【今日の俳句】:秋の色(秋)
秋の色 太陽光の乱反射
【今日の思込】:ある「環境ビジネス」
「地球温暖化対策」の一環として、
上空に微粒子(エアロゾル)をまき、
太陽光を人為的に遮って地球を冷やすと宣う
米国のベンチャー企業「メーク・サンセッツ社」
のずさんな計画。
気球に二酸化硫黄(SO2)を入れて打ち上げ、
上空20キロの成層圏で破裂させる。
まかれたSO2は化学変化してエアロゾルとなり、
人工雲を作る。
これが太陽光を遮って地球を冷やすとの主張。
こんなもの、成層圏ではジェット気流などの
強風も吹くので、何時までもその空間に
その物質とやらが漂っているはずもない……
(成層圏内でも風が吹いていることが分かっている。)
更に「人口雲」をつくると言っているが、
成層圏に人口雲をつくるなんて、不可能。
成層圏は上のほうが気温が高い安定した構造を
しているため、上昇気流が発生しにくく、
特殊なもの(「真珠母雲」など)をのぞき
成層圏に「雲」は出来ないというのが定説。
成層圏ではそんなに簡単に雲などつくれませんよ。
しかも、実質的な効果の検証も全く無く、
イメージのみの環境ビジネス。
(この方法で地球を冷却出来るという根拠は全くない。)
太陽光を遮れば、多くの生物や植物、その他に
どんな影響が出るのかも全く検証もしないで
ただ単に地球を冷やす?
そもそもこんなことで、太陽光を遮る事など不可能。
エアロゾルを大気中(含成層圏)にまく行為は、
環境汚染や予期せぬ気候変動を招く可能性大です。
世界基準での「チェック体制」を早急に
つくる必要がありそうです。
この会社のような「こうした考え方」が
今までも地球をダメにして来たのに………
目先だけの「お金儲け」の手段にしか
見えないのですが……
【今日の川柳】:サギ
金儲け 詐欺でもいいさ儲かれば
詐欺まがい こんなことしてイイのカネ
詐欺の黒 勝れるものは鷺の白
【今日の道話】:悟
菩提心を発す人は多けれども退せずして
実の道に入る人は少なし。
全て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぶらかされ、
事にふれて移りやすきものなり。(日蓮)
●思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…