カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

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一場雑感。「アマ選手を甘やかすことがスター不在の原因だ」(あと、松坂雑感)

2004年10月29日 21時54分02秒 | ☆提言・苦言・球界再編
あー、なんでしょう。この漫画家という仕事は。やたら忙しい時期と、5日ぐらいなーんにもしないでいい日とがごっちゃになってやってきます。今は、ちょっと増刊の漫画の仕事に追われてここ3日ぐらいえらい事になっておりましたが、なんとか締め切りには間に合いそうです。

さて、元明大野球部・一場投手の会見ですが…。皆様もテレビや新聞などですでに詳しくお知りになっていることでしょう。

映像を実際に見たうえでの率直な僕の感想といえば、つまらんのひとこと。
本人がガッチガチになっていて、用意してきたセリフをかみまくりってことしか印象に残ってません。どってことない会見です。
なんとか今季のドラフトで国内球団に入ることを世間様に許してもらおうと必死です。

これは余談ですが、たしかタイガースは「一場入団の際には杉山が現在つけている背番号18を与えよう」なーんていってましたが…エースナンバーということではなく、 もしかして「一場」にひっかけて「1」と「8」だったのでしょうかね?
藤川球児の背番号が「92」なのと同じ発想で。
そういえば関本の背番号が「44」なのは「関本四十四」氏となにか関係あるのかな~…なんて議論をこのブログでずいぶん前にやりましたね。

本当にどーでもいい雑感でした。
それはそうと「すぽると」で一場会見に関して解説者・大矢氏が「彼はまだ大学生ですよ。こんな痛々しい状況に追い込んではいけません。野球界を改革しなければ」といった趣旨の短いコメントをしておられました(たしかこんな感じの趣旨でしたが、間違ってたらごめんなさい)。

「まだ、大学生なんだから」
あるいは
「もう、大学生なんだし…」

このあたりの線引きは人によって判断が分かれるところでしょう。
当初一場に同情ばかりしていた僕ですが、犯罪の低年齢化が随分と叫ばれているような昨今、ここは「もう、大学生なんだし…」という彼にとって厳しい説に一票。
裏金を受け取るような大学生は「世間知らず」ではなく、世間を知りすぎています。

しっかしあれですね。
アマ選手入団のための裏金・契約金で億単位のお金が動くってのはやっぱりどうかしてますね。
善悪の問題もそうですが、過剰に甘やかされた選手はそこそこにしか育ちませんって。
日本球界のスター不在は深刻な問題ですが、案外原因はこのあたりにあるのかも。

その辺については小関順二さんのコラムが詳しいです。
プロ野球界に目を転じると、高校からプロ入りした選手は苦戦を余儀なくされている。「大学に行ったつもりで4年間はプロの体力をつけ、勝負は5年目以降」というモラトリアム(猶予期間)的思考が成長の障害になっていたのだが、メジャー組のイチロー、松井秀喜、松井稼頭央、石井一久を見てもわかるように、トップクラスに名を連ねているのは高校卒選手が多い。さらにここ数年、投手なら寺原隼人(ダイエー)、岩隈久志、阿部健太(近鉄)、正田樹(日本ハム)、朝倉健太(中日)、林昌範、真田裕貴(巨人)、高井雄平(ヤクルト)、大竹寛(広島)、野手なら川崎宗則(ダイエー)、中島裕之(西武)、内川聖一(横浜)に代表されるように、高校卒選手の早い飛び出しが目につく。
育てるのは難しいが、化けたときの器は大卒選手と比べ物にならないという比較です。
また、社会人出身の選手についても具体的に名前を挙げて論じてくださってます。ぜひ一読ください。

さて、タイガースを見ても、井川・藤川・濱中・関本・あたりの主力が高卒選手。(そもそもタイガースは高卒選手をめったに上位指名しません。育てる自信がないのが原因だと思われます)
また金本などは大卒ですが、広島カープで甘やかされることなく育てられた結果、今の位置に。
「苦労」という部分に焦点をあてれば藤本サンなんて大ケガのため大学中退。
専門学校、社会人と進んだうえ、プロ入りしてまで熾烈なポジション争いを繰り返したという苦労人。

甘やかされていない選手・苦労して這い上がった選手は、エリートには到達できない突き抜けた実力と魅力を兼ね備えることが可能なのだと思います。

この今の苦しい状況から這い上がれ、一場投手。
大きく育つためのチャンスと思えば、それも悪くない。
キミのプロ野球人生は、まだ始まってすらないんだから。



同じプロ野球の話題でも、こちらはがらっと変わりまして。

あの松坂大輔が結婚ですよ。結婚。
もちろん柴田アナと。
やっぱり高卒選手は嫁さんのスケールも違う。バツグンにきれいな人ですもの。

個人的には、「これでやっと『スポーツうるぐす』をドギマギせずに見ることができるなぁ」と安心しました。
結構シバタさん、松坂に突撃インタビューとか取材とかやらされてたんですよ。
あと「彼氏」が投げている試合のニュースも読まされてた。
シバタさんが「しかし松坂、ここで踏ん張ります」とか言う時、僕なぜだかちょっとあたふたしてしまってたんですが
あれ?ぼくだけかな??

でも一番あたふたしてたのは、間違いなくご本人たちだったでしょうけど
ともかく取ってつけたように言いますが、このたびはおめでとうございます。