にざかな酒店

短歌短文リメイク いつか死ねるはず3

というわけでなんか早く目が覚めてえらい時間ですがとっとといつ死ねをやっつけちゃいます。ちょっと文月さんのおまけを後でつけますがまあ置いといて。
本当に面白いくらいシュガー成分がないので(なにせ極寒だから)
なぜか設定的にびいえる成分っぽいのが結構入ってますが(爆)
この設定のけちゃうともう話として成立しないのでどうしようもなかった。もうどうしようも。うう。
まあシュガー成分の需要がもしあった時のために文月さんのおまけはちょっとサービスしますよ。えへへ。
まあそんなことは置いといて。
とりあえず本当にやっつけであれがまさか二日で終わるとは思わなかった。小説バージョンはひたすらだだ長かったんですよ、本当に。うっかりかいつまみまくったらこんなにどんどん進むもんだとは。短歌、すごい!
とはいえ最終はちょっと短歌控えめでございます。
が、一旦ここまで振り返ってみて私は思った。短文で済ませてるところの方が短歌ネタになりそうな情景、多くない、か…(滝汗)この辺はまだ短歌に慣れてない力不足でございます…。短歌、やっぱり習得し切れてないよ…!
で、やっぱり字数遊びがないとちょっとあのシーン弱いなあ、と思いつつ。
でもあんな狂気はいまだせぬので。
ところで、やっぱり世にもダサい暗号は本当に世にもダサかったことが証明されました…これがあったからこの話16年もほったらかしだったんだよ…!他にも色々と問題はありますが。ええ。
では続きでどうぞ。

ああ、ところでタイトルのいつか死ねるはずっていうのはなぜかスピッツの空も飛べるはずを聞いてインスピレーションを得たんですよ。多分なんか、頭の中で空飛んでおちたんですね(笑)
たまにすごく変なところからすごく変なふうにインスピを得るのでした…。
短歌短文リメイク いつか死ねるはず3(最終)

「誕生日は今日忘れられていた暗号は解け彼はいない」
ああ。そういえば、こんなことになって、忘れていました。暗号が、解けていたんです。と琉留はいう。あの青い服、あれですよ。にがつさんにちなんて変な言い方、あれはにがつみっかをにがつさんにちで引くんです。青は両極。あからおまで母音を1~5に割り当てて考えて。んはゼロ。0はなし。実質、み、っ、か、をさ、に、ちでひいて。ほら、あの青いナイフ、ナイフは結局引きますから。2、3、1、ー1、2、2、で1、1、ー1、つまり十一月一日。今日です。
「キーワードは結局何とりあえず彼を探さないとエアに」
で、結局キーワードは!?わかりません!!

「今日は帰りたくないよな意識が闇に溶けていくとても静かだ」

ふらふらふらふらと歩いている。夜。影絵の町。時間はわからない。わからないはずなのに、  時近いことはわかる。全ての針が上空を向く時間。全て上に。空に。宇宙に。
溶ける。全部溶けていく。全部、今まで生きてきた全部が嘘だ。
「自分が手放されていく快楽と町の呪いとそして彼とが」
そして、そこに彼が登場した。息を切らしながら。いつから走っていたのだろう。
彼は痛みの源を探していた。
「お前だったんだなと彼はいう 痛みの源諸悪」
この痛いの、お前だったんだなーーー。
痛いのは、君だよ。俺はちっとも。
いや、違う、これは俺の痛みじゃない。どっかで痛いけど痛くないんだ。俺は。
痛くて痛くて仕方ないのは、やっぱりお前なんだ。
痛くないんだってば、だから。
ちっとも痛くないんだよ。ところで。
君がどっちが好き?運命っていうプログラムと運命を変える運命っていうプログラム。
運命?何言ってんだお前。
今現在に運命も何もないだろ。
こうなるしか仕方なかったってことを運命っていう?
仕方なくなんてあるか。仕方ないのは過去だけだ。今現在なら誰でも変えられる。できる範囲なら。
じゃあ運命って過去なんだ。
ああ。今現在は今現在だ。未来はただの1秒先だ。
だから、お前は運命とかなんとかしょうもないこと言ってないでーーー!
彼は唐突に彼を殴った。
ーーーいてえ。
だから、俺は痛くないんだってば。
痛いんだ、現実を見ろ!バカ!
ーーーー生きるんだよ!!

「生きるんだよ、誕生日に生を入力そして彼の目に涙」

「11時59分59秒 今日の時間そして明日」
今日は昨日になり明日は今日になった。誕生日は終わった。

何が起こったのか、わからなかった。いきなり彼は倒れこんで、(気を失っている?)泣いている。
そこに、彼女たちがやってきたーーー。

つまり、ゲームっていうのは。
皆月空斗は町の生贄としての名前だった。町の呪いとしての機能を保つために、町の空気になる。
それを止めるか止めないかという、それだけの話だった。
彼が町の空気にならなければ呪いが劣化するっていう、それだけの話で。
涙はそのゲームオーバーの証だった。
魅厘は静かな声で解説した。
今まだ眠っている彼の寝顔を見ながら。
しかし、誕生日に生を入力とはな。そんなありがちな話とは知らなかった。
そんなもんだろ、世の中は。案外簡単なもんだよ。彼は答えた。
それで、どうすると思う。
って言われても、俺も無責任だからな。無駄に生かした責任なんて取らねえよ。こいつが女だったらちょっと考えるけど男だもんな。
じゃ、俺も大概疲れたし寝に帰るわ。
全く、仕方ないな、と魅厘は笑った。
随分と無責任な救世主だ、救っておいても後は全く知らないなんて。
そして彼は目を覚ます。

「彼は目を覚ましたいつか死ねるまでなんども繰り返すその仕草で」

(終)
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