の、割に意外と絵本、とかいう単語がなくて自分びっくりです。いや、絵本大好きなんですが。
まあそんなわけで、続きでどうぞ。猫語辞典は続きじゃなくてそのまま乗っけましたが、オリジナルのネタバレが多々あるので続きです。
みゃんおー語辞典あ行(日常語句もいっぱいあるけどオリジナル小説に関しての語句は完全ネタバレ)
「あ」
「愛およびご飯をください」ちびギャラのボンボヤージュさんが生み出したセリフ。我が家では結構猫変換されています。愛とご飯は必要です。それさえあれば多少のことは我慢できるのです。
「挨拶」したことで失敗する例も実は多々あるのだが、しないならしないで殺されるようなミステリもある。どないせえっちゅうねん。しないとそれだけで悪評を建てられることもある。「気持ち良い挨拶」ってされる方にもされる心構えがあるのだぞ?ということが言いたい今日この頃。でも完全に顔見知りの安心した人間同士の交流の特権でもある挨拶。逆に嫌な人間でもこっちから挨拶すれば牽制できる、という使い方もできるらしい。うまく使いこなそう。
「開かない…」昔のジャムの瓶とか、やたら硬くて開かないことが多々ありました。握力があまりにもないので、ペットボトルも時々危ないです。でも、ラーメンの小袋とか逆に「開かない」ものを「開くように設計した」というビジネスで成功した人も。こういうのを発想の転換、っていうんですね。ところで、ジャムの蓋とか開かない場合はなんか「声だしながら開けると開く」とかいうこともあるようです。
「悪」なくならないなくならない、なくなっても他に問題が起こる、ということで「必要悪」というやつは絶対にあるのである。特に近場のおっちゃんが一番いう必要悪はあれです、「ヤーさん。」怖いおっちゃんがいなくなったおかげで一般のどうでもいいのが言いたい放題に…。この手のセリフは結構おっちゃんらの得意表現である。まあ怖いおっちゃんが裏にいた方が店としてはいいということは昔たくさんあったようですよ。何か文句つけられた時に裏から怖いおっちゃんが…っていうと結構解決する、みたいな。子育て的にも「近所のうるさいおっちゃんがいなくなったおかげで子供達が調子に乗りすぎてしょうがない」的なセリフをよく聞きますが…。結局普通の人が一番悪い、のか?
「悪の帝王」なんとかの帝王、っていうとミナミの帝王、とかそんな感じのものが思い浮かび、悪の帝王がなんとなく威厳のないものになる。梅宮辰夫、シンボルロックとかもありましたしね。なんとなく男の人が言う「帝王」ってそんな感じの雰囲気があるんだわあ。なんででしょうね、っていうかこの項ってもしかして逆セクハラですか??(汗)
「悪魔の酒」ブラッディストの二章終わってしばらくしてからのこの短編からブラッディストが色々とおかしくなった…。っていうかサラの酒を飲むと「半径10キロ圏内の酒飲みがみんな酒飲みたくさせる能力」ってなんなのさ、という話。そんな感じのものを途中で書いたので、結構ブラッディストキャラは飲み助が多いのである。この辺からオリジナルは色々とはっちゃけたのであった。ロッドさん、苦労してるわあ。しかもこの一連のネタはしばらく続いた。
「兄キャラ」うん、お兄ちゃんキャラにはいろんな夢がある。大体女子っていうのは自分より先を歩いてもらってリードしてもらうために男性のお相手は年上を好むもんなんだよ。今はどうかわかりませんが。その一般論?(古っぽいけど)に基づき、兄キャラにはドリーム全開である。「兄っぽい」キャラ含む。「お兄ちゃん、はあと」はギャルゲーだけの世界ではない…。まあそれで実際の人間が喜ぶかというと、それもまた微妙なところであり、物語やからええんやないけ、ということも現実には多々ある。うん。
ところで、ある意味ブラッディストの終わり方ってものすごいお兄ちゃんエンド?まあ、否定はしませんが。
「姉キャラ」姉にも夢がある。まあ実際の小説とかのキャラも姉贔屓だけど、みゃんおー小説のみゃんおー本人のお気に入りの女性キャラも、どっちかというと妹タイプよりも姉キャラタイプだ。姉キャラの可愛らしさ、ってなんとなく毒もあって可愛いじゃないですかー。ガサツっぽいけど意外と可愛い!姉代表が魅厘さんならば、毒もあるけど意外とユーモアがあって初々しい系の姉代表がマゼンダ姉さんである。スノウ姉さんもちゃんと生かしとけばよかったのに、ギリギリ。っていうか、本当に自分に何にもネタがなくなればパラレルワールドでマゼンダ姉さんとスノウ姉さんのなんかずっとイチャイチャしてるやおいな話(女子同士なのにやおいって言ってすみません)を描くと言っていたのに、いつになればネタがなくなるのやら。いいこと?ですけどね。
