馬英九 グリーンカード 祖国への裏切り

宮崎正弘
馬英九は1981年から米国パスポート(永住権)を持っていた
蒋経国をさえ欺いてグリーンカード保有を隠し通してきた


お人好し日本人をたぶらかして大金を集め、最後にはコミンテルンの謀略も作用してかソ連に寝返った「革命商人」(革命を口にしてカネを集める天才)の筆頭は孫文。中国大陸ばかりか台湾でも、いまなお「国父」と呼ばれる。
 孫文は米国の国籍を持っていた・・・・
 グリーンカード保有がばれたとき、馬英九はこう言って開き直った。
 「孫文先生さえも米国籍だった。私がグリーンカードを保有したくらいで騒ぐことはない」。
 孫文が国籍を獲得したのは清国政府がお尋ね者として海外手配していたからだ。
・・・いわば方便として仕方がない。
何人かの活動家は日本国籍を得た。それには弁明の余地が十分にある。

しかるに馬英九の場合、当時から政権与党=国民党員であり、国民党から米国へ留学し、その留学先に台湾から刺客が送られる心配はまるでなく、永住権を取る必要がどこにもないのである。
 グリーンカードは、たとえばアメリカ人を配偶者としている日本人も保有することが出来るが、独立という精神から言えば祖国への裏切り になる。

・・・そのため蒋経国は、二重国籍の徹底調査を命じていた、まさにその時期に馬英九は米国からグリーンカードを持って台湾に帰国し、蒋経国(当時は行政院院長=首相に相当)の英語通訳を務めたのだった

さらに
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(読者の声2)
馬英九が米のグリーンカードを所持していたとは、スクープですね。・・・
(宮崎正弘のコメント)これはスクープでも何でもなく、民進党が政治的効果の絶好のタイミングをはかって出してきたのですが、台湾の反応は期待外れでした。そのほうがよほど驚きです。「馬候補がグリーンカード保有? それがどうした」という冷え切った反応でした

孫文についは ↓

孫文が犯した大罪黄昭堂 「滅亡へ直進する中国」P170~171

「孫文は二百数十年に及ぶ満州人による支配を打倒し、漢民族の復権を目指して、革命を起こした。当時、孫文が掲げたスローガンは「韃靼人を駆逐せよ」というものだった。・・・ところが、孫文は清朝打倒を成し遂げるや、漢民族の国では、それまでの中華帝国の彊域(勢力範囲)であった各辺境地域を失うことに気づき、急にこれが惜しくなってしまったのである。そこで孫文は新たなスローガンを打ち出す。それが、「五族共和」つまり漢・満・蒙・回(トルコ系・イラン系・アラブ系)・蔵(チベット)の団結を標榜したものだった。そして彼は漢民族という言葉を捨て、「中華民族」という新しい言葉を唱え始めた。

すなわち孫文は中国各地における心のナショナリズム=民族主義を奪ってしまったのである。 「中華民族」などといういい加減な「民族」を捏造し、本来、なんら共通性のない五つの主要民族をはじめ、五四の民族を権力による統一原理だけで縛り付けてしまった。私は、この孫文の罪は大きいと思う。」

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