後経済の発展に寄与したのに、
時代の犠牲となり、翻弄された主人公には、エンデングの震災の悲劇など「東北」が
今も抱える、歴史の悲しみを感じてしまいます。
もうあれから9年が過ぎたんですねぇ。
3.11の被災地を青森の八戸から宮城まで、ほぼ毎年訪れている。
岩手の北三陸の海岸沿いなどはまだまだ復興ってなんだろうなぁと思う風景です。
・・・・・
さて、この本
小説ですので、地名や企業名などは別名ですが、福島の原発災害と、東電・・。
すっかり頭の中では読み替えができます。
真山仁さんのハゲタカです。 読み始めると、一気読み、と言っても2分冊ですので、
夕方から深夜までかかりました。
買収劇も主題なのでしょうが、私には、作家が思う「フクシマ」の災害事故の深淵が
覗ける小説でした。
気になって 録画していた、NHKTVの山口発地域ドラマ を見る
中也の詩をテーマにしたドラマ
・達者な役者さんが中也の詩を読む・・時に歌う。
・中也の詩を柱にして物語が進む ・・時に哀切。
正月から、これはいいドラマを見た。
・・・・・
自分が、このドラマの舞台になった中也の故郷を旅したのは
はるか50年前のこと・・・・・。
詩は 時代を 永遠に 生き続ける
ものだと再認識する。
『令和』 の年号発案者と言われる中西進さんの本を読んでて、気になってメモした言葉。
三勿(さんぶつ)
怒ってはならない
悲しんではならない
愁いてはならない
この反対の言葉は
三行
正直にしなさい
親切にしなさい
明朗にしなさい
・もひとつ
1300年前の 17条の憲法 の第1条は、あのよく知られる
『以和為貴』 この『情(平安時代までの日本人の美意識の基本)による言葉』は、
鎌倉時代からの武の時代:『力による言葉』に変わり、1945年まで捨てられていた、
終戦で武の時代が終わり、情の言葉が蘇り、『以和為貴』は平和憲法につながっている。
・・・・
平成23年9月7日第一刷 発行
・・・・
感想:しかして現在の世情やいかに・・・・。
橋本治著 福沢諭吉の「学問のすすめ」を読了す。
・最終回 現在進行形としての「学問のすすめ」の章で紹介された文章です。
「 されば一国の暴政は、必ずしも暴君暴吏の所為のみに非ず、その実は人民の
無智を持って自ら招く災いなり。 」
この本によれば、この学問のすすめは明治時代と、第二次大戦後によく読まれた
出版物とのことである。
お国のために死んでこい と言われ、戦い終わり、焼け跡に立った人はどう思って
この本を読んだのか。
平成も後2ヶ月もない現在、 暴君、暴吏の所為、・・・あるよなぁ。
橋本治さんに 合掌 です。
綾蝶の記 あやはびら の き と読みます。
石牟礼道子さんのエッセイ、講演録 などの本です。
・第2章 国の情けはどこに は、
この度、私どもは東京に、日本という国を探しに参りました。
水俣病の患者の中に「東京にまでいってみたばってん、日本という国は見つからんじゃった」
とおっしゃる方々がたくさんいらっしゃるからでございます。
という書きだしに始まり、国・政治家へ被害者への救済をお願いした言葉です。
昭和7年から36年間有害汚泥を不知火海に流し続け、結果、残酷な毒物をせおった被害者
に寄り添った石牟礼さんの言葉には何も言えない重みだけを感じます。
・・・・権力は弱者を切り捨てることしか考えていない・・・・
昔から、今も変わっていない。・・・・