「何これ? 」:水
「水は能く舟を助け、水は能く舟をやぶる。」
(日蓮)
水は、命を育むが、命をも奪う。
穏やかな時は、美しい姿を見せるが、
怒ると全てを破壊し尽くす。
【閑話休題】:残土
静岡県の土砂崩れ問題。
「建設発生土(残土)」
建築工事及び土木工事などで建設副産物として発生する土のこと。
産業廃棄物に該当するものが混入している場合は、
それを取り除かなければ、産業廃棄物に該当する。
「残土の発生」
・地面を掘削⇒土で埋め戻し⇒余剰の土砂発生=建設発生土(残土)
近年は、限りある資源としての「土」を有効に利用するために、
現場で掘削した土砂を一旦は保管(場内または場外)し、
これを改めて埋め戻して再使用、余剰分だけを場外処分とする
様になった。
県や市は盛り土を増やす際、行政への届け出の手続きが適正だった
否かの調査を実施する。
今回の大雨で、盛り土に約2万立方メートルの雨水が流入したと
分析されている。
静岡県副知事は「排水が適切でなく、盛り土に水がたまり過ぎた」
と推定している。
県は、排水機能が適切であれば、降水量の少ない時間帯に盛り土の中の
水を排出できていたとみる。
盛り土はほとんど崩れ落ち、実際に十分な排水設備があったか否かは
不明としている。
今回の土石流は、盛り土が地表部分の土砂や木々を
巻き込んで崩れ落ちた「表層崩壊」と推測されている。
埋め立て業者は、許可のいらない届出量でまず申請し、
その後、勝手に埋め立てを拡大していった様です。
そして、残土に産業廃棄物を混入して、埋め立てたと
言う疑惑もあります。
この様な産業廃棄物不法投棄(疑)業者は、多数存在する
とも考えられ、行政側もその対応に従前から苦慮している
現実がある様です。
この様な業者は、反社会勢力(いわゆる暴力団)との
繋がりがある業者が多いとの分析もあります。
県や市は、この事案に対し、「一切隠すなという方針」。
その結果、「行政の責任を問われても仕方ない」としています。
この方針で突き進んで、原因究明、今後の事故の未然防止に
繋げて欲しいものです。
この問題は、残土(盛土)問題ではなく
産業廃棄物(産廃)不法投棄問題として
対応していく事が重要と考えられます。
* 七夕や 越前和紙の イヤリング
2021.07.16.moai291