病院にいるというのは気が張るのか、変な疲労感があって、夕方に少し寝ました。
晩ご飯は、木曜日のカレー。副菜は、三度豆とベーコンのバター炒め。漬物は白菜。食後にリンゴ。
柿ペースト入りのシーフードカレー。美味しいです♪
三度豆はインゲンのタイプ。普通のインゲンよりは硬めの食感があります。ベーコンたっぷりで、美味しかったです♪
とまぁ、満足な食事を済ませて、テレビで「ゴチ」を見ながら笑っていたんですが、そこへ電話がありました。母が入院する病院の看護師さんからでした。
聞くと、母がのべつナースコールを押して「自分は何でここにいるのか」と言って看護師の言うことを聞かない(耳に入らない)ようすで、家族と話したがるので、「ご家族の声を聞くと少しは落ち着かれるかと思って」ということでした。母に替わってもらうと、母が「〇〇(私の名前)か? 私、何でここにいてるの? すぐ迎えに来てよ」と言います。声は興奮した大きな声ではありませんが、愚痴をこぼしながら理不尽さを訴えるような口調です。私が説明したりなだめようとしても、すぐに自分の言葉を挟んで、聞き入れる様子はありません。そのうち、「もしもし? 聞こえへん」と言います。こういう、思い込みに支配されているときの母は、耳が聞こえにくくなります。私も声をかけ続けるのですが、母の「あかん、切りよった」という声や、なおも話を聞かせようとしてくださっても「何も聞こえへん」という声が聞こえます。看護師さんもあきらめて、私に「お時間を取って申し訳ありません、こちらで何とか致しますので、ありがとうございました」、さらに「ナースコールを押さずに勝手に歩き回る可能性があるので、動きを感知する機械を使う許可をもらえないか」とおっしゃいました。もちろん同意することを伝えて、母が手を煩わせていることを謝って、電話を切りました。
手術の時も、母はよく同じようなことを言ってたんですが、そのころは朝から暗くなるまで家族の誰かがちょこちょこと顔を出して、母と話したり言い聞かせたりできました。でも今はコロナ対策で、直接会って話すことも禁止になっていますので、そういうことができません。しかも母の認知症的行動が増えているので、こういうことを心配していたんですが、的中してしまいました。かといって、投薬しながら副作用を見ている途中で退院させるわけにもいかないし(医者の指示があれば家に帰しますが)、妻と二人で「困ったなぁ」というしかありませんでした。
患者の対応は病院がなんとかしてくれる、というはいうものの、母がストレスで認知症が進んでしまうのも心配ですし、気が休まりません。昼間は聞き分けが良いんだけどなぁ… 何とかおとなしく寝てくれんやろか。