橋本治著 福沢諭吉の「学問のすすめ」を読了す。
・最終回 現在進行形としての「学問のすすめ」の章で紹介された文章です。
「 されば一国の暴政は、必ずしも暴君暴吏の所為のみに非ず、その実は人民の
無智を持って自ら招く災いなり。 」
この本によれば、この学問のすすめは明治時代と、第二次大戦後によく読まれた
出版物とのことである。
お国のために死んでこい と言われ、戦い終わり、焼け跡に立った人はどう思って
この本を読んだのか。
平成も後2ヶ月もない現在、 暴君、暴吏の所為、・・・あるよなぁ。
橋本治さんに 合掌 です。