選挙期間中、選挙の盛り上がりを感じたことは一度もなかった。
これほど盛り上がらない選挙も珍しい。
大量の棄権が出ることが予想される。
あるいは大量の白票が出るのかもしれない。
昔大学の講義の中で、選挙には必ず出かけるように言われた。
もし、どうしても入れたい候補者がいなかったら、白票を投じよとも言われた。
わざわざ投票所に出かけて、あえて白票を投じる。
棄権と違って、白票は明らかな意思表示の手段である。
開票したら、出てくる票、出てくる票が白票であったら・・・・
さてさて、どういう結果が出るか。
ところで、民意ということに関して言うならば、安倍政権と民意ということにも触れておかねばなるまい。
安倍政権を支持する民意の多くは、安倍内閣の経済政策(いわゆるアベノミクス)に対する期待であろう。
しかし、安倍内閣の政策はアベノミクス一つではない。
政治分野のもう一つの柱は「集団的自衛権の行使」容認である。
集団的自衛権の行使とは、わかりやすく言えば「アメリカと一緒に戦争のできる国にしましょう」ということである。
はたして、国民の民意は、安倍内閣に「戦争のできる国にする」ことまで認めているのだろうか。
そこまで認めている国民は果たしてどれだけいるのか。
ある候補者が選挙の際に複数の政策を掲げた場合、Aの政策は支持できるが、Bの政策は支持できないと言ったことが普通にある。
その際、有権者はたとえBの政策に反対でも、優先課題のAの政策を支持してその候補者に投票するかもしれない。
投票の結果、その候補者が当選すれば、当然にBの政策も支持されたと受け取る。
悪く考えれば、本命のBの政策を実現するために、できもしないAの政策を唱えていることも考えられる。
アベノミクスも、そろそろ息切れがしてきた感がする。
消費税引き上げによって、短期的には景気は落ち込む。
それを打ち消す「第3の矢」が打ち出されればいいが、もとより第3の矢なんてそもそも存在しない(と私は思っている)。
株式市場はそれを見越して、早くもアベノミクスから逃げ始めている。
実は、私も先日損切りをして持ち株を全部処分した。
ルールに従って、10%値下がりしたところで処分しておくんだったと後悔しているが、損害がこの程度に収まったからよしとしたものか。
今日の大阪市長選挙に注目したい。
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