カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

甲子園で巨人に勝利 「金本はミスター・タイガースである」

2004年07月31日 21時57分40秒 | ☆阪神タイガース
僕個人的な意見ですが、本日無事に700試合連続フルイニング出場を決めたタイガース・金本選手は「ミスター・タイガース」であるとここに断言したいと思います。

今日のポイントとなった4回裏の攻撃。

ノーアウトでランナー関本を一塁において打席には4番の金本選手。
連敗中の全責任を負い、調子がでてきたと思えば中日・岩瀬投手からデッドボール。
満身創痍の4番打者が、この1点ビハインドの場面で選んだ作戦が
なんとセーフティ・バント。

巨人先発・桑田も意表をつかれ、打球は転々と仁志・ペタジーニの間に転がり、まんまと作戦は成功。

その必死で一塁を走りぬける金本の姿に、僕はミスタータイガースの称号にふさわしい何かを感じました。

そして何かを感じ取ったタイガース・ナインはその回に逆転勝ち越しの2点を奪いました。
なんと福原もタイムリーを打ってしまうのだから、これは金本マジックです。

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  計 
巨人1000000203
阪神00020020×4


8回からの安藤投手がソロ2本を献上しましたが、最後はウイリアムスがおさえてゲームセット。
巨人・シコースキーは今日も全力でベンチに走って帰りましたが、アリアスに頭部死球を与えたことによる退場だっただけに、「当て逃げ」ということばがピッタリ。


さあ、生え抜きがどうだとか、この際僕は言わない。
桧山を待ち、今岡を待ち、濱中を待ち、いま桜井をも待つ僕たちは、目が曇っていたかもしれない。

金本はミスタータイガースである

あ、賛同が得られないですか?
まあシーズン前半もサッパリな時期がありましたものね。
だいたい去年は3番打者でしたし。

じゃあ、百歩譲ってミスター・タイカープとします。



朝まで生テレビ「プロ野球編」の感想です

2004年07月31日 17時15分06秒 | ☆提言・苦言・球界再編
さて、昨夜から今朝にかけて放送されました「朝まで生テレビ」はプロ野球界の再編問題がテーマだったわけで、ごらんになられた方も多いかと思います。

結論から言えば、朝生の悪いところとはいえ消化不良・議論がそれすぎ

ぼくもichikenさんにならってとりあえず出演者ごとの採点を。

【司会: 田原 総一朗】50点(野球知らない度85点)
野球に詳しくないのはともかく、議論が白熱したときになぜか三宅氏に振ってしまう悪癖。(←確実に笑いはとれるものの、議論は途切れる)
野球を知らない知識人の問題意識って、こんなものなのかなというサンプルだったのかな。

【三宅 久之 (政治評論家)】12点(ナベツネ度96点)
ナベツネの盟友として登場。もちろん野球問題の知識は田原氏とどっこいどっこい。
番組中の仕事の6割がライブドア・堀江社長のラフなTシャツ姿に「ネクタイ締めて来い!」と恫喝することのみ。
違うことしゃべったかと思えば「日本は空前の好景気ですよ」などと、あきらかに電波系。

【堀江 貴文(ライブドア社長)】65点(セクシー度78点)
終始三宅氏にTシャツ姿を「下着じゃないか!」注意されまくり、周囲からもたしなめられた堀江氏。

発言内容自体はとりたてて目新しいものはなかったものの、経営戦略はしっかりしてそう。

ただ以前から気にはなっていましたが、発言の端々に「服装は関係ない」「なんで雑巾がけなんてやらなくちゃならないのか」「パリーグは一度ガラガラポンして、オークションして売ればいい。みんな買う」的な、トゲと毒のある発言がまずいと思いました。

服装もそうですが、「郷に入れば郷に従え」という言葉があるとおり、その商売の先人への敬意と礼儀はとても大切だと思います。
僕だって、あまりにすっとんきょう(←三宅氏お宝発言)な服装を公の場にしてくる人間は、いくら能力があっても信用できないと思いますもの。
それが世間の常識になると、日本はますます「公」と「私」を欠いた子どもの社会になってしまうと個人的には思っています。

プロ野球参入戦略としてもちょっとマズイでしょう。

【江本 孟紀(プロ野球解説者)】60点(セクシー度42点)
ポロシャツで登場。やっぱり最初三宅さんに怒られてたようです。
もう一つ僕の中では印象がうすかった。

【古田 敦也(プロ野球選手会会長)】85点(目充血度70点)
前日の収録だったとはいえ、他のどんな出演者よりも疲れていたであろうシーズン中の古田氏。

充分に選手会の提案を主張する時間がなかったのが残念ですが、ナベツネ氏のイタコと化していた三宅氏に「気に入った。こんどナベツネに会うようにいっときます」と言わしめました。(←忘れると思うけど)

冷静な語り口調でわかりやすく問題点と置かれている立場を訴えることには成功していたと思います。
充分及第点。
できればこれぐらい勉強し、外に向かってしっかり発言できるプロ野球選手が各球団に10人ずつぐらいは必要。
マンガばっかり読んでる場合じゃないぞ、プロ野球選手!

