

「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪國であった」の冒頭の文章があまりにも有名な川端康成の「雪國」の舞台が越後湯沢だ。
令和になった今でも、長いトンネルの存在は変わらない。
上越新幹線の大清水トンネルは陸上のトンネルとしては長らく1位の座に君臨をしていたほどで、上越国境を挟んで群馬と新潟側で天気が違うということはよくある話である。
越後湯沢は、今や雪国の舞台というよりはスキーリゾートや夏場のフェスの開催地として有名であるが、どちらにせよ、温泉街の存在は欠かせない。
湯沢東映ホテルは、越後湯沢の駅から1kmも離れていなく、湯沢高原スキー場のゲレンデに直接出られる位置にある。
湯沢高原ロープウェー乗り場の前でもあり、越後湯沢のホテルの中でも立地は良いだろう。
日帰り入浴も1500円で出来、大勢のスキー客が利用することからと思われるが、浴場は広い。
昨年リニューアルしたばかりで、脱衣所も含めて非常にきれいであった。
広い温泉を満喫するならば、冬場よりもオフシーズンの方が良いかもしれない。
泉質は単純温泉(低張性 弱アルカリ性高温泉)であり、無色透明である。アルカリ系の匂いは感じられた。
3つの源泉(東映源泉、滝の湯2号源泉、熊野3号源泉)からなる混合泉で、第1配湯所というところから引き入れている。
加水はしているが、源泉かけ流しである。
入浴中にはあまり温泉を感じないが、湯上りにはしっかりと温泉を感じられた。
★ 単純温泉(低張性 弱アルカリ性高温泉) 源泉の湧出量890L/分
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢3459
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます