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南英世の 「くろねこ日記」

退職記念スキー旅行


この3月いっぱいで、今の学校を退職することにした。
23歳で就職し、大学、民間のシンクタンク、府立高校、私立高校と40年間働いた。
63歳になった今、自分の本当にやりたい仕事は何かと自問し、退職を決意した。
思えば、ついこの前就職したばかりのような気もする。
人生とは早いものだ。

退職にあたって、思い出の赤倉にスキー旅行に出かけた。
20代の頃、頻繁に通ったゲレンデである。
ヨーデルスキースクールの先生方には大変お世話になった。
私の仕事の原動力は、20代に狂ったようにスキーをしたことにあるのかもしれない。
「遊びにすら夢中になれない人間に、仕事ができるはずがない」
という人生哲学は、こうした生活の中から身につけた。

しかし、この10年間はまったく遊ぶゆとりすらなかった。
今回のスキーは2004年以来だから、実に10年ぶりになる。
妙高山は、抜けるような真っ青な空で私を迎えてくれた。



今年買ったばかりのカービングスキーで、ビュンビュンかっとばした。
年相応にのんびり滑るつもりだったが、雪を見たら血が騒いだのか1日で50本近くも滑ってしまった。
一度だけ悪雪にエッジをとられて、10メートルほどぶっ飛んだ。
幸いスキー板が外れ、怪我はしなかったが、
もう、若くないことを思い知らされた。









退職したら、1カ月ほど「家出」して、山にこもってスキーをするのが夢だった。
1カ月とはいかなかったが、2日間、春スキーを満喫した。
実に楽しかった。
いい気分転換になった。
4月からは非常勤講師としてまた新しい職場で教鞭をとる。
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