【栗山 英樹(プロ野球解説者)】50点(存在うすい度80点)
いい事は言ってました。

【二宮 清純(ジャーナリスト)】60点(早口度86点)
メジャーのこと言ってました。
内容はあるものの、伝わりきれていない印象。早口がマイナスポイント。議論には向いていないかも。

【坂井 保之(プロ野球経営評論家)】75点(荒井注度80点)
実際に複数球団の経営に関わってきた経験から、現場の本音をさらけだしてくれていました。
「そういうのがいかんのや」という内容を含んでいましたが、タテマエのない貴重な本音。
ちょっとうさんくさくみえましたが、きっといい人なんでしょう。

【東尾 修(プロ野球解説者)】65点(ほろ酔い度89点)
終始くだを巻いているようなベランメェ口調に危険な香り。
「パリーグは西武とダイエーは頑張ってきた」という立場。番組終了直前の堀江社長「パリーグはガラガラポンしてオークションして売ればいい」発言にブチギレ。
「そんなねぇ、失礼だよあんた。」と迫った瞬間の目は、本当に恐ろしかった。

【遙 洋子(タレント,作家)】41点(阪神バンザイ度82点)
いい事も言ってるが、話の流れも読まず勝算なしの議論のふっかけにマズさ爆発。
どうも地に足のついていない発言が多く、いないほうが良かったかも。

【広瀬 一郎(経済産業研究所上席研究委員)】96点(MVP)
僕も含めて一番視聴者には馴染みのない方ですが、Jリーグの経営戦略に関わっている人物として、野球とサッカーのプロ育成の理念の違いや、産業としてのプロ野球経営戦略についてわかりやすくソフトな口調で終始語っておられました。

「野球産業の商品は“面白いゲーム”。例えば巨人が3点差で勝ったから次は10点差で、その次は20点差で勝てるようにしようとしたとします。もうゲームという商品にならないですよね」
「“プロを育てる”という観点からサッカーの新人研修は2泊3日で、将来設計からファンとの対応シミュレーションまで含めて徹底的にやっている。野球はいきなり暴力団対策から。あと元選手の講演きいて終わり」

非常に興味深い初耳の数々でした。

で、トラのシッポ様情報でネット上の広瀬氏のコラムにリンクを張っておきます。僕もあとでじっくり読みますよ。





まあそんなわけで、わかりきった問題点を浮き彫りにするばかりで
有意義な議論の発展はとくにありませんでしたが、テレビ朝日に「もう一度是非やって欲しい。もっと議論を」という声を届けることは、ファンの関心の高さをマスコミに届ける意味でも大事でしょう。これも立派な合併阻止活動だと思います。
僕もさっそくメールを送っておきます。みなさんも是非どうぞ。

朝まで生テレビ・サイト

その際に不要なパネラーを整理する必要性も意見したいと思います。


また、昨日アップした「プロ野球勢力図」にやや変化をつけています。
プロ野球問題の整理にお使いいただければ幸いです。(画像著作権はフリーにしておきますが、あくまで現在発売中の「週刊ベースボール」(ベースボールマガジン社)の図をもとにしておりますのでご注意ください。)


というわけで皆様、「朝生~プロ野球編~」の次回に期待しましょう

ごきげんよう、さようなら。




















★プロ野球参考記録★

【ヨネスケ (落語家)】3点(オヤジ巨人度120%)
問題外。
彼はプロ野球ファンではない。巨人ファンだ。

ちなみに3点の内訳
「1点」→遅刻しないで来た
「1点」→とりあえず起きていた
「1点」→チ○コは出さなかった。

チャットでも盛り上がったのですが、「CM明けでヨネスケの席にぬいぐるみが置いてあったらいいのに」「いや、デカイしゃもじを置いておけ」と思ったプロ野球ファンは全国でのべ1千万人を突破したらしいです。(←当社調べ)


                         以上っす。