カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

野球日本代表をありったけの似顔絵で~アテネに散ったサムライ達~

2004年08月24日 20時44分26秒 | ☆野球
敗れました。オーストラリアに。
1対0の完封負けです。紙一重の負け。
回を追うごとにだんだんと追い詰められ、金メダルの夢はアテネの空に消えました。

もはや結果ではなく、彼らの戦った過程に。
仮に銅メダルすら逃したとしても、そんな彼らの過程に。

ありったけの祝福を…!

そして僕は。
そんな彼らに、ありったけの似顔絵を。































明日があるから。がんばれ日本代表!

プロ野球の観戦スタイルと「フェンスの高さ」についての考察。

2004年08月24日 10時19分30秒 | ☆野球
どうも申し訳ありません。サーバーのメンテナンスの告知を忘れていました。というよりも、僕自身もいきなりコメントのお返事を書き込んでいる最中にメンテナンスに突入してしまい、びっくりしてしまった次第です。

さて、いったいどんなコメントレスを返していたかというと、「阪神・三東がプロ初勝利!ただいま似顔絵製作中→でき申した。」の記事にいただいた白怒火様のコメントとそこに至るまでの経過が興味深かったので、それに対するレスですよ。

話題は「日本の野球場のファンサービス」について。

記事とコメント欄でのはみ選手FUZY選手サンタパパ選手や、その他あらゆる皆様との会話のあらすじを追いますと。。。


★神宮って、選手が引きあげるときにせっかくスタンドの横を通るんだからもっとサービスしてほしい。

★プロ野球ってああいうとこでファンサービスしてくれない。
サッカーみたいに試合後に外野席応援団に「うわぁ~」って来てくれるとか、大リーグみたいに試合前に気軽にサインに応じるとか・・・・

★手を挙げる選手などはいるが、その日活躍した選手は記者に囲まれて、それどころじゃない。活躍してない選手には声かからないし。

★その代わり、負けたからといってモノ投げるのは絶対にナシ!

★神宮で引き上げる時に声援に答えないのは、かつてピーマンが飛び交った思い出があるからではないでしょうか(笑)。
(こちらは参考記事ですが、ダメ虎時代の試合スコアが泣ける一品です。なつかしの選手たちにも注目)

日本の球場って、そもそもフェンスが高い。
ナインがスタンド横を引き上げていく時のファンサービスもいいですが、垣根を取っ払ってもっとファンとナインとの距離が近くなればいい。

★大リーグの試合前の風景なんか見てると、日本との差が大きい。ヤフースタジアムでそういう試みがあるが、ファンサービスを謳うならもっといろんな球場でやってみるべきでしょう。

で、ここで白怒火様の「球場のフェンス」と題されたコメントです。

なにかで「アメリカの観戦はホットドックとポップコーンの文化だけど、日本は弁当文化だから試合を見てない、球から目を切るので危ない」
「アメリカだと当たっても自己責任、もしくは親の責任で済むけど、日本ではなかなかそうはいかない」とかいう話が出てました(何で見たかはうろおぼえですが)
「お客さんの食べてたカレーライスにファールが飛び込んで、
あたり一帯カレーまみれ」
という伊集院光氏の笑い話はある意味違う側面が見えそうですね


「よって日本の球場はフェンスが高い」という説です。
なるほどと思いましたよ。
これは比較文化論みたいで面白い視点ですね。
(そういえば国技である相撲なんてお弁当がつき物ですし…。)

で、いろいろ考えてみると、日本の野球観戦スタイルってアメリカとはまったく別の発達をとげているんですよね。
だいたいトランペットの応援なんて、アメリカにはないですし、チア・リーディングはあっても、金髪に学ランの応援団長はいない(←いたら笑えますが)。

大雑把にまとめてみると…
「日本の野球応援→鳴り物と声援が派手。
メジャーの野球応援→試合内容を見守る」


もちろん、どちらが優れているとかは一概に言えないです。
どちらもみんなが楽しければそれでOK。
選手の側も騒がしい応援スタイルに慣れているので「甲子園の熱烈な応援は励みになる」とか「千葉ロッテの応援は世界一です」などの発言はおなじみです。
外国人選手もそういった発言をよくしますね。
「阪神ファンはイチバンヤー」(BY オマリー)

ただ思うに、日本の野球観戦スタイルは「応援のための応援」という側面が少しあると思います。
(アテネの野球中継が静かで新鮮だからということもあり、あえて思ってみました。)
つまり「応援すること自体がカラオケのようにストレス発散できるので楽しい。だから球場に行く」という観客の側面。
ピーマンを投げるマナーの悪い観客の心理も、これで説明がつくと思います。

で、こういう感覚って、メジャーリーグを観戦しに行く人や、ゴルフの観戦に行く人にはたぶんないと思います。
もし甲子園で「選手が打ちます。お静かに。」なんてプラカードが掲げられたら暴動になるかも(笑)

サンタパパ様はたしか「私はジェット風船を飛ばさない」派。
理由は「試合に集中したい」というものだったですよね。
実はジェット風船って、たしかに試合内容を追うにはちょいと邪魔なんですよね(笑)
皆さん前の回から膨らませはじめますもの。

これは余談ですが、昔神宮で阪神・ヤクルト戦をみたとき。
僕も6回裏のヤクルトの攻撃から風船を2個ふくらませて待っていたら福原(手術前)がペタジーニ・古田・高橋智にホームラン三連発をくらいまして…。
あっという間にものすごい数の風船が時を待たずして夜空に舞い上がったのを思い出します。

話をスタンドの高さに戻しましょう。
スタンドの高さは、選手との距離が近ければ近いほど、立派なファンサービスになります。
しかし、どうも日本の球場は、ファールボールの危険性や球場警備のやりやすさを考えてかフェンスが高く、金網で仕切られてます。

試合に集中していれば、ファールボールの危険性は少ない。そしてファンのマナーが良ければフェンスや金網はいらないのです。
球場に「低くしろ」と訴えるのは簡単ですが、我々ファンのマナーや観戦スタイルについても、いろいろと考えてみたら面白いと思いました。
暴力団対策がどうのとか、やれ選手がピーマンを投げつけられたとか(←しつこい)、トホホな課題が多いですから。

なにがなんでもメジャーの真似がいいとは思いませんが、フェンスが低いのは「いいな」って思います。
たしか千葉マリンスタジアムはバレンタイン監督の提言によって、ベンチ横の金網の一部をファンとの交流用に撤去したとか。いや、素晴らしい。

あとメジャーのちょっといい話。
メジャーでは一流選手ほど子どものファンを大切にするといいます。
とある子どもがメジャーの超一流選手に「サインボールをください」と練習中におねだりしたそうです。
するとその選手は黙ってベンチに帰ったあと少年のもとに戻り、「ボールよりこっちの方がいいだろう」と、なんとバットを差し出したといいます。

いや、こんなことが日常茶飯事で行われているとは思いませんが、いい話ですよね。
日本の野球の「観る側とプレーする側の意識」
そして「フェンスの高さについての考察」

朝から少し語ってみました。

【追記】
このプロ野球の応援スタイルについての簡単なアンケートを「自称阪神タイガース評論家」のtorao選手のところでやっておられます。
僕も結果に興味があるので、ぜひご参加くださいませ。
(ページの左の方に入力フォームがありますよ)