鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

動物たちの寿命と私たち

2023-11-15 | 大切な仲間たち

ある日、夫がこんなことを言い出しました。来年、還暦をむかえる私たちと動物たちの寿命についての素朴な質問でした。「老後、動物たちはどうなるのだろうか」…と。

一般的に小型犬の平均寿命は12~15年で、室内で飼われている猫の平均寿命は12〜18年程度と言われています。ちなみに野良猫の寿命は3~4年、長くて5年と言われています。

ソイは今年で10歳、ミルキーは8歳、ウニ&シッポナは2歳です。

猫たちが寿命を全うしたとして私たちは80歳を超えますが…なんとか最後までお世話することができるか??私たちが看取られることになるか???といった微妙なところでしょうか。

 

そしてホオミドリアカウロコインコのマメは今年で15歳、コミドリコンゴウインコのナッツは14歳になります。

鳥の寿命ですが、マメは平均10年~15年と言われていますが、正しく飼えば30年ともいわれています。ナッツの平均寿命は25年ですが、獣医には50年と聞いたことがあります。

マメが30年の寿命を全うすればあと15年…猫たちと同じような感じですが、ナッツが50年の寿命ならば絶対に最後まではお世話できないだろう…という話です。95歳…うーん。私たちが生きていたとしてもお世話できるかは疑問です。

 

私たちが他界後は誰が動物たちのお世話をするか問題…子どもたちにお願いするとか、里親を探すとか…そんな選択肢があるのではと話をしました。

実際はどうなるのかは分からないので、私たちがお世話できる限りはしていこう…ということで話は収まりました。

 

それにしても元は野生で暮らしていたであろう動物たちも、人間に飼われるようになって寿命は変化しました。ましてや室内で大事に育てれば寿命も延びるのでしょう。そんなことから人間と動物の関係はとても密接なのだと感じます。

シルバーバーチは人間が動物たちに与える影響について驚くべきことを述べています。(*1)

「長い進化の道程のどこかの時点で、神が、というよりは、法則の働きによって動物の魂に自我意識が芽生え、やがて理性が芽生え、知性が発達してきました。その段階で人間は判断力というものを身につけたわけです。すなわち物事を意識的に考え、決断する能力です。しかし実はそうした能力は全部はじめから潜在していたのです。どんなに遠く遡っても、魂の奥に何らかの形で潜在していたのです。それが目覚めるには神の息吹きが必要でした。
 さて、そうして神が動物に霊性の息吹きを吹き込んだように、あなたがた人間も動物に対して同じことが出来るのです。人間は神の一部です。従って進化の順序の中で人間の次に位置する動物に対して、その霊性の息吹きを吹き込む能力を具えています。つまり動物との接触の中で、愛という霊的な力によって、動物の魂に自我意識を芽生えさせることが出来るのです。それがその後の長い進化の道程を経て、やがて人間という頂点にまで達するわけです。愛が生命のすべてのカギです。動物であろうと人間であろうと、愛は死によって何の影響も受けません。愛こそは宇宙の原動力です。全宇宙を動かし、全てを制御し、全てを統治しています。また愛は人間を通じて他の生命へ働きかけようとします。人間同志でもそうですし、動物、植物といった人間より下等な生命でもそうです。人間が可愛がる動物---犬、猫、その他のペット類---へ向けられる愛は死とともに終るのではありません。愛があればこそ生命は進化するのです」    シルバー・バーチの霊訓5 

 

この言葉はとても胸に刺さるものばかりです。

 

私たち人間は神が動物に霊性の息吹を吹き込んだように、「動物に対して愛という霊的な力で動物の魂に自我意識を芽生えさせることが出来る」という言葉に、身の引き締まる思いになります。(*2)

自我意識とは、「自分であるという意識。他人や外界と区別した自己の存在」と辞書には載っていましたが、人間の愛が動物たちに自分と他の違いを芽生えさせるのですから人間の責任は大きのだと思います。

家で飼われている動物たちは人間に全てを委ねています。人間が食事を用意しなければ、食べることも水を飲むこともできません。散歩に出かけることも…。生命を扱うというのは動物も鳥も生命あるものへの肉体的な責任と霊的な責任がが課せられることなのだと思いました。

動物を飼ってはみたものの…「こんなはずではなかった」とゴミを捨てるように簡単に放棄してしまうことや自分の利益のために繁殖をして高値で取引をすること、そのために殺処分される動物がいることや狭く汚く小さな檻の中で何年も暮らしている動物たちがいることを思うと胸が苦しくなります。

私たちが愛という霊的な力で動物たちに接すれば、動物のの魂に自我意識を芽生えさせることができるのです。私たちには内に秘められた能力を引き出す力があり、やがてその後の長い進化の道程を経て人間という頂点にまで達するのですから責任は重大だと痛感します。

 

それは動物だけではありません。貧富の差や人種の違い、学歴や権力、地位の差などで多くの人が苦しく辛い環境下にいることや人間の利益のために多くの自然が破壊されている事実を思うと悲しい気持ちになります。自分を含め人間は人間としての責任を果たせていないのだと猛省しました。

 

 

神が人間に霊性を吹き込み、人間の愛が人間同士にも動物にも植物にも大きな影響を与える立場にいることから、神の創造の御業の見事さと叡智の深さや広さは計り知れないと絶句しました。

自分を振り返り、私は神から授かった愛という神性をいかほど発揮できているのか?と考えると、恥ずかしくなります。無量大数の1も発揮できていないのだろうと…。

ですが、私たちは神の息吹によって「物事を意識的に考え、決断する能力」を授かっているのです。

自分が神の一部であること、愛が全てのカギであり宇宙を動かす原動力で、愛あればこそ生命は進化していくことを忘れずに、神の創造計画に参加しているんだ!と意識を高めて、少しでも多く愛を発露できるように成長していきたいと強く決意します。

 

動物たちの寿命が延びているのも人間の愛によるのだと心から納得しました。

 

 

 

 

 
 
 
(*1)「シルバーバーチの霊訓」は、スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?」     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」    「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です人間について、死後の世界について、自然現象について、さまざまな神の愛の形が表現されていて、どの絵本からも神の愛の力の素晴らしさが伝わってきます。

 また、読み聞かせ動画のあいのしんこと舎チャンネル も配信されています。コトとシンシリーズの全巻を見ることができます。心を和ませてくれる語りと可愛い絵はお子様の読み聞かせにぴったりです。活用していただけたらと思います。


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