リーマン社員の退職金は平均1億円!!

浜田和幸
リーマン社員の退職金は平均1億円 公的資金注入へ反発する米国世論
・・・
 しかし、これらアメリカを代表する金融機関の経営陣やファンド・マネージャーたちが手にした報酬は彼らが実際に達成した収益をベースに算出されたものではない。・・・・要は大きな金額が動く契約をまとめさえすれば、その時点で破格のボーナスが手に入る。その後、ファンドやM&Aが成功するか、しないかは別問題なのである。
 しかも、リーマン・ブラザーズが破綻したケースでも、多くの幹部や社員たちは高額の退職金や手切れ金を手にしたといわれる
リーマン・ブラザーズの最高経営責任者であったフルド会長にいたっては200億円を超えるボーナスを手にしている。また、平均するとリーマン・ブラザーズの社員は1億円近い退職金を手にすることができたようだ
・・・・

今回発動された公的資金による救済策は当初から計画されていたとしか思えない。すでに国家的に財政破綻に等しい状況に陥っていたアメリカにおいては、これしか急場をしのぐ方法はない、との判断がブッシュ政権の内部で固まっていたようだ。
 結局、ゴールドマン・サックス出身のポールソン財務長官がシナリオを描き、ウォール・ストリートの再編に着手したのである。ゴールドマン・サックスの生き残りをかけて打ち出された奇策がウォーレン・バフェット氏を味方に引き入れることであった

ゴールドマン・サックスの「一人勝ち」状態
昨年の7月以降、ポールソン氏のゴールドマン・サックス時代の幹部たちが密かにアメリカ各地の金融機関にパラシュート降下するようになった。今にして思えば、今回の7000億ドルという巨額な公的資金注入のシナリオに沿った、受け皿作りの布陣と言えなくもない。
 この動きは明らかにポールソン氏が君臨する財務省が中心となり、住宅バブルを克服するという大義名分の下での金融再編劇に他ならない。アメリカ最大の金融危機と言われながら、その裏でゴールドマン・サックス出身の財務長官は日本からの資金調達を含め、強かな市場独占体制作りを意図しているようだ
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 四川大震災被... 対中援助の全... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。