母が今朝から気分が落ち込み気味でした。というのも、紙パンツの夜用と昼用を間違えて、昼用(ためる量の少ないやつ)で寝てしまって、失敗したのです。「デイサービスは行かへん」などとごねようとするのをなだめたり叱ったりして送り出したんですが、昼には気分良く帰ってきました(笑)。ただ、行動のパターンがいつもと少し違い、やっぱり朝の動揺が残ってるのかな、と思っていました。
昼食後、私がいただいたお菓子(個包装のクッキー)を食べるように勧めると、ハサミで袋を開け、隣に座っている妻に差し出します。日頃そんなことをしたことがないし、私が母に勧めたお菓子だったので、妻が怪訝な顔で「それ、お母さんが食べてくれたらええんやで」と言ったところ、母が妻に満面の笑顔で「そんな、遠慮せんと食べてよ~、美味しいから食べてくれたらええねんで」と言うのです。まるで、お客さんにお菓子を進めているような態度に、ちょっとびっくり!「これはオレがばあちゃん(母)に食べてもらおうと勧めたものやし、ヨメさんは食べたかったら食べるし」と私が言うと、ああ、そういうことだったな、と言う表情で頷きました。
あとで妻と「一瞬、客をもてなす場面をイメージしてたな」と話しました。今の場面を違う場面と勘違いすることが、認知症の始まりではないかと思ったのです。「ついに来たか!こんな風に突然来るのか!」と不安になりました。
そのあと、母はヘルパーさんにお風呂の介助をしてもらったんですが、妻によると、母はその時も、自分とヘルパーさんが一緒にお風呂に入る(ヘルパーさんではなく、友達とお風呂に入る)ような場面と勘違いしている言動があったようです。
感情の浮き沈みもいつもより不安定で、朝から仏壇に参って「お父さん(亡き父)が笑ってくれはった」と泣いていたり、お風呂の途中やその後でも、父の思い出話で泣いたり、ヘルパーさんや私たちによくしてもらっていると言って涙ぐんだりしていました。
晩ご飯までにもやたらと落ち着きなく歩き回ったり、晩ご飯を目の前にしてだしぬけにどこかへ行こうとするので「どこに行くんや?」と訊くと「いや、誰か、ほら、女の人か誰かを探しに、な」(もちろん母が行こうとしたところには誰もいません)と言ったりしてから「ああ、おかしなこと言うたな」と落ち込んでいました。
思えば、一日中、しっかりできなかった自分への動揺や不安に支配されているようでした。先ほど、寝る前も、自分一人でできる紙パンツの履き替えを、わざわざ妻に確認してもらっていました。明日の朝まで無事に過ごせたら、少しは元に戻るかな?
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先週、ロトで1000円当たったので、いつものように菓子安で和菓子を買って帰って、皆で(ヘルパーさんも一緒に)美味しく食べました♪ 毎週同じものを食べているけど、やっぱり毎週美味しいのでした!v(^-^)v