猛暑、酷暑と言われた夏の暑い日も次第に秋の風に変わり、今は立冬を過ぎ暦の上では冬です。
今年は暖かい日が続いていましたが、次第に街路樹や林や森の木々も葉色を美しく変えています。その年年で違いはあるものの神の摂理は狂いなく働いていることを感じて安心感に浸ります。
店先には美味しそうな果物や野菜、魚なども並んでいます。
秋は食欲の秋といわれるように、暑い夏をすごし落ちた体力や食欲を回復させ寒い冬に備える時期でもあります。
さて我が家には鳥2羽と保護犬チワワ2匹と八割れ猫2匹がいますが、その中で一番の食いしん坊は何といっても保護犬チワワのミルキーです。なんでも食べます。
家族が食事をしていたりおやつを食べていると、くれそうな人の横にピタリと張り付いておこぼれをねだります。その姿が可愛くてついついあげてしまうので少々太り気味に…。健康のためには良くないと心を鬼にして目を合わせずに食べるのですが、なんだか悪い事をしているような気持ちになってしまいます。
次に食欲旺盛なのはソイでしょうか。ミルキー同様に人間が何かを食べていると側に来て待っています。
特に好きなのはブロッコリーとリンゴです。リンゴは美味しそうに音を立てて食べるのですが、我が家に来た当初は犬用おやつをあげてもリンゴをあげても「いらない」と鼻で突き返していました。ミルキーの様子を見てか?次第に何でも食べるようになりました。
次に食いしん坊なのはホオミドリアカオウロコインコのマメです。いよいよ鳥類も食い込んできましたが、マメもなんでも食べます。
人間が食べている口元を狙っておこぼれを食べるのですが、チョコレートやネギ類など犬、猫、鳥には危険と言われるものも平気で食べようとするので注意が必要です。
鳥にとって猛毒といわれているアボガドのタネを植えて育てていたことがあり、成長した枝葉をマメが根こそぎ嘴でむしっていたことがありました。慌てて動物病院で胃の洗浄をしてもらいましたが、特に具合が悪くなることもなく事なきを得ました。マメを放鳥するときは気を使います。
そして次がシッポナでしょうか。猫はグルメと言われるそうですが理解できます。好みがあるようですし、その時の気分によっても食べたり食べなかったりムラがあります。
それでも猫だけに魚の臭いや練り物には必ず引き付けられてきます。匂いを嗅ぎつけて何処からともなくやってきて側をうろつき、隙をねらって取り去ろうとします。ですから、焼き魚や練り物、魚の缶詰を使う時は要注意です。食事の支度時からリビングを退出になります。
最後はコミドリコンゴウインコのナッツと八割れ猫のウニが飾ります。
ナッツはナッツ類や果物、ヨーグルトをあげれば食べますが、マメのように自分から食べに来ることは滅多にありません。それでも気にいった食べ物には、もっとほしい合図があって「クワッ、クワッ」と独特の鳴き声で知らせてくれます。
ウニは人間の食べている物に興味を示すことはほとんどありませんが、クリーム類が好みのようで名前を呼ぶと寄ってきてお座りをして待っています。いつも物静かなウニは4つ足動物の中で一番大きく体重が4キロですが、食べる餌の量は一番少ないのです。なんでこんなにも大きくなったのか不思議です。
我が家で暮らす動物たちの食欲は通年あまり変化はありませんが、私は秋に美味しそうな食べ物をみると食欲が湧いてついつい必要のないものまで買ってしまいます。
シルバーバーチの霊的真理を学び、実生活へ活かすための実践項目として質素な生活というのを習いました。お金はあるだけで満足し質素で清らかな霊的存在として霊的成長を目指して過ごすというものですが、学び始めて十数年たった今も食欲は湧いてきます。少々自分の未熟さにガッカリしてしまいますが、それは当たり前のことでもあると思います。
なぜなら食欲は肉体に備わった本能で、肉体にとって食べ物が生命維持のためには必須のものだからです。しかもそれを備えてくれたのは人間を創造した大霊なのですから当然なのだと思いました。
ただ過度の飲食は肉体に悪影響を及ぼしますからいけないのは当然です。
霊の宮である肉体にとって良い食べ物、適度な食は霊を発露するには必要なのだと私は思います。
例えば貧困や飢餓に喘ぐ状況下では生命維持が必須のことになり、真理を手にしても霊を主体に愛を発露する実践へは繋がらないよう思うからです。
そんなことを考えていたら、戦争や紛争の最中にいる人々や飢餓や貧困に苦しむ人々も本来は同じ霊的同胞であるはずです。誰もが大霊によって創造され大霊から神性を賦与されたれた大霊の一部なのです。
本来その一人ひとりが大霊の創造計画の一員であり創造活動に参加する資格があるはずなのに、霊的真理がないという一点のために苦しむことになっていると思うと切なくなり真理が普及されることを願わずにいられません。
シルバーバーチは人間が大霊の一部であり創造活動に参加できることを色々な所で述べていますが、それはどういうことなのでしょうか。どうずれば創造活動に貢献できるのでしょうか。シルバーバーチの言葉に耳を傾けてみたいと思います。(*1)
「人間の一人ひとりに分霊が宿っており、一人ひとりが無限の創造活動に参加できるのです。つまりあなた方には個的存在としての責任と同時に、ある限度内での自由意思が与えられているのです。自由意思といっても、大自然の法則の働きを阻止することができるという意味ではありません。ある限られた範囲内での選択の権利が与えられているということです。運命全体としての枠組みは出来ております。しかしその枠組みの中で、あなた方が計画したブループリント(予定表)に従いながらどれだけ存在的神性を発揮するかは、あなたの努力次第だということです。」
シルバーバーチの霊訓1
「この世的な富を蓄積しているとそれなりの代価を支払わされます。つまり地上的な物に心を奪われて、その分だけ霊としての義務を怠れば、地上的な富は増えても、こちらの世界へ来てみると自分がいかにむすぼらしいかを思い知らされることになります。
人間の魂には宇宙最大の富が宿されているのです。あなた方一人ひとりが神の一部を構成しているのです。地上のいかなる富も財産もその霊の宝に優るものはありません。私どもはあなた方に内在するその金鉱を掘り起こすことをお教えしているのです。人間的煩悩の土塊の中に埋もれた霊のダイヤモンドをお見せしようとしているのです。
できるだけ高い界のバイブレーションに感応するようになっていただきたい。自分が決して宇宙で一人ぼっちではないこと、いつもまわりに自分の愛する霊がいて、ある時は守護し、ある時は導き、ある時は補佐し、ある時は霊感を吹き込んでくれていることを自覚していただきたい。そして霊性を開発するにつれて宇宙最大の霊すなわち神に近づき、その心と一体となっていくことを知っていただきたい、そう願っているのです。
人間は同胞のために自分を役立てることによって神に仕えることになります。その関係を維持している限りその人は神のふところに抱かれ、完全な心の平和を得ることになります。」
シルバーバーチの霊訓4
「残念ながら、人の為に役立つ仕事はなかなか思うにまかせないものです。私が法則をこしらえたのではありません。宇宙の理法はこうなっているということをお教えしているだけです。最大の貢献をなさんと心がける人は、困難や難問を避けようとしてはなりません。その困難、その難問こそが、そうした志を持つ人々の魂の奥底を掘り起こし、奉仕の仕事に役立つ道具として是非とも具えなければならない隠れた資質を活用させることになるからです。」 シルバーバーチの霊訓1
これらのシルバーバーチの言葉を聞くと神妙な気持ちになります。人間の一人ひとりは神の分霊で内部には神と同じ資質が宿っているのです。神とは無限の叡智を備えた偉大なる霊であり、全生命に宿っています。また、この全大宇宙の極大のものも極小のものも全てを創造し摂理によって管理し秩序を保っている存在です。
人間にはその神と同じ無限の資質が未熟な形ではあれ備わっているというのですから、価値のない人は一人もいないことに感嘆しますし、それ故に誰もが無限の創造活動に参加できる資格をもっていることにありがたい気持ちになります。
なぜなら以前の私は自分に価値を見出すことができなかったからです。
勉強ができるわけでもなく、特技があるわけでも秀でた能力があるわけでもなく…何の役にも立たない存在だと思っていましたが、このシルバーバーチの言葉を何度も繰り返し心に治めることで自分にも存在価値があることに思いが至るようになりました。そして最近は神の一部を構成している存在として創造活動に参加したい気持ちが強く湧いてくるのを感じています。(*2)
しかしです。神の創造活動に参加するためには、それなりの努力が必要です。それは当然のことだと思います。
神の創造活動に参加するというのは宇宙の一員として構成していく一部になることなのですから、のほほんと暮らしていては自分を高めることはできません。それでは創造活動に寄与することができないということなのです。
その努力とは人間の魂に宿っている神性を開発し発揮していくということですが、そのためには困難や難問など様々な体験が必須ということです。これはとても厳しい言葉です。誰しもできるならば困難苦難は避けて通りたいと思うのが人間的感情ですし、私もそう考えていました。
でも自分のわずかな体験を振り返ってみると、困難苦難の時こそシルバーバーチが教えてくれた霊的真理を引き出して神の完璧な摂理を信じて乗り越えようと思いました。そのお陰で魂はぐんと強くなったように思いますし、同じように苦しんでいる人のことを何とかしたい、寄り添いたいと考えるようになりました。真理へと導かれることを祈る思いが湧いてくるようにもなりました。
真理への確信と神と神の摂理への信仰も強くなったように感じます。
そして自分の周りには守護霊をはじめ、たくさんの霊界の方々が守護し導き、補佐し霊感を吹き込んでいることを思い出して、自分一人で闘っているのではないことで平常心を持つこともできました。
シルバーバーチの言葉通りなのです!!
貢献をしようと心がけるならば、困難や難問を避けようとしてはいけないのです。その困難、その難問こそ魂の奥底を掘り起こし神から授かった資質を活用させることになるからです。そうなって初めて神の道具として働く資質が身に付くということです。
これからもシルバーバーチが教えてくれた貴重な教えを人生の指針にして、どんな困難にも毅然と立ち向かい神の創造活動に貢献できるように成長していきたいと思います。
絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 「コトとシンの10のどうして?」 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」
「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です。
全ての絵本にはシルバーバーチが教えてくれた珠玉の霊的真理が描かれています。そして神の創造活動に参加するために、どういう心持ちで人生を生きていけば良いのかのヒントがたくさん散りばめられています。ぜひ多くの方に読んでいただきたい絵本です。
絵本は英語版、中国版もあります。ご興味のある方はぜひ AinoShinKotoSha STORE(English・简体中文)のホームページへ足を運んでみてください。
また、読み聞かせ動画の「あいのしんこと舎チャンネル 」からは、コトとシンシリーズの全巻を見ることができます。心に響く語りと可愛い絵とバック音楽(オリジナル曲)が心を和ませてくれます。