「我孫子武丸」ミステリでは有名な人の一人、うん、人形のシリーズやかまいたちの夜は楽しかったですよ、でもね…この人、「猫恐怖症」っていう猫好きのほとんどすべてを敵に回すようなヒッドイ短編を昔描いてたんですよね…。トラウマすぎて他のも読む気しないっつーの、なやつ。やっぱり描いてはいけない分野、見てはいけない分野というのは誰しもあるんですよねえ…。あの猫恐怖症に比べれば「殺戮にいたる病」なんて可愛いものです。ええ。猫の死体だけはあかんわ。ほんま。死体だけならまだちょっとうーん…っていうけどあんな真似したらあかんわ。猫好きの人はあの短編だけはほんと読まないことをお勧めします。気になってもダメだよ。
「あらー」非常に便利なセリフ。何が起こっても「あらー」と反応すればだいたい話が進む。「あらあら。」や「あらら。」と一緒に使うこともある。でも使いすぎるとおばちゃんっぽい。
「ある時、ない時」大阪人ならば肉まんのCMでおなじみのこのセリフ。ものっそい使い勝手のいいセリフすぎてびっくりする。でも大概、「ある時、ない時ー」って言ったらお金の話であることが多い。ある時は幸せなんだ、みんな…(トオイメ)お金がなくなると、っていうフレーズのハンバートハンバートの曲もありますねえ…。(もはや地平線を見てる勢い)
「綾辻行人」新本格の名手。っていうかもうベテラーン、ですよね。もう長く描いてなかった人なのだが、気づくと復活してだいぶ活躍されてます。ミステリも面白いけど、短編のホラーとか綺麗な活字で好きなんだよね。咲谷由伊(ちょっと漢字が自信ないですが)のシリーズとか。このヒロイン、いろんな小説に登場する名前だけどそれは名前が同じだけで同一人物ではない、という謎めき設定。元々は竹本健治のシリーズに似たようなヒロイン(名前ちょっと忘れちゃった…この人の名前は気づくとすぐ忘れる)がいるのでそこかららしい。竹本健治の方もお気に入りである。微妙にミャン家では文月さんがこの立ち位置。
「安藤裕子」歌手ではない、浦賀さんの小説のキャラである。たまに落書きで描いたりもする。みゃんおーお気に入りの謎めきヒロイン。もうね、あの小説の魔女っぷり、たまらんよね。どっちかというと悪い子が好きな人向きのヒロインです。もうやることなすことすごいんだから。と、言いつつ微妙に家庭環境が不幸だったり最終的に好きな人(浅倉さんとかあの人とか)に振り向いてもらえなかったり、とそういう美味しいとこは取れてない、とこがいいのである。何気にマザコンですしね、彼女。直樹くんの方も大概変なセリフ多くて項目作ろうかと思ったんですが、うっかり安藤シリーズのキャラでこのページが埋まりそうなほど語りそうなので、割愛しまーす。
「い」
「いいこ」何かちょっというといい子ぶりっ子、と言われるが、別に偽善者でも迷惑かけないんだからいいんじゃない、と言えばいいのである。偽善の一つくらい言えなくて何よ、レベルで。逆に偽善だろうが善であろうが何もポリシーないのは操られちゃうよ?というやつ。「偽善で儲けを出す」ともう何を言われてもダメだろうなあ、とは思いますが。そういう人は案外言われないのであった。
「怒りの炎にドバドバと灯油を注ぐ」そのちょっとした悪口でもそのような危険行為である可能性がありますよー。気をつけましょうねー。とは言え、怒りの炎が完全に消えると人間は死ぬ可能性もあるので、忘れない程度に、噴火しすぎない程度に灯油をたまに注いでもらうのはかえってありではないだろうか。怒りというのは何かの原動力、エネルギーでもある。
「いじめ」子供同士のいじめだけではなく、喫煙者、マナー違反のものへのいじめやママ友いじめ、国同士のいじめ、などいろいろある。あれもそれもこれもいじめ。言い出すときりがない。しかし、国同士のいじめって何十年前のことでも十分お金取れるみたいですよ?いじめってうまくすればやっぱりお金になるんだね(略)
ところで、最近ではセクハラ人に対する発言が大流行してるのだが、これもなんかもう逆いじめの域に入ってるような延焼気味。うっかり「セクハラの延焼のやりすぎて文化がなくなる」の域になってはいけない。ものには限度というものがある。
逆いじめ、逆差別もやりすぎは良くない。わかってはいるのだが。
「いじめと差別のないところに言論は育たない」みんな何かしらうまくいかないことがあってこそ、言論というのは磨かれるのであって、のほほんと暮らしているだけでは自分の言葉なんて全く身につかないのである。人間って結構傷ついてナンボっていうところがある。でも稀に自分の言葉なんて全く探さずにやさぐれているだけの人もいる。うん、まあ。
「命」一つしかない、命、かけがえのないもの、とみんな言いながら…下に続く。
「命に値段はない」んなアホなこと言いなさんなー!なセリフの代表格。だったらなんで鳥さんや豚さんや牛さんのお肉には値段がついてるの、とツッコミを入れるところでしょう。っていうかいじめで被害者殺しても結局お金で解決、としかならないし、事故や殺人だってお金で解決、である。こんなアホなセリフを堂々と口にする人には疑いの目を向けるのが当たり前だと思っていますが…。命、値段あるよ。私の命は一体いくら?
