カフェ こもれび 日記

所在地:日野市南平6-10-5
水曜・日曜日定休 9:00から18:30迄
電話 070-7529-3062 P有

空気

2017-03-21 | カフェ

またもや、「空気」が支配し始めている。誰も責任を取らない、無責任な組織風土。元都知事は「全体の総意として(豊洲移転を)決裁した」といった。「私が知事に就任したとき、豊洲移転は既定路線だった」。豊洲移転が暗黙の了解だったことをほのめかしている。事の真偽はわからない。要は築地か豊洲かの選択である。築地に問題があるから、豊洲案が浮上したのだろう。しかし豊洲で土壌汚染が明らかになった。で、専門家は盛り土を提案した。が、建屋地下の盛り土は実現しなかった。建屋の地下は管や線が通るから盛り土はなんとなく遠ざけられたのではないか。ここに「空気」が出てくる。誰が盛り土を却下したかはわからない。が、専門家の提言を無視できるのは知事しかいないのではないか。誰かが盛り土に代わる代替案を知事に入れ知恵したのかもしれない。そして地下空間が生まれた。そして小池都知事になってから地下水の汚染が明らかになった。そして百条委員会が設置された。石原元都知事は豊洲は地上と地下が分離されているから安全だと、専門家の意見を紹介した。安全と安心を取り違えてはならないとも言った。建屋と地下を完全分離すれば地下水汚染はクリヤできる。これは理屈である。しかしそれだけで安心はついてこない。なぜなら豊洲ありきで、都が土壌汚染を軽視してきた経緯があるから、これで安心しろと言われても無理である。元知事の土壌汚染対策の不作為が問われている。土壌汚染が出てきた段階で石原都知事は待ったをかけるべきだった。それができなかった。豊洲移転を陣頭指揮していたのが石原さん自身だったから。豊洲移転ありきの「空気」を自ら作ってきたのが石原元都知事だった。石原さんができなかった「まった」を小池都知事がかけた。

要は安心か安全かである。これは二者択一ではないと思う。安全であって初めて安心なのだから。安全でないのに安全だから安心しろというのは安全神話だ。福島原発が証明した。安全が第一である。安心は行政が土壌汚染、地下水汚染対策に万全を尽くすことでしか得られない。それでもどうしても不安な人は豊洲から買わなければよいのだ。絶対安心なんて世の中にないと思う。みな表立っては言わないが、やっぱり築地は安全に問題がある。古くて狭くて危ない。アスベストや不衛生の問題もある。でも築地は信頼されていた。豊洲にはまだ信頼は醸成されていない。でも、これからは豊洲のほうが安全策を講じやすいのではないか。今後の都の地下水汚染対策が肝心だ。それを都が先頭に立って説明し理解を得る。そしてそれが安心の醸成につながれば小池知事が裁可する。空気は無色透明で形がないが日本は何事も空気で決まる国。

山本七平さんの「空気の研究」を読みましょう。

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世襲、縁故主義

2017-03-11 | カフェ

最近、北朝鮮の金正男氏暗殺、ミサイル発射、韓国の大統領罷免と、朝鮮半島に世界の耳目が集まっている。この北と南の二つの出来事は一見無関係のようだが、どちらも家族や身内の存在が絡んでいる。北朝鮮の金正恩氏にとって金日成の直系である異母兄、正男氏は正統性の点から自分の立場を脅かしかねないという理由で暗殺された。韓国の朴槿恵大統領は父親の朴正煕亡き後、公私にわたって助けてくれた友人に頼りすぎた結果、国政介入を招き弾劾された。身内や家族が政治を捻じ曲げるなんてことはもちろんよくないことだが、それならわが日本の政治家の世襲はどうなんだ。親の七光りで当選し、親の地盤をそのまま引き継いで政治家になる。中国の故事に虎の威を借るという故事がある。権勢を持つ者に頼って、威張る小者のことをいう。親の七光りも大同小異だ。トランプ大統領の顧問となった夫クシュナー氏とともにその絶大な影響力から「政治を私物化している」という批判もある娘イヴァンカ・トランプさん。夫婦で政治に介入しているではないか。親の権勢を利用して私腹を肥やしてはいませんか? 世襲や縁故主義は政治に持ち込むべきではないと思うのです。李下に冠を正さず。スモモ(李)の木の下で曲がった冠をかぶり直すと、スモモの実を盗んでいるのではないかと誤解を招く恐れがあることから誤解を招くような行動はすべきではないといういましめです。身内を重用したり、世襲を続けると誤解や疑心暗鬼を招きよくないですね。

 

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鳥の巣箱

2017-03-10 | カフェ

最近、ほっこりと暖かい日が続くようになりました。春の訪れを実感します。暦の上ではとっくに春なのですが。わが庭に小鳥を定住させようと木の巣箱を設置しました。

ちょっと時期が遅かったので、来てくれるかどうかわかりませんが、まあ、気長に待つこととしましょう。巣箱の穴の直径は取説によると2.7ミリで、スズメなどは入れないようになっているらしいで

す。でも、2.7ミリって小さすぎない?と心配。こんな小さな穴で入れるんだろうか? 北東方向に向けて、地上から1.5メートル以上に設置しましょう、なぜかというと蛇に襲われないためだそうで

す。蛇なんかいないよ。でも猫が来るか。なにかと鳥の生活環境を考えてしまいます。小鳥よ小鳥、来ておくれ。目白でもシジュウカラでもいいから。

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アクセスマップ

所在地:東京都日野市南平6-10-5 京王線「南平駅」から徒歩6分 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a0/fe004781c86c0276a59ab15ea48ff564.jpg 最寄駅は「南平駅」です。改札を出たら右側の階段を下ります。下りたら右へ70メートル進むと浅川の堤防道に突き当たります。堤防道に上がって右へ川の流れに沿って100メートルほど行くと右側に芝生の道が見えてきます。芝生の道の横の通路を30メートル進むとそこがカフェです。