もうあれから9年が過ぎたんですねぇ。
3.11の被災地を青森の八戸から宮城まで、ほぼ毎年訪れている。
岩手の北三陸の海岸沿いなどはまだまだ復興ってなんだろうなぁと思う風景です。
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さて、この本
小説ですので、地名や企業名などは別名ですが、福島の原発災害と、東電・・。
すっかり頭の中では読み替えができます。
真山仁さんのハゲタカです。 読み始めると、一気読み、と言っても2分冊ですので、
夕方から深夜までかかりました。
買収劇も主題なのでしょうが、私には、作家が思う「フクシマ」の災害事故の深淵が
覗ける小説でした。