「う」
「歌野晶午」ミステリ作家。彼の描くものは色々と、すごい…。設定飛びまくりなものから、割と地味な叙述トリックものまで色々なものが書ける。最初の方の長い家の殺人、とかの地味モードになれてて最近のこの人の作品読むといろんな意味でぶったまげること、確か。
「そ、それはないやろー!」と絶叫するようなものがお気に入り。「世界の終わり、そして始まり」(ちょっとタイトルうろ覚えですが)なんて心配性の父親の想像上の息子がもたらすバッドエンドがこれでもかというくらい繰り広げられます。そして、最後野球します。(笑)なんだそれ。
色々ミステリ的に冒険したものが読みたい人はこの人おすすめですよ。
「浦賀和宏」みゃんおーのオリジナル小説の基盤の一つにもなってる作家。というか刻停間ってもろにこの人の影響受けてます。刻停間の世界観ってこの人の安藤シリーズとタイプムーン的な何かを合わせて割ったような感じですよ。本当に。そんなわけで。結構パロディなセリフとか設定も多いよ。うちの作品にはカニバリズムはありませんが、今のとこ。綺麗な世界観ではあるけども結構グロいしエロもきついので「あんまり年齢の低い読者は読まないようにー。」って言いたいような人です。バッドエンドの王者。「もっとも戦闘的な作家」と言われる人。いろんな意味で戦いすぎだよ!とツッコミ。結構自ネタもきつくて、ユーモア溢れすぎて時々「とんでもない壁なげ本」を描いたりしたりもして、そこも愛。ちなみに「浦賀システム」が作った小説がバッドエンドばっかり描く代物で何度もトライしてるうちに登場人物が172回くらい殺された、とかいう設定のものもあるのですが。(笑)たまらん。
ちなみに女子の犯人の場合、かなりドジっ子犯人、というかかなり失敗してる犯人の場合が多くてもうそれもたまらない。主人公が最後に現れて犯人に「しね。死んでしまえ」しか言わずに立ち去ってしまうラスト。ってのもたまらんよねえ。もう彼の作品の萌えポイント語り出すとキリないんですが。本当。
「え」
「映画」映画自体はあまり見ないのですが、映画情報とか見てるといろいろ楽しい。映画の解説とか聞くの大好き、であります。中には映画の解説、オチまで全部言っちゃってるのもあって、いやー、解説だけで見た気分になるってのもあれなんやけども。というものもある。あと、映画のファッションを集めた杉浦さやかのエッセイとか、イラストエッセイの分野でも映画は魅力的。画面の作り込み、とかね、画像や絵で見ると面白いもの多いよね。しかし、映画界というのは先に述べたセクハラの延焼のおかげで今えらいことになってるらしい。セクハラ男は作品作るな。って言ったらほとんどの作品、なくなるみたいですよ。という勢いらしいぞ。…セクハラってそんなに楽しいんだねえ…。色ボケ男の原動力というのはたまには素晴らしい芸術にもなる、ということで世間納得しないかなあ…。しなさそうだけど…。やはり「文化がなくなる?」とこまで行くとセクハラの告発ってのもやりすぎではないかと…。
「エルス・セントリック・ランガン」オリジナル小説、ブラッディストの主人公。彼のイメージキャラはあれなんだけどね、あれ。ああ、さすがに恥ずかしくて語りにくい…!適当に推理してくれたまえ!ただ、外見は元ネタが見えない外見にしましたよ。うん。その辺は私の良心ですね。狼男、っていうのもそこから離れた設定です。狼男っていうと私的には赤ずきんチャチャのリーヤ的な感じですが、リーヤは元ネタちゃいますよ。(ちょっと意識はしてますけど。いいものの狼男、という点で。)そんな感じで、お調子者ないいものの狼男だが、最終的には魔王継承。どないやねん。いや、最初から魔族だからいいんだよ。そういう懐の大きさが彼の魅力である。どーん。実はロッドの方がネタ出しやすいので気づくとロッドばっかり描いてしまうのですが、キャラ的にはエルスのが断然作者的にお気に入りなのでした。(作者はキャラがお気に入りすぎると逆に番外編がかけないのだよ…。もう。どうすればいいのー?)
