おじさんのAcoDiary♪

Acoustic Guitarにまつわる出来事を日記に綴ります♪

アコギ作成日記 #34

2012-08-20 18:54:54 | 日記
今日はコレ↓を持って工房へ行きましたよ♪

防毒マスクです! そう、塗装のときの必需品ですね。


工房へ着くと既に何度か師匠がラッカーを吹いて、サイド&バックにサンディングシーラーを吹いておいてくれたボディがありました。

コレをサンディング(#400)して、木の凹んだ所を埋めて平らにします。


サンディングすると白い粉みたいのがたくさん出ます。



その後、下地の木目が現れます。


サイドとバックのサンディングが宿題になりましたので、このボディをお持ち帰りします。



さて、一方ネックですが、私が宿題で手を付けなかったヘッドとネックの境のところの処理をしていただきました。


カッターのみで成型して、こんな感じになしていただきました。

この後、サンディングしてキレイにしました。


次に、ヒールに貼るセルロイド(白黒白)を選びました。



貼る面を平らにしています。


大きめに切ったセルロイドを貼り、だいたいの形に切りました。



これで、ネックの処理は終わりです。いよいよ塗装に入ります。

その前に、塗りたくない部分をマスキングします。


こんな感じで貼っていきました。


マスキング完了です。



ネック材のマホガニーは白っぽいので茶色で着色します。

醤油みたいですね!


茶色と師匠ブレンド(茶+黄+オレンジ)を使用しました。


布に染み込ませて塗っていきます。


こんな感じになりました。

わりと薄い色あいにしました。


いよいよ塗装です。防毒マスクを付けて塗装ブースへ入りました。

まず師匠が見本を見せてくれてます。ヘッドを塗ってます。



ネックを塗って…



乾いたら、不要なところに付着した着色料をカッターでそぎ落としました。


指板バインディングに付いてしまった着色料を慎重にそぎ落としました。



その後、ラッカーをプシューっとやりました。



今日の作業はこれで終了です。

次回は、サンディングしたボディのラッカー塗装の続きです。


宿題のサンディング、ガンバロ~♪






アコギ作成日記 #33

2012-08-18 18:44:43 | 日記
今日は体調がイマイチでしたので、ジムに行くのはやめて宿題をやってました。

おかげで、体調が良くなりました♪


やったのは、ネックシェイプです。

材料はコレです。

師匠からお借りした工具(ヤスリ色々とスクレイパー)です。


まず、削りたくないところにマスキングテープを貼りました。


指板のサイドバインディングにも貼りました。

これで安心(のはず)です!


まず、ネックの厚みを決め、その厚みになるまでネックの真中を削ります。

そのために削るところにえんぴつでマーキングしました。

黄色い線が山の頂点です。えんぴつの部分が削るところです。


最初は、この(いかにも削れそうな)ヤスリで削ります。



途中厚みを測りながら削って行きました。



目標の厚みまで削れました! もう元へは戻れません(汗




次は横の部分を削ります。削るところにえんぴつでマーキングしてあります。



ガリガリと削っていきます。コレは良く削れます!



ラフに削れました。



次はスクレイパーを使って少しづつ削っていきます。


光を当てて良く見ながら削りました。




と、ここで先日自分用にスクレイパーを買ったことを思い出し、使ってみることにしました。


コレです♪



カーブを利用するとイイ感じで削れます。

コレは便利ですね♪


バインディングとの境目も慎重に削りました。

師匠のスクレイパーの方が切れ味が良い気がしました…



次はヤスリを使って平らにしていきました。




そして、この奇妙な形のヤスリで、ヒール部分を削りました。



カーブの部分とか良く削れて、なかなか便利です。




最後の仕上げは、サンドペーパーですね!



ヒールの部分は、大き目のコルクの円柱にペーパーを巻いてサンディングしました。




なかなかイイ感じに削れたのではないでしょうか!



イッキに削ったわけではなく、何度も握りを確認しながら削っていきました。



特に弾き易さに影響するのは、指板のすぐ下のサイドの部分のカーブだそうです。



何度も握っては削り、さすっては削りを繰り返し好みのネックシェイプになりました♪



明日、フレッシュアイで再確認してみます。


削ったりサンディングしたりするのは、すべて忘れて集中できるので、イイ修行になりますね(笑













アコギ作成日記 #32

2012-08-17 18:47:33 | 日記
今日も溶けるような暑さだったですね!



でも、元気に工房(今日で21回目)へ行ってきました♪


今日は、

・ネック周りの作業の続き
・ボディの塗装一回目

でした。


最初に、先日宿題で成型したナットをさらに合うように削りました。


これで、ピッタリです。



ネックは、元々ナット幅が少し広めでしたので、ナット幅に合わせてヘッドのサイドを削っています。

難しい作業なので、師匠におまかせです。


そして、先日貼ったサイドドットの出っ張りを削りました。



キレイに削れました。



ヒールの部分も幅に合わせて削ってもらいました。


師匠は、巧みにナイフで成型していきます。


こんな感じになりました。

もちろん、ここからさらに削って磨いて仕上げていきますが、それは宿題になりました!

