中学校の合唱コンクールでのこと。
各学年、クラスに編成されたチーム。
それぞれ発表を学年単位でおこない、最後に講評が行なわれます。
1学年の発表が終了したときでした。
音楽の先生が、厳しい講評を話されました。
どんな内容だったかは忘れましたが、そのひとつに、「幼すぎる!」の言葉。
自分も同じく、小学生のようだと受け止めていましたから、納得の言葉。
音楽の先生は、「合唱」という世界から、生徒の「質」を見極めていたのですね。
さて、その厳しい講評に、体育館の中は異様な空気に包まれました。
そう、保護者たちから、「そこまで言わなくてもいいのに...」と。
考えましょう。
生徒たちの「質」を見極め、問題点を指摘した先生。
厳しい講評に苦言を呈する保護者たち。
先生は音楽の世界から高い意識を生徒たちに求めたのです。
保護者は学芸会やお遊戯会の延長として見ていたのです。
この差は、大きな意識の差ですね。
大切なことがあります。
それは、大勢の人の前で、親の前で怒られるということ。
そして、怒ってくれる人がいるということ。
先生に苦言を呈することは簡単です。
保護者の前で生徒たちを厳しく指導する先生の姿に、
生徒たちは幸せだなぁと感じました。
人づくりです...。
幼いまま3年間を終えるのか、鍛えられて終えるのか。
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