MILK & HONEY

北海道の新規就農者です。サラリーマンを退職して主人の実家に帰り二人で農家を頑張っています。

全道高校演劇発表大会を観て

2013年11月28日 | 芸術


今月14~16日、第63回全道高校演劇発表大会が12年ぶりに帯広で開催され、3日間帯広市民文化ホールに通い、参加19校のうち13校の発表を鑑賞させて戴きました。過去に十勝支部大会を見学した事はありましたが、全道大会は初めてで、各校共、熱の入った完成度の高い演技に感動の連続でした。




大部分が生徒、又は、顧問創作、又は、生徒顧問創作でしたので、今の高校生の悩みや関心事が赤裸々に表現されており、ツイッターやスマートフォーンも随所に使われていて学校生活への浸透状況を伺い知る事が出来ました。
テーマも、部活優先か進学準備優先か、或いは、創作劇か既成の脚本かなど身近なものから、戦争体験を未来に繋げる為に出来ること、或いは、町おこしにかける乙女の夢、女子高生の妊娠出産、放射能汚染下の作業員と就職戦線など、社会問題にも積極的に挑戦する熱意に圧倒されました。わずか一時間少々の中に自分達の主張が存分に発揮されていただけでなく、舞台装置、照明、音響効果などの細かなところまで随分と工夫が凝らされていて、「舞台創りは人創り」「演技力はプレゼン力」「一芸入魂」と決意されていましたが、正にその意気込みがひしひしと伝わってきました。又、各支部から選抜された生徒講評委員による講評文(下記の参考例参照)が発表の翌日には、プリントされてロビーに用意されていましたが、生徒自身の感想ゆえにとても興味をそそるものでした。


(これは、最優秀に選ばれた大麻高校についての講評文です)

惜しくも、十勝管内四校とも、上位入賞は逃しましたが、過去に何度か入賞した帯広柏葉校がある様に今後の健闘を期待して止みません。その為にも、もう少し、このニュースが新聞で取り上げられてもよかったのに、勝毎にも道新にも一度も記事にならなかった様ですし、観客も、一般人の観覧が極めて少ないのが残念でなりません。折角、全道の高校演劇部が全身全霊を注いで何カ月もかけて作り上げた演劇と言う総合芸術にもっと関心と賞賛があってもいい気がしました。

本件に関し、十勝毎日新聞に投書しましたところ、12月2日付けで以下の通り記事となりましたので、
共感して戴ける読者のおられる事を願って止みません。



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