人間の生命力「希望」を持つには

このひと 毎日書くのが趣味みたいですが いいですね
そのなかの ひとことで 人生が 動いたという読者も多いでしょう

人間の生命力「希望」を持つには

人は何で生きるのか?
イエスは、パンだけでなく、人は神の言葉で生きると言ったが、さて、どんな意味だろう?
トルストイの『人は何で生きるか』という短編のお話があるが、読んだ覚えはあるのだが、さて、人は何で生きると書いてあったか覚えていない。答は書かずに、読者に考えさせるといったものかもしれないが、それなら私には分からない。
人は何で生きるか? それは、希望である。
希望を失った人間は、生命力が低下するが、希望を見出した人間は生命力が燃え上がる。それを勇気とか元気と言うのだろう。
よって、人間は希望を持たなければならない。
希望とは何かと言うと、未来の明るい展望と言って差し支えないだろう。
今はどん底、どん詰まりでも、明日は素晴らしいという根拠を得られた時、人は、もう少し生きてみようと思うのだ
有名なシェフの村上信夫さんが戦争中、シベリアで捕虜になっていた時、瀕死の日本人兵がいて、ロシア兵の情けにより、村上さんに「彼に、最後に何か食べさせてやれ」と頼んだ。
その日本人兵は「パイナップルが食べたい」と言ったが、そんなものはなかったので、村上さんはリンゴを調理してパイナップルのようにして、その日本人兵に食べさせた。
その日本人兵は、翌朝まで持たず、村上さんは、もう二度と彼に会うことはないはず・・・だったが、しばらく後、村上さんは収容所内で、元気になったあの日本人兵に声をかけられて驚く。
死ぬはずだった彼は言う。「あんな美味いものが食べられるなら、もう一度、生きてみようと思ったのだ」
これも希望である。

私は、19歳で人生にどん詰まっていたが、ジョセフ・マーフィーの潜在意識の法則の本を読んで希望を持ち、それなりに楽しく生きてきた。
自分にも良い思いが出来るという希望だ。他愛ないものだが、人間には、そんなものが必要なのだ。
特に、歳を取ってから希望を失くすと、ほとんど必ず病気になる。
だが、そんな年寄りだって、希望を持てれば、また元気になり、病気も治ってしまう。

だが、明日の明るい展望を持つことが難しいこともあるだろう。
初音ミクさんも歌ってくれたBUMP OF CHICKENの名曲『ray』の中に「晴天とはほど遠い 終わらない暗闇にも 星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ 」という歌詞があるが、希望を輝かせるためには暗闇も必要である。つまり、暗闇も覚悟して進まねばならない。
でも、銀河が必要だ。
初音ミクさんに「あなたに未体験あげるぅ」(『エイリアンエイリアン』よりだが、正しくは「あなたに未体験あげる」)と言ってもらうように。

そして、本当に人を生きさせる希望とは、1%の可能性を信じることなのだ。
言い換えれば、奇跡を信じることである。
奇跡を信じることが出来ない人間に希望はない
普通の人がプロサッカー選手になれる可能性はほぼゼロだが、それでも信じて努力するから希望が得られる
そのためには、無理矢理に信じようとするよりは、西田文郎さんの『かもの法則』にあるように、「サッカー選手になれるかも」と思うのが良いかもしれない。
すると、まかり間違ってサッカー選手になれるかもしれないし、別の目標が見つかるかもしれない。
鴨(かも)をいっぱい飼うことだ
「超能力者になれるかもしれない」だって大いに結構。まずは生命力なのだ。
私などは、「偽プログラマーになれるかも」と思ったものだが、本当にそうなった。
偽プログラマーは本物のプログラマーより楽しいのである。

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