昨夜からの雨が朝もザンザカ降っていましたが、昼前に上がりました。よく降ったなぁ~。田んぼは田植えができそうなくらいです(笑)。
よく寝たわりには体も頭もスッキリしない、花粉アレルギーの時の体調に似ているなぁ、などと思いながらモゾモゾと起き上がって、朝食と新聞。昨夜の母のことが気になっていたので、予定よりも早く病院に行くことにして、急いでここ数日の食材と酒の買い出しをしてから、妻と二人で病院に向かいました。
病棟に行くと、看護師さんが母を連れてきてくださいました。面会禁止なんですが、「5分程度でしたら、お話しなさってくださってけっこうですよ」と言っていただきました。昨夜の電話のようすとはうってかわっておとなしく穏やかな母との会話でした。
やはり母は、昨夜のことはもちろん、自分が救急車で運ばれたことも忘れていました。昨日も一昨日も、朝毎にリセットされるように、この入院の理由を忘れます。入院の二日前にひどいめまいがあって日曜日の夜にかかりつけ医に往診してもらったことは覚えているのに、眼科で意識が飛んだ後のことは、何度話しても定着しないのです。今日も同じように、入院の理由となった出来事とその後の経過をゆっくりと説明し、病気に対応して通常の生活が送れるように投薬して副作用を観察する間の入院であるからさびしいけれどがんばって入院生活を続けるようにと、噛んで含めるように妻と二人で話しました。昨日渡した私からの手紙は読んだかどうかわかりませんでしたが、今日は妻からの手紙を渡しておきました。
母は、てんかんの薬の影響もあるのか、少しばかりぼんやりとした印象でしたが、会話の応答は問題なくできていて、よく理解できているようでした。暗くなってくると混乱したりストレスに耐えられないような状態になることは、看護師さんには把握していただいているようで、とにかく夜には迷惑をかけるだろうがよろしくお願いしますと言って帰ってきました。
お昼ご飯は、三日続きの外食で、王寺駅までのリーベルの地下にあるとんかつ屋「かつ喜」でおすすめ定食を食べました。今日はロースカツとミンチカツでした。980円は妥当な価格という感じ。炒りゴマを自分で擂ってトンカツソースと和辛子をつけて食べるんですが、ウスターソース派の私も、ここのソースは美味しいです♪
で、表題の「メガネ」なんですが、実は、病院からの帰り際にナースステーションに訪問者の記録表に時間と氏名を記入する時に、メガネがないのに気付いたのです。出かけるときは、この時期にいつも着ているベストの右ポケットにスマホとメガネを一緒に入れておくんですが、出かける前に手を入れて確かめ、車の運転席に座る時にはシートベルトを締める際にポケットからはみ出さないように確認するのが、無意識のルーティーンになっています。
メガネはよくポケットからはみ出しそうになるので、「どうせ運転席の近くに落ちているんだろう」と思って、その時は特に気にせずに病院を出て、忘れてしまっていました。それからとんかつ屋に入って待つ間にスマホを見ようとして、メガネのないのに再び気づいたのです。食事を終えて車に戻り、運転席とその周辺を探しましたが、メガネはありません。家に戻ってもう一度車を確認。妻と、「ヤオヒコの駐車場で落としたのかな? 建物の中で落としたらケースの音がして気づくだろうし、雨が降ってて車が動いている駐車場だったら気づかないかも」「病院で母を待つ間にスマホを見たかな? 見てたら病院内で落としてることになるけど、…待合でスマホを見たのは昨日か」などと言いながら、とりあえず出かける前の動きを思い出して、私の部屋や台所などを探しましたが、やっぱりありません。ほとんど、横山やすしの「メガネ、メガネ」状態(笑)。
「おかしいなぁ、出かける前には確かにポケットを押さえて入ってることを確認したんやけどなぁ…」と、ヤオヒコの駐車場に確認に出ようとしたとき、妻が、「ひょっとしたら、もともと布団から起きた時に、メガネを忘れて起きてきた、とか」と寝室に行こうとしました。「いや、朝ごはんのあとに仏壇に参った時にメガネを持って行ったから…」と私が言っている間に妻が仏壇に行って、「あ~、あった~!」とニンマリ。なんと、出かける前に仏壇に参った時に持って行ったメガネを経机に置き忘れていたのでした。
「自分は確かにやった、いつも必ずそうしている」という自信は、ただの思い込み、当てにならんなぁ…と思いつつ、ヤオヒコで安売りしていた大福もちでコーヒーを飲む私でありました。
「出かける前には必ず確認している」というのは、単なる自分の思い込みだったようです。