朝方の4時、久々に母からの呼び出しブザーで起こされました。妻が急いで離れに駆けつけると、「寒い」と言ってたそうです。ちゃんと布団も着ていたようですが、今朝の奈良は冷え込んだのでね。昨夜、母が寝付いてからお風呂に入って、妻と「明日は冷え込むと言ってたので、エアコンの温度、ちょっと上げておこうか」と話してたんですが「20℃設定だったら大丈夫だろう」とそのままにして寝たんです(母の部屋は毎晩エアコンを20℃設定でつけっぱなしています)。あれ、2℃ほど上げとけばよかったなぁ… 思いついたときはすぐにおこなう方が良いということですな。
おかげで、その後はあまり眠れずに過ごして、とても眠い私であります。トホホホ。
母は、金曜日は午前中にお風呂、午後にリハビリ。次に用事があると思うと落ち着かないらしく、「ああ、忙しい、忙しい」と歩き回っていました。お風呂のヘルパーさんを待ってるだけなんだけどね(笑)。だから歩いているだけで、特に何もしていないんだけどね(笑)。たぶん、“忙しい自分”に充実感を覚えているのでしょう。「働かざるもの食うべからず」で育った世代らしいですね。「寝てたらあかん、ぼーっとしてたらあかん、何かせんとアカン!」ということもよく言います。落ち着いて話していると、「何もしないのはサボっているという風に思ってしまうんやなぁ」と自分を振り返っているんですが、ついつい、染みついた自分が出てしまうのでしょう。私も「はいはい、別に何もせんでええよ、ぼーっとしてることも大事やで」と言うだけです。
母のお風呂の間、私はタケノコ掘り。掘ったタケノコのサイズのデカいのは人に送りにくいので、車で20分ほどの叔母宅へ届けました。母と妻も一緒にドライブです♪
ところが、いざ家を出ようというときになって母があたふたしています。訊くと「私のカバンがない!」 その手提げカバンは、母の貴重品を入れて常に持ち歩くように言ってるもので、朝食の時に私も一緒に仲を確かめて、放置してあった財布を入れておいたもの。妻と私も、母の動いたあとを探し、結局、母の部屋の押し入れに入っているのを妻が母と一緒に見つけました。何かと押し入れにしまい込んでしまうのは認知症の症状の一つ。母自身も、自分が無意識に押し入れにカバンを入れておいたことにショックを受けて、「さすがにこれはあかんなぁ…」とガックリきていました。叔母宅に向かう車中で、「やっぱりこの機会に大きな病院で相談してみようか」「認知症の進行を抑える薬を、近所のおばあさんも飲んではるらしいし」と話し合いました。母が納得してくれて、早目に対処できたらいいんですが。
久しぶりに叔母と話して、母も叔母も喜び、気分よく帰宅の途につきました。帰り道、「たまには外食しよう」と、以前よく行ってた和食屋さんに立ち寄りました。お店のおかみさんは、「コロナ騒ぎで宴会が全部キャンセルになり、ほとほと困っています。こうして食べに来てくださってホントにありがたいです」と、お土産までくれました(ラッキー!)。
王寺駅南側の「出合亭」というお店。「出合御膳」2,100円也。客は私たち3人だけ。美味しい和食をゆったりといただきました♪ どれもみな美味しかったなぁ~!
デザートの苺プリン。さわやかな香りと味わい、程よい甘さがとても美味しかったです♪
朝のあたふた以外は、母は順調です。