このテイスト、いくらでもかけすぎて困ってしまう…!
ところでめっちゃ陰惨なとこから始まってますが、実はここにオヤジテイストまで加えてしまおうかというとんでもない企画(?)がありました。いや、痛みがないなら淡々と自殺できるだろうと思ってね!(爆)
でもここにオヤジテイスト入れたら他の登場人物が色々と可哀想すぎてアウトだよ!ということでオヤジはボツに。ボツに。
しかし何気にちょっと危ないことを言っております。うん、きみ、大丈夫か?
っていうか作者が大丈夫かだよ。
このテイストだと思いっきりキャラが突き放してかけるから作者案外大丈夫だ!
あの頃よりやりたい放題な感じにあのシーンがかけてるじゃないか!!(自画自賛)
っていうか、本当にとある演劇とかのシュガー展開で慣れてる人にはもうこの展開極寒だよね…!萌えるとこ、ないよね!!いやー、とある演劇とかのシュガー展開で納得できるような人なら作者全然問題ない人なんやけどー。本当は心の中極寒やからね。本当のところは甘い展開よりもミステリの殺人現場で熱くなる人だからね。あんまり詳しく語るとドン引きドン引き。むしろシュガー展開のが自分の身を切って書いてたわ…。
すんません、こんなもんにしときます。では続きでどうぞ。
あ、ちょっとおまけで中二病の語り。これを書いたのは正しくは二十歳くらいだったので中二病じゃないんですけど。時代的に中二病的なのはブラッディストの方ですよね。
「中二の頃ノートに書いてたっていいわけ」じゃなくて割と本気でみんなちゃんと書いてたと思うよ!ただその頃とは全然違うものになってるってだけなんだ、そうなんだ。そのエッセンスをもらった程度なんだ。多分。
でもこれ言っておくと、中二病っていうのは正しく今中二じゃないからこそ意味のある症状だぞ、ってことを。いま現在中二の中二病っていうのはその中二の苦しさばっかり出てきて美味しい上澄みを取れないから意味がないのです。年月が経って確実に自分が違うものになって平静を手に入れるからの美味しさが出てくるものだと!正しく中二を引きずっている中二病じゃなくて、また別の感覚で描くからこそ書き直しが良いのです。ということで。もの描くときには平静さは重要だよ。熱く苦しく書いたものもそれなりの良さあるかも知らんけど。本当に突き放して描くのもまた良し。むしろ年取って平静を手に入れた人間じゃないと情熱引きずれない。オッケー?ユーシー?
で、この後月影出てくる展開なんだけど…作者としてはあんまりあやつは助けんでもよくね?的な流れになっているのが、うう、辛い(笑)っていうかボーイミーツガールって言葉使っておきながら美味しいとこ全部取ってくの男なのかよ!?っていう。す、すんません…そのうち真面目な男性読者に石投げられそう。ほんまに。
さらにごめんね、右手の鳥(三部作最後の話)はもっと強烈な変態が登場します…。
彼らは(将来的には夫婦)は夫婦揃って超のつくど変態でございます…(爆)
いつか死ねるはずくらいでドン引きしてたらあかんねんで…。
右手の鳥のが展開的には緩やかやけど何せ出てくる人がみんなど変態やからね…!!