本当に最初の方の設定だと過去にエルムと何かの縁があるという設定でしたが描いてみるとそれは綺麗さっぱりと消えていました。彼もシュナイダーの研究所に縁のある設定だったはずなんですけどね。設定がさっぱり消えたので、昔魔王を倒しに行った部隊にいた狼男の孫、という設定になってます。じーちゃんの登場も最初は考えてなかったんだけどなあ、っていうか、じーちゃんの設定って本当にある日見た夢から突然掴み取ったし。みたいな。で、そういう男が逆に自分の家系からまた魔王を出してしまうというエンドレス、な感じの設定が地味にあったりします。酔っ払って魔王継承するからですよ…。後の人が大変やん、みたいな。そういうとこもまたいいのだ。
「エルム・シュナイダー」オリジナル小説、ブラッディストのヒロイン。金髪なのにチャイナドレスとはこれいかに。みたいなデザインだが本当に中二病だから仕方ないのだ。本当に小学五年生ごろから始まり、中二とか。それくらいの時にノートに書いてた話がブラッディストの原型である。その頃の話は本当にそこらのラノベから全部パクりました、みたいな話だったがそこからジュー…えーと?くらい時が経てばちゃんとオリジナルになるのです。しかし、エルムの兄弟が絶望すると魔獣化する、みたいなのはその頃からのオリジナルの設定でありました。
ところで、エルムに話を戻すと、特に語ることもない、ちょっと強気なところもあるけど普通の子、っていうヒロイン然としたヒロインである。意外とキャラ薄い。ちょっと設定がきついからかえって普通の子の方が映えるであろう、という企みである。ブラッディストの二章の展開は前にも述べたように、最初考えていた展開だと「エルスと逃避行」エンドであった。そのエンドのが趣味ではあったのだけどなあ。うっかりマゼンダ姉さんが生き残ったので、続きがやたらと続き、みんな納得のエンドを探してああなったのであった。でも彼女的には姉も一人生き残ったし、エルスも一緒だし、友達もそばにいるし、みたいなそっちのエンドのが心強くはあるんではないでしょうか。
「お」
「オトマトペ」ええーと、擬音語とか擬態後とかそういうの?「そこをずーっと言ってな、クッと曲がってガーッと突き進んだらな」みたいなの?京都人と大阪人はこれを上手に操るらしい。外人さんとか何言ってるかわかりません、とお手上げな言葉。というのも外国にはこれに相対する言葉がそんなにないみたいなんですねー。「胃がキィ~ってしてな、ググーッてウッて」みたいなのもこれらしい。なんかわからないが使いこなすとそれなりに良いらしいよ?
「俺はお前の保護者だからな」スレイヤーズの登場人物、ガウリイくんのセリフ。君がそういうこというからこんなに強い私を子供扱いする男、そういう男のいる私、的なスレイヤーズの女子的理想的世界が展開されるんやん。ということで、下の女の人のダメな正義感、でもスレイヤーズのことを言及します。ところで、なんでスレイヤーズの作者って男なのに女子の理想世界を作るのがうまいのだろうか、という疑問…。結構スレイヤーズって本当に一般?女子的理想世界だぞ?色々考えてみると。
「女の人のダメな正義感」みゃんおーにとってこの語句を体現するライトノベルの人物、それは「スレイヤーズ!」のリナである。盗賊いぢめ、っていやー、それ盗賊いぢめてお宝とっても取られた人に返さんのやろう?っていうか盗品とって売ったらそれかて犯罪やん?というツッコミをするのが普通のひと、と思っていたのだが、実はリアルの女の人の正義ってのも本当に穴だらけの正義理論なのが普通なのだった。(みゃんおー調べ)なので、女子にとっては結構リナは理想らしい。いやいやいや、彼女、本編で言ってること、だいぶ情けないことばっかり言ってるよ?と、いうと私がリナ嫌いに思われるだろうが、実はそうでもない。というのも、リナが常識人に思えるほど個性的な人々が次々現れてほとんどの登場人物が彼女を翻弄する短編シリーズがあるからである。思って見れば、ほとんどの粋がってる女子は短編のリナのように(?)案外翻弄されて過ごしているのであろう、と思って胸をなでおろします。神坂さんの一番偉いとこはそこだよなあ、本当…。
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