さて、今回から▲5八金右超急戦の研究に突入する訳ですが、
その研究で使用した相棒を紹介します。
最強 東大将棋 デラックス
これはPSPのソフトなので、通勤時間の研究には最適。
PSPのソフトとしては最強将棋 BONANZAの方が強いのですが、
何と言ってもボナンザは①遅すぎる。②指定局面から指し継げない。
どちらも序盤研究には致命的。^^;
特に①が酷くて1手に7分位考えてくるんですね。^^;
1手考えている間に2駅位進んでしまうんです。
さて、東大将棋デラックスの長所ですが、何といっても
「定跡の伝道師」こと所司和晴七段の定跡講座。
書籍の東大将棋シリーズの変化を網羅しているので、
書籍を購入するよりもかなりお得です。
視覚手に定跡を学べるので、定跡書よりもわかりやすいです。
(東大将棋は詳しいけどわかりづらいで有名ですからね^^;)
他にも「女流棋士に挑戦」や、「終盤力ドリル」、「棋力認定」などなど
対局、定跡、問題集どれも充実していてオススメの1本です。
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初手からの指し手
▲2六歩△3四歩▲7六歩△5四歩▲2五歩△5二飛(途中図)▲5八金右
(第1図)
◇超急戦への第一歩
第1図の▲5八金右が超急戦への第一歩。
次に▲2四歩からの歩交換を狙いにしており、△5六歩からの交換が
王手にならないのがメリット。
▲6八金の超急戦もありますが、振り飛車側に持久戦を志向されると、
玉形の差が大きいのであまり指されていません。
ここで超急戦を後手が回避するなら△6二玉(A図)がありますが割愛します。
下記リンクの棋譜を参考にして下さい。
棋譜でーたべーす
第1図からの指し手
△5五歩▲2四歩△同歩▲同飛△5六歩▲同歩△8八角成▲同銀△3三角(途中図)
▲2一飛成△8八角成▲5五桂(第2図)
◇▲5五桂に秘められた狙い
後手も超急戦を志向するなら△5五歩。
ここで居尾車側が超急戦を恐れ▲4八銀なら5筋位取り中飛車にできます。
▲2四歩からの交換に△5六歩なら超急戦。△3二金(B図)で超急戦を回避する事もできます。
途中図の△3三角は、飛車銀両取りで受からないので▲2一飛成は必然。
△8八角成▲5五桂となって第2図。
ここで「桂先の銀定跡なり」で△5四銀は、▲3三角が痛打。
以下△6二玉▲6三桂成△同銀▲8八角成(C図)で馬を素抜かれて必敗です。
では、どうすれば良いかと言うと…。
第2図からの指し手
△6二玉(基本図)
◇△6二玉までが基本
△6二玉(基本図)が冷静な一着。▲3三角は△8九馬で一局。
この変化は東大将棋デラックスの定跡講座にも載っています。
次回からはこの局面を基本図として、▲1一龍△7二玉を本線として研究します。
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マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイドの発売日が決まりましたね。
11/17(火)です。
今から楽しみです。^-^
その研究で使用した相棒を紹介します。
最強 東大将棋 デラックス
これはPSPのソフトなので、通勤時間の研究には最適。
PSPのソフトとしては最強将棋 BONANZAの方が強いのですが、
何と言ってもボナンザは①遅すぎる。②指定局面から指し継げない。
どちらも序盤研究には致命的。^^;
特に①が酷くて1手に7分位考えてくるんですね。^^;
1手考えている間に2駅位進んでしまうんです。
さて、東大将棋デラックスの長所ですが、何といっても
「定跡の伝道師」こと所司和晴七段の定跡講座。
書籍の東大将棋シリーズの変化を網羅しているので、
書籍を購入するよりもかなりお得です。
視覚手に定跡を学べるので、定跡書よりもわかりやすいです。
(東大将棋は詳しいけどわかりづらいで有名ですからね^^;)
他にも「女流棋士に挑戦」や、「終盤力ドリル」、「棋力認定」などなど
対局、定跡、問題集どれも充実していてオススメの1本です。
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初手からの指し手
▲2六歩△3四歩▲7六歩△5四歩▲2五歩△5二飛(途中図)▲5八金右
(第1図)
◇超急戦への第一歩
第1図の▲5八金右が超急戦への第一歩。
次に▲2四歩からの歩交換を狙いにしており、△5六歩からの交換が
王手にならないのがメリット。
▲6八金の超急戦もありますが、振り飛車側に持久戦を志向されると、
玉形の差が大きいのであまり指されていません。
ここで超急戦を後手が回避するなら△6二玉(A図)がありますが割愛します。
下記リンクの棋譜を参考にして下さい。
棋譜でーたべーす
第1図からの指し手
△5五歩▲2四歩△同歩▲同飛△5六歩▲同歩△8八角成▲同銀△3三角(途中図)
▲2一飛成△8八角成▲5五桂(第2図)
◇▲5五桂に秘められた狙い
後手も超急戦を志向するなら△5五歩。
ここで居尾車側が超急戦を恐れ▲4八銀なら5筋位取り中飛車にできます。
▲2四歩からの交換に△5六歩なら超急戦。△3二金(B図)で超急戦を回避する事もできます。
途中図の△3三角は、飛車銀両取りで受からないので▲2一飛成は必然。
△8八角成▲5五桂となって第2図。
ここで「桂先の銀定跡なり」で△5四銀は、▲3三角が痛打。
以下△6二玉▲6三桂成△同銀▲8八角成(C図)で馬を素抜かれて必敗です。
では、どうすれば良いかと言うと…。
第2図からの指し手
△6二玉(基本図)
◇△6二玉までが基本
△6二玉(基本図)が冷静な一着。▲3三角は△8九馬で一局。
この変化は東大将棋デラックスの定跡講座にも載っています。
次回からはこの局面を基本図として、▲1一龍△7二玉を本線として研究します。
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マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイドの発売日が決まりましたね。
11/17(火)です。
今から楽しみです。^-^
文章もとても読みやすく、これまでの記事も一気に読んでしまいました。
友人にも薦めることにします。
これから楽しみにするので、更新がんばってくださいねー
文章も長く一気に読むのは大変ではありませんでしたか?^^;
楽しみにして頂ける方が居るのは、私としても励みになります。
毎週とはいきませんが、頑張って更新していきますので、応援よろしくお願い致します。^-^
ゴキゲン中飛車が好きで、その中でもスリル満点の超急戦が大好きです。しかし、研究がモノをいう変化で、書かれている著書も少なく、最初に受けに回らなければならないゴキゲン側を持つと、棋力がショボイことも手伝って勝率が悪かった次第です。
こちらのブログは、超急戦を研究されていて、「スゴイ!」と思いました。
じっくりと、最初の記事から読ませていただきますので、よろしくお願いします^^
コメントありがとうございます。^-^
確かに超急戦は定跡を知らないと、一手の緩手で
形勢が悪くなる変化が多いですよね。
私も超急戦に参入したての頃は全く勝てませんでした。
最近は超急戦回避も後手が苦戦している傾向ですので
私の研究がお役に立てれば嬉しい限りです。^^
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。^-^