っていうか今回の刻停間はまだ字数合わせのテクが出てきてないだけ変態度がまし、という。当時は倉阪鬼一郎さんや竹本健治やのの言葉遊びに大きな感銘を受けていたのでそんなとんでもない言葉の支配欲求があったのでありました。女子双子が揃ってるシーンは二人とものセリフの字数が揃っていたよ。終盤の空斗と月影もセリフがぴったり字数があってくるんです。なんてトリッキー。今はとてもできないので省きましたが。
そこまでの熱い変態は今回は無理でした。平静を手に入れましたので。ええ。いたって平熱で書いております。
はあ、ところで2019年度版刻停間はぴんと来るソングが見当たらないなー、16年前のバージョンはアリプロの赤と黒の連続リピートで無理くり書いてたんだけど、って色々探してみたんですが。
光玄はなんか違うかな、かっこよすぎだし。こっこちゃん?(パンダにバナナ・なぜ…)スガシカオ?(俺やっぱ月に帰るわ)ううん、微妙に違うな、と思って色々聞いてたらやっぱ光玄でした。「宙を舞う」これだ、このアルバムだ…!(ファンの人ごめんなさい、光玄ではやっぱりかっこよすぎる気がするのですが)
ということでストンと落ちてきましたよ。
んでね、繊細な男子はいいけど、某ゲームの主人公、人前で心は硝子ってのたまうその神経どうよ?(笑)
あの呪文の詠唱、そこだけは色々と勘弁してほしい。
心は硝子、はないわー(爆笑)なんの話してるかわからなくなってきました。余談が多すぎる。
いい加減、続きでどうぞ。
短歌短文リメイク いつか死ねるはず2(五月二十八日ちょっといじったバージョン)
学校から帰ってくると琉留さんが庭で泣いていた。むせ返るような花の匂い。金木犀だろうか。
なんで泣いてるの。
あなたにはわかりません。男の人のあなたには。
どういうことだよ。
李々ちゃんが…。
泣いてちゃわかんないだろ。
だって、こんなこと、とても。
だから、何があったんだって。
ーーーだから。この服を着て、李々ちゃんは帰ってきたんです。
何か持ってると思ったら、服だったのか。
この、服?って…だいぶ破けて、る?お父さんのとこに行ってくるって。
だからーーーもういいでしょう。あなたには、わからないんです。
痛みのないあなたには。と言われた気がして。俺は部屋に引っ込んだ。青い部屋。あおいあおいあおい。冷たい。青。
「ただ痛みだけを感じたい人間らしくいるために もう化ける」
青いナイフ。これも、確か貴志美さんに持たされたーーー。確か、琉留さんにも見せたな。綺麗なナイフだから。ただこれを、こんな使い方をするなんて。
「誰とも繋がれないこの身体青い死と性欲とわからないあか」
もう自分が何を感じているのかわからない。ただ少し痛ければ、納得するんだ。俺もまともなんだと。俺の感じてることが、正しいのだと。こんな頭の中。こんな変態。死にたい死ななきゃ死んでしまわねば。痛ければ、痛ければお願いだから少しでも。
「死にたい道化はただ機械的に死のうとして失敗する」
ああ、赤い。そこに浮いてるものはなんだ。どうやら、手のようだ。
「線香花火の首がもげるように俺の体 赤赤赤赤」
やっぱりーーー俺は。化け物だ。血の流れる感覚はあるのに、痛みがない。痛みだけがない。俺の体からだから全て逃げ出して行ってしまったかのような。抜け落ち。あな。そして、白い絵の未来の向こうに、視えた。
どうやら、これはーーー。この事件は。
空も白んで来ている、知らない間に、夜が明けたらしい。あの青が。
「ただ計画のためだけに彼女はそう思わされていた「死」を」
これがゲームだった。と、そういうことだったのか。
彼女には、能力があったはずだ、もし他人に襲われても絶対大丈夫な、凶器のような能力が。それが使えずにそんなことになるなんて、そんなことがあるわけがなく。ではその能力は。
再生のために、思った以上に時間がかかった。手がくっついて元に戻る頃にはもう黄昏も超えていた。夜だ、夜が来る。
それまでの間、家の人間は。ああ、いや、何回かのぞいてはいた。ただ、声なんてかけれる状況じゃなかったのか。泣いて謝りながら立ち去っていた。俺のしたことなのに。ただ、俺が俺を傷つけていただけだ。君たちが泣くことじゃ、ない。
泣かないでくれ、俺は、泣けない。
こんな手じゃとても。
俺はその後、文月小夜香に電話をかけた。
「やっと通じた電話で彼女は人を殺すの、と言った 綺麗な死」
俺にくれるの。
死にたいと言っていたはずの彼女はしばらく話していた後、なんでか俺を殺すと言った。彼女はもう自分の兄を殺していると。死ねといっただけで人を殺してしまうという凶悪な能力。だいぶ世の中に錯乱してる。死ねないのに。死ねないから生きてるんだろ。しょうがないよな。
「彼女の能力は俺を殺すと言った彼女に使えるはずだ」
俺の視えたものが正しいのか、確認しないとこの事件は。彼女に抵抗能力があったとそう確認しないとまた俺は。結局、人のためのふりをして、自分勝手だ。どこまでも。
もう自分がどこにいるのかわからない。今は朝か、昼、それとも夜か。
呼び出された彼女は俺の計画と視えたものに目をまんまるくしていた。
それじゃあ、私は。うん、多分、本当は。そういう計画だから。そういう計画なんだ、多分。
共犯関係、確定。
そして彼女と彼女は出会った。
「俺の元へくるとき彼女は彼女に出会った、人格一致」
軽くしばらく気を失ったままの彼女を家に送り返して、李々さんと別れてふらふらと歩いているところ、俺はまた君に出会った。
ああ、君だったんだね。
また赤ーーー。
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