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しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

今後の展開がまったくわかりません(2025.3.2 ISWレポートを読んで)

2/28は歴史的会談になるはずが、ある意味”での歴史的会談になってしまいました。

観ようによっては、ゼレンスキー大統領を貶めるシナリオが仕組まれた感の強い会見だったようにも思えましたが。

例えるなら、織田信長が弟信勝を謀殺したような…。(違ってたらすいません)

・なぜホワイトハウスにスーツで来ない?⇒チャーチル首相は戦時中ホワイトハウスに戦時服で来てますけど…。

・因みに今回の騒動の後、バッキンガム宮殿でチャールズ国王と面会した時も同じ服装でしたが、国王はまったく気にしてませんけど

・ウクライナに来たことがありますか?⇒テレビで観たことがある⇒私もテレビで観たことがありますけど…。

・ウクライナに来て、現実を見てください?⇒プロパガンダツアーを見せられるのか?⇒絶句…。

・あんた、第3次世界大戦を起こそうとしているのか?⇒アメリカが起こそうとしてませんか?

これは究極のアメリカ流(トランプ流)のマウント取り(恫喝外交)ショーでした。

ノーベル平和賞が欲しいのか、鉱物資源が欲しいのか知りませんが、権威主義国家がやってることと同類です。

3年前、ロシアの侵攻が始まってすぐに国外逃亡の偽情報ロシアにバラまかれた時も、毅然とテレビカメラの前でキーウに留まっている事を伝えた将に対して、どっちが失礼なんでしょ?

今回の事件をきっかけに西側諸国やアメリカ国内でも、ゼレンスキー大統領をヒーローアメリカ(トランプ政権)をヒールとする風潮になり、烏合の衆だったEUは一気に団結しました。(ただし、一部の国は相変わらずの天邪鬼ですけど…イヤならEU脱退すればいいのに

今後、米軍はウクライナ紛争から完全撤退するかもしれませんが、流石にそこまでやるとアメリカ国民が黙ってないと個人的には思いますけどどうなるんでしょ?(結局、政治家なのであまり酷いことすると2026年の中間選挙で勝てないことは考えていると思いたいのですが…)

さて、ISW(戦争研究所)は今回の事件に関係する内容含む日次レポートを出しました。

元ネタ:https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-march-2-2025

いつものように、レポートのGoogle翻訳記事を一部切り取って載せますので、詳細は元ネタを見てください。(不都合な切り取り方はしてないつもりです

 

「ロシアのウラジミール・プーチン大統領は2月24日、クレムリンのジャーナリスト、パベル・ザルビンに対し、ロシアはウクライナよりも「桁違いに」多くの希土類材料を持っていると主張し、希土類材料の資本投資プロジェクトでロシアは米国政府と米国企業の両方と協力できると述べた。プーチン大統領は、ロシア国内と占領下のウクライナ国内の鉱物資源に言及し、米国に「ロシア」の希土類鉱物への投資を訴えた(占領下のウクライナの鉱物はロシアのものだと主張した)。プーチン大統領はまた、ロシアのアルミニウム供給について米国と契約を締結することを提案した。…

「…この鉱物資源協定は、たとえ米国のウクライナに対する安全保障保証に関する文言が含まれていないものであっても、ウクライナに対する米国の長期的経済投資を表し、将来的に米国の追加支援やウクライナへの軍事販売に向けた基礎となる可能性があると、スコット・ベセント米国財務長官は3月2日のCBSのインタビューで述べた。…プーチン大統領は、米国とウクライナの鉱物資源取引を阻止することが、米国にウクライナへの軍事支援を中止させ、ウクライナを完全に放棄させるために必要なステップであると考えているようだ。プーチン大統領が明確に述べたウクライナでの勝利理論は、ロシアが人員と物資の大幅な損失と引き換えにゆっくりと段階的に前進し続けることができると想定しており、ロシアが米国とヨーロッパのウクライナへの安全保障支援と、自国の防衛を支援するために経済と人口を動員するウクライナの取り組みを乗り切り、克服できるという仮定に基づいている。プーチン大統領は、ロシア自身の戦時経済と戦力形成の問題が2025年以降にロシアの戦場での前進能力を大幅に妨げ始める前に、将来の交渉でロシアがウクライナを破壊または大幅な領土譲歩を引き出すことができることを期待して、米国とウクライナの関係が深まるのを防ぐために、米国とウクライナの鉱物資源取引を弱体化させようとしている可能性が高い。

「…ラブロフ外相は、西側諸国で進行中のウクライナへの平和維持軍の派遣に関する議論を利用して、ロシアの長年の政権交代要求を正当化しようとしている。ラブロフ外相と他のクレムリン当局者は最近、同様に米国と欧州の分裂を悪化させ、欧州諸国がウクライナでの戦争継続を望んでいると偽って描写しようとするレトリックに取り組んでいる。クレムリンは、将来の和平交渉やその他の協議でロシアに有利な譲歩を引き出すために、米国と欧州の間に亀裂を生じさせようとしている可能性が高い。

ところがすでに、ロシア軍の攻勢は2月末から急に衰えて、今まで大量出血しながら占領してきた地域(特に東部戦線)が徐々にウクライナ軍の反撃で失いつつあります

プーチンが考えている以上に早く、ロシア軍は臨界点を超えて瓦解する手前まできてるのかもしれません。

そうなった時に、次の一手はどうするんでしょ?

アイキャッチ画像引用:https://x.com/KpsZSU/status/1887082570359112007


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