爺々ネタ?

「これ何? 産廃不法投棄 」(oji3のブログ453)

   「何これ? 」:善業

 「善業をなしてこの世からあの世に行った人を
  善業が迎えてくれる。
  久しく遠くにいた人を親族友人があたたかく
  迎えてくれるように。」  (仏陀)

 「死は大地に戻ること、我が家へ帰ること」と
 高見順は言っていた。
 我が家へ帰る時の「土産」は「善業」と言う事なのでしょう。

【閑話休題】:産業廃棄物不法投棄
  静岡県の土砂崩れ問題は、残土(盛土)問題ではなく、
  産業廃棄物(産廃)不法投棄問題。

 1970年、国は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、
 廃棄物処理法)」を制定し、排出事業者や処理業者などに
 廃棄物の適切な処理を求める法律を施行した。

 廃棄物処理法では、「事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの
責任において適正に