おじさんのAcoDiary♪

Acoustic Guitarにまつわる出来事を日記に綴ります♪

アコギ作成日記 #29

2012-08-12 18:13:46 | 日記
予報は雨模様でしたが、見事に晴れて暑くなりましたが、喜んで工房へ行ってきましたよ♪

今日は指板関連の作業でした。


まず最初は、先日ネックに貼った指板にバインディングを貼ります。



上から白黒白のバインディングを貼ります。


その前に、ボンドのはみ出したあとをノミでキレイにしました。



またまた、酢酸アミールの登場です。



サウンドホール側からバインディングを貼っていきました。



サイドも貼れ、バインディングが付きましたよ♪



なんかカッコイイですね(笑




そして、次はフレットの準備をしました。

手前の円筒の容器に入っているのがフレットです。


これを各フレットの長さに切り、上にある木のブロックのフレット番号の穴へ入れていきます。

手前に既に入っているのは、師匠が作成中のマンドリンのフレットです。


ちょっと長め(いやかなり長め)に20フレット分を切り終えました。




次に、このTangカッターを使い、各フレットのTang(フレット溝に入る部分)の左右の端を切り取りCrown(フレットの部分)のみを残します。



師匠が見本を見せてくれています。



こんな風に左右のCrownだけがバインディングの上に乗るようにします。

この処理を20フレット分行いました。


処理したフレットは、さらに手前の番号の穴にさしておきます。



画像は無いんですが、この後、各フレットのTangにドライバーを当てて上から金づちでたたき、ギザギザを付ける作業をしました。
これで、接着剤を入れなくてもフレットがしっかり固定できるそうです。


フレットの準備は、コレで終わりです。



最後に、ナットの切り出しをしました。象牙です!



だいたいの大きさにバンドソーで切りました。



そして、ディスクサンダーで6mm近くまで削ります。



さて、ナットの成型は宿題となりました。


右側が見本です。

これと同じように成型しないといけません。


ついに、先日買ったナット作成キットが役に立つ時がきました(笑

楽しく宿題をやらせていただきます♪






アコギ作成日記 #28

2012-08-10 21:16:16 | 日記
まだまだ暑い日が続きますが、今日も元気に工房へ行ってきました!

今日は、ネック関連の作業でした。
今回も、難しい作業なので、ほとんど師匠にやっていただきました(感謝


まず、ネックのトラスロッドがちゃんと収まるように、スロットのネックブロック側をドリルで穴を広げました。



トラスロッドがスッポリ納まりました。

右側に指板に巻くバインディングが置いてありますね。


ボディのネックブロックの穴を少し広げました。



トラスロッド調整用の六角レンチです。


こんな風に入って、トラスロッドの調整をします。



次に、ネックブロックに塗装用のボディを支えるための金具用にビス穴を開けました。




さて、いよいよネック側の作業です。


まず、ネックの上(指板が乗るところ)を平らにしないといけないので、スケールを当てて平ら具合を見ます。


スケールに赤いクレヨンを塗って、高さの違いが判るようにしてます。
高いところが赤くなります。



若干凸凹がありましたので、ヤスリで削ってます。



サンドペーパーで仕上げます。




ネックをボディに仮止めして、指板とブリッジを乗せ、ネックのアングルを確認しています。



それと、弦(1弦と6弦)が通る場所もチェックしておきます。



ネックの仕込み角度が決まりました!



