美しき言尽くしてよ

大山へ 比々多神社その2

比々多神社に到着して、鳥居をくぐると、それはそれは美しい〜とため息が漏れるような拝殿が見えました。きらびやかではないけど、厳かというか、清潔感がある、日本の美だ…と思いました。


そしてぱっと後ろを向くと御神木の間からちょうど朝日が入ってきて、思わず写真を撮りました。


拝殿の鈴は鳴らさないように上で結わえてありましたが、こういうたくさん鈴が掛けてある神社って好きです。


御祭神はこちら。
これから大山に行ってきます。よろしくお願いしますとご挨拶しました。


鈴は鳴らせないけど、こちらの勾玉はなでられるみたいです。

大山に登ることもあるので、時間的にこちらではお参りだけさせてもらってすぐ出発するつもりでしたが、あまりに爽やかで去りがたいので、少し回ってみていました。
奥宮まではどのくらい時間がかかるかわからなかったので、看板だけ撮っておこうとすると、向こうからご婦人が消毒液みたいなのを持って歩いてこられました。きっと毎日こちらのお掃除や管理してくださっているのねと思っていると、「奥宮も行かれます?」と声をかけられました。
「いえ、今日はこれから初めて大山に行くので、前からまずこちらでお参りさせてもらってから出発しようと思っていて、もう行こうかと思っているんです。また来ます」と言うと、「下社まででしょ? 頂上まで行くの?」と仰るので、「そうです。登るつもりです!」と言うと、「ちゃんと対策してきた? 虫除けとか」と、私としては割と山登りの格好でしたが、登山用の靴をケチって、普通のスニーカーに短い靴下だったので、タイツと靴の間から肌が見えているのを心配してくださったようです。「夏は蛭がいるのよ。ちょっと待ってもらっていい? 塩をあげるから足に塗っていきなさい」とわざわざ家まで戻ってくれて、塩を取りに行ってくださったのです。
塩?  と思ったのですが、「蛭もナメクジとおんなじだから塩でいいのよ」ですって☺️
もしかしたら、この神社の奥様だったのかも。なのに、「綺麗な神社ですね、いつもこんな綺麗にしてくださってるのですか、ありがとうこざいます」なんて、恥ずかしいこと言ってしまった上にこの山を登るのは結構大変よ、と心配かけてしまったようです。
続く
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