にざかな酒店

こんな感じかなの適当プロローグ

そんなわけで昨日の魔王様はこんな感じの人かなみたいな適当プロローグ。プロローグって言ってるけど当然のように続きませんので。多分。
こんなえぐいファンタジー見たことないわって感じになってます。というかまともにこの設定で書くとじゅーはち禁になっちゃうよ!!それは作者的にはちょっと無理があるのでー。まあそんなわけでちょっとあれな言葉がやたらと出てきますのでちょっとお子様は遠慮していただいた方が良いかも…。
では続きでどうぞ。
なぜだろう魔王が一番可愛いんだがなんちゃってプロローグ

そもそも、わたくしの人生何が悪かったのか。賢者(人間)と魔族の娘(結構上の方)のハーフとして村に暮らしているまでは良かった。セクハラされるような年齢までいなかったし。魔族の娘といっても頭の上に生えている猫の耳のような耳さえ隠しておけば他のものは何も言わなかった。割と人間に近い形の魔族であったことも功を奏したのだろう。まあ、怒りさえしなければ最弱の魔族だったし。予定調和でなんとなくうまくいっていた。
その村が魔王に占領されたのが悪かったのだろうか。
まあ、でも魔王に襲われそうになったところをわたくしが能力発揮すると、魔王はわたくしを認めてくださってわたくしを次期魔王にするからこの娘はみんな手を出しちゃだめと根回ししてくれたのだ。魔王は力のあるものには優しい人間だった。
先代魔王はやり方がうまかった。人間のことを掌握するのに性欲を使ったのだ。そして勇者に倒されそうになった時も「それなら風雲魔王城を風俗魔王城にするから王に連絡とってー」といってうまいこと逃げた。
まあ、それで王に連絡する勇者も勇者だけど。本当に勇者だったのかしら、その人…。
何が悪かったのかさっぱりわかっていない。
そんなわけで、私は次期魔王が決まってたのでそんな目にはあってないが、今では風俗魔王城である。本当に、狂っている。先代魔王はエロは世界を救うのだよ、人間と混血とかしてうまく魔族やっていかなきゃな、っていってたけど、肝硬変で去年亡くなってしまった。
なんで魔王が肝硬変で亡くなるのか、さっぱりわからない。
やっぱり魔王でも内臓は普通だったのだろう。
困ったのはそれからだ。
次から次へとオタク勇者が現れてわたくしを指名なさる。
最初のうちはわたくし魔王ですので、で断っていたのにこの頃全く納得なさらない。しょうがないのですけべな夢を見せる魔法でなんとかごまかしているのだが、幹部はそのうち魔王さえ売っとけばうち儲かるわ、的な商法になっていて最近は魔王グラビアまで作らされる羽目になっている。全く、どうかしてほしい。魔族をうまく逆らわせないようにと「ネット」なんて与えた人間たちもどうかと。誰々の悪口やすけべなページの垂れ流し。殺人予告に何たらかんたらと荒れる一方。もう世の中嫌になって仕方ない魔王です…。
っていうか魔王ちゃんのちょっとすけべなペエジ(はあとまあく)なんて作ってるのは女性幹部のあいつかあいつに違いないわ!
隙をみて氷漬けにしてやる…。

「魔王様ー、いい加減処女破ってくださいよーでないと人間たち暴動起きますよー」
「もう、いい加減にして、セクハラは…わたくしは魔王なのよ?」
もうため息しか出てこない。っていうか、あなた爺のくせになんて台詞吐くのですか。
それなりの年齢の頃から知ってるくせに。
「魔王って言ったって何もしてないじゃないですか。魔王に説得力持たしてくださいよ、風俗魔王城ですよ」
「それは先代の行ったことで、わたくしは関係ありません」
「あのー、そのうち人間族の王様が来そうなんですけど」
「丁重にお断りして」わたくしはニコリがひきつりそうだった。
「魔王様ー」
「大体なんで下っ端が人間の相手しないで魔王が相手するのですか」
「下っ端は人間が相手してくれないからですよ」
「ああ…そう…とにかく、わたくしは嫌ですから」
「魔族なんて退廃とエロってのが人間に求められる属性ですよ?人間に育てられたからって人間的な貞操感ではいけません。」
「だーかーらー!世間がどうとかじゃなくってわたくしの考えでしょう!!放っておいて!わたくしが魔王なんだからわたくしルールでいいでしょうに!」
「とにもう…」
「とにもう、じゃないわ。そのうち魔王城ごと氷漬けですからね、氷漬け!」
「勘弁してー」

はあ、とわたくしは黒々とした壁を見遣ってため息をついた。
もういいわ…魔王業疲れるばっかりだわ…っていうかわたくしの身の安全がそもそも危ないわ、こんなセクハラ職場…。そんなわけで、ちょっと外出するふりをして、完全に魔王城を氷漬けにしておいたのである。
その騒ぎから人間界やらなんやらがゴタッゴタになっていくのだが、それは完全に別のお話。
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