ネックの裏側も、好みの厚さに削ります。これも宿題です!!

このネックをお持ち帰りします。

ネック削りに必要な工具も貸していただきました。




さて、いよいよボディの塗装です。

塗装の前に、ブリッジの位置を再度測り、マスキングしておきます。



ブリッジのサイズより1mm内側にマスキングテープを貼ります。


貼れました。



それから、指板が乗る部分とダブテイル内もマスキングしました。



ダブテイルに取っ手をビスで留めています。


こんな感じになります。



サウンドホール内にラッカーが入らない様に、紙をくしゃくしゃにして詰め物をしました。

これで、塗装の準備完了です!



塗装ブースに入りました。

この金具に取っ手を付けてプシューっとやります。


初めに師匠が塗りにくい部分を手持ちでスプレーしてます。


サイドの部分を主に塗っています。



そして、金具に取り付けます。



裏表共にプシューっとやりました。



私も、裏と表をやらせていただきました。手の動かし方とかにコツが要ります。


無事に一回目の塗装が終わりました!




今日の作業はここまでになりました。

ボディの塗装は10回くらい塗りますので、師匠が引き続き塗装しておいてくれるそうです。


ラッカーを塗ると、木目がキレイに浮き出てきて感動しますよ♪

いよいよクライマックスにさしかかってきましたね~(笑


次回までにネックシェイプをやって、ネックも塗装に入らないといけませんね!

ガンバロ~♪



アコギ作成日記 #31

2012-08-14 18:19:32 | 日記
予報は雨でしたが、工房に行くときには上がり、最後には晴天になりました♪

今日で工房での作業も20回目を迎えました。早いですね~。

あっという間でした。 しかし、ギターはあっという間にはできあがりません!

地道な努力(地味な作業)の積み重ねですね♪


作業の前に、師匠が以前作成されたという00-14F(販売中)を見せていただきました。



このギターは、トップがアディロンダック・スプルースで、サイドバックが(珍しい)ブラジリアン・パオローズでできていて、とてもトルク感のあるイイ音で鳴ってました♪


全体の雰囲気はヘッドシェイプやヘリンボーン等ビンテージマーチン風です。
ペグはウェーバリーでしたよ!


興味のある方は、アコースティックワールド(http://www.acousticworld.com/)まで問い合わせて見てください。



私のギターもこんな風に鳴るといいな~、と思いました♪


さて、本日の作業はネック周りの作業で、

・指板のR付け
・フレット打ち
・サイドのポジションマーク入れ

でした。


これが、指板にバインディングの貼れたネックです。



宿題で成型したナットを置いてみました。

後でもう少し調整が必要ですね!


最初は、指板にカーブ(16R)を付けます。

そのためのサンディングブロックです。



これで指板を削ってRを付けます。



こんな風に削ります。



最初は師匠に見本を見せてもらい、後は私がやりましたよ!

けっこう腕が疲れました(汗


Rが着いたところで、フレットを打ちます。

その前に、フレットにもRを付けておきました。(これが結構難しかったです!)



いよいよ第一フレットを打ちますよ。



トンカチで勢いよく打ちこみます。



最初は、この打ちこむ力加減が難しかったです。



14フレットまで打ちこみ終わりました。

フレットが付くとソレっぽくてイイ感じですね~(笑


フレットの出っ張りを切り落とし、ヤスリで角取りをしました。

触って痛くなければOKです。


次に、指板サイドのポジションドットを選びました。

今回は、老眼でも良く見えるように(師匠お薦めの)3mmのアバロン貝のドットにしました!

すいません、ピンボケでした(汗


慎重にバインディングに印を付けて、ハンドドリルで穴を開けていきました。



アロンアルファでドットを穴に入れて接着しました。

デカ目はお茶目ですね♪


慎重に測ったつもりでしたが、やっぱりズレましたわ(汗



と、ここで本日の作業は終わりました。


次回は、ネックを削って、塗装の準備をしますよ。

だんだん完成に近づいてきました。

エキサイティングになっていきますね~(笑











アコギ作成日記 #30

2012-08-13 11:45:26 | 日記
この日記もついに30回目になりました。

今日も暑いし、どこへ行っても混んでますので、こういう日こそ宿題日よりですね♪


ってことで、ナットの成型をやりました。


左のナット材(象牙)を右の見本のように成型します。


厚みは6mmにするんですが、既に(師匠がディスクサンダーで削ってくれて)6mmになってましたので、下の部分の傾斜を付けることにしました。

削るところまで線を引きました。



板に貼ったサンドペーパーの上で削って、だいたいイイ感じになりました。



次は、指板側(A面)に見本を重ねて線を引きました。


ヘッド側(C面)も同様に線をひきました。


線が見えるところまで、サンドペーパーの上でシャカシャカやりました。


だいたいイイ感じに削れました。

A面です。


C面です。


こんな感じでイイんじゃないでしょうか。


厚みも確認しましたよ。



見本よりチョッと大き目にしてあります。


コレを持って、明日も工房へ行ってまいります♪