この後は、いよいよネックに指板を接着します。


その前に、ネックと指板がずれないように、ダボとダボ穴を開けます。
テンプレートを当ててダボの場所をマーキングします。



ネック側のダボです。



指板側のダボ穴です。



これで、ずれずに接着できます。



ボンドを塗って。



指板を乗せました。



板を乗せて、クランプで留めます。



次々とクランプをとめていきます。



これで、接着作業完了です。



次回は、ネック指板回りの作業の続きを行い、いよいよボディの塗装に入りますよ♪

ギターらしくなってきましたね~(笑

さらにお楽しみはつづく♪




アコギ作成日記 #27

2012-08-08 19:40:04 | 日記
サンディングの筋肉痛も和らいだころに工房です。

今日は、難しい作業だったので、作業をするというより、師匠が作業するのを見学して勉強したって感じでした。


今日の難しい作業は、ネック(ダブテイル)の仕込み調整でした。


先日、一生懸命サンディングしたボディを持って工房へ行きました。

到着するとすぐにトップ板に水スプレイをかけてくれました。

こうすることで、チョットした凹みが復活するそうです。


その間に、ネックの指板側を平らにサンディングしました。


まずは、ノミでカーボンのフタの出っ張りを削ります。


そしてサンディングしてキレイになりました。


さて、いよいよネックとボディのフィッティングです。

まず、長すぎるヒール部分を切り落としました。


ネックは、ドレッドノート用なので、ちょっと長いんですね。



そして、ショートスケール用に短くします。


5mmくらい短くする必要があります。


この作業からは、失敗は許されないということで、すべて師匠におんぶにだっこです。


ノミでキレイに成型していきます。


この作業は、難しくて素人には手が出せないですね(汗



長すぎるダブテイルも短くカットします。


ノコギリの使い方も難しいですね。


引き続きノミで成型していきます。


勘でだいたいのところまで削っていきます。


後は、現物合わせをしながら作業を進めていきます。


微調整は続きます。


合わせて見ては、あたりを付けて削っていきます。



だいぶいいところまで来ました。



シム板を貼ってダブテイルの段差を合わせています。



ここまできたら、後はネック角の前後左右の位置の微調整に入ります。




指板のサウンドホール側をカットするために仮合わせをします。

お~、ボディにネックが付きましたね~♪

指板を置いて、カットする位置を決めます。


位置が決まったのでカットしました。

バインディングを巻いてロゼッタがちょうど隠れるところでカットしました。


今日の作業はここまででした。


次回は、指板の接着までいけるといいな~♪


お楽しみはつづく(笑









アコギ作成日記 #26

2012-08-06 22:23:43 | 日記

宿題やりました♪


土曜日
1.バックのバインディング削り
2.バックのサンディング

月曜日
3.トップのバインディング削り
4.サイドのサンディング


まず、バックのバインディングの出っ張りをスクレイパーで削りました。

削る前のバインディングです。


0.5~1.0mmくらい出っ張ってますね。



コレをスクレイパーでこんな風に削ります。


スクレイパーにバックのローズウッドの粉が付き始めたら、だいたい平らになった印です。


途中で確認しながら慎重に削っていきました。


ぐるっと一回り削り終えました♪



次に、バックを#240でサンディングします。

シミとかがけっこうついてますね。


シャコシャコとサンディングしました。



サンディングしてたら、ローズウッドの欠けを見つけました!

次回、工房で師匠に相談します。


ハイ、サンディングできあがりました♪


アップで!





日が変わって今日、トップのバインディングを削りました。

こちらは、けっこう出っ張ってますので、手ごわいですね!



スクレイパーで削り始めましたが、ラチがあきそうにないです。



コレで削っちゃうことにしました! ミニカンナです♪


これは正解! イッキに低くできました♪



ココからなら、スクレイパーで十分イケます。



グルッと一周削り終えました。




何回か追加で削って完成です♪




最後は、サイドのサンディングです。

サンディングする前は、こんな状態です!



で、サンディングすると、こんな風になります♪



指で触って段差を確認しながら、何度も何度もサンディングしました。


そして、ついに完了です♪



サイドもバックもキレイになりました!



いつまでもいつまでも、撫で撫でしてましたよ(笑



裏も表も!




一応、明日もう一度フレッシュアイで確認して、必要であればサンディングします。


気が付くと、腕が筋肉痛になってました(汗





アコギ作成日記 #25

2012-08-02 19:39:52 | 日記
8月になりましたね~

作成スタートが6月18日ですので、1ヶ月半ほど経ちました。


で今日は、いよいよボディにパーフリングとバインディングを貼りますよ♪


先日選んだパーフリングとバインディングの材料を用意します。



まずは、トップのパーフリングから貼って行きます。




一番内側の黒白黒(予め貼ってある)セルを貼ってます。

酢酸アミールを塗って、ドライヤー(送風)で乾かしながら貼って行きます。


シンナーの香りが、ハイにさせてくれます!


内側の黒白黒セルが貼れました♪



次に、その外側に白を貼りました。



そして、バック側に黒白黒の木製のセルを貼りました。



パールリングが付くと輪郭がクッキリしてイイ感じですね♪



続いて、バックのパーフリングの外側に白セルのバインディングを貼ってます。



バインディングが付くと高級感が出ますね~

サイド側も黒白が入ってます。


トップへ戻って、先程貼った白セルの外側に黒セルを貼ります。

その前に、厚みの微調整をしていただいてます。

一部、白セルが上に浮いてますが、ちゃんと後で修正していただきました。
抜かりはありません!


ちょっと判りづらいですが、黒セルが貼れました。

これで内側から黒白黒白黒のパーフリングが貼れました。


最後にパーフリングの外側にバインディングを貼ります。


このころにはシンナーの香りでハイハイ状態です(汗


そして、ついに完成しました!

Myボディです♪


思わずハグしたくなりました(笑


ボディをタッピングすると、ボンボンとイイ感じの音が響きますよ♪


今日の作業はここまででした。

明日から師匠が演奏旅行へ行かれますので、その間に、飛び出してるパーフリングやバインディングをスクレイパーで削り、ボディをサンディングするという宿題が出ました。


道具をお借りしました。

スクレイパー(コレは優れモノです!)と酢酸アミールと刷毛です。


こんな風にスクレイプするという見本を見せていただきました。


サイドも。



スクレイパーでボディを削らないようにしないといけません!

酢酸アミールは、もし作業中にセルが剥がれた時の補修用です。

宿題の作業中問題か発生した時は、師匠に電話することになりました。


電話が無いことを祈っててください!