「何これ? 」：天知る
「天知る、神知る、我知る、子知る。」
（後漢所書『楊震伝』）
良心があれば、悪事を隠したり言い訳はしないもの。
「天知る」である。
【閑話休題】：「見出し」
新聞記事の見出し、「G中田、感謝の初アーチ」
暴力行為を忘れたか？
「巨人」の中田君が、まぐれ当たりの「ホームラン」。
感謝、誰に？
誰に対しての「感謝の初アーチ（ﾎｰﾑﾗﾝ）」なの？
ズレテル記事の見出し。
まともな神経の持ち主（記者）なら、この様な
見出しは付けないでしょう。
何という、何故こんな書き方をするのでしょう。
まるで「美談」みたいな書きよう。
移籍して来た選手がたまたは本塁打を打ったとしても、
それを美談みたいに大見出しにする精神が気に入らない。
報道機関（記者）は何を考えているの？
（な～んにも考えていない。）
こんな記事を書くと、中田君本人がまた、つけあがるだけ。
ダメにしているのは、この様な見出しを付ける報道機関かも
知れない。
見出しは、「感謝の初アーチ（ﾎｰﾑﾗﾝ）」などではなく、
・「暴力行為をも忘れさせるお詫びの一発」、
・「拳をバットにかえての会心の一発（ﾎｰﾑﾗﾝ）」、
・「殴るような衝撃の一発（ﾎｰﾑﾗﾝ）」、
・「昔ながらの悪ガキの衝撃（ﾎｰﾑﾗﾝ）」、
・「身から自然に出た必然の一発（ﾎｰﾑﾗﾝ）」、
なんて言う見出しは如何でしょうか？
もちろん、見出しを付けたのは、記者なので
この件については、中田君は悪くはありません。
中田君は、球団等への感謝をする前に、することが
沢山あるのに、気づいていないことが問題………
本塁打の後のコメントでは、
「本当にありがたい。これが当たり前のことではないので
個人的にうれしかった。」ですって。
「これが当たり前のことではない」とは、
”暴力行為をしたにも関わらず” と言うことなの？、
”ホームランを打てた” と言うことなの？
何を言っているのか、よくわからないコメントです。
「務所帰り」の方のコメントなら納得です。
（一応は、罪を償っているのですから………）
中田君は、今までのように自分を律することが
出来ない様では、決して真の一流選手と呼ばれる
ことは無いでしょう。
少しは、自分の身の振り方を、自分の頭で考え、
他人の事に気遣いを見せる配慮を持つよう
心がけて欲しいものです。
今のままでは、せっかくの「真に出直すチャンス」を
失ってしまっいています。
一から出直すと言う意味を本当に理解していますか？
言葉だけではだめです。
球団や、監督、コミッショナーの責任も大きいとも
思われますが、最終的には中田君自身の責任です。
（なんで、こんなに甘やかすのかなぁ～）
中田君は、本当の意味においての、「立ち直る機会」を
逃したように思えます。 そのことが、残念です。
＊ ナイターの電柱裏の法師蝉
2021.08.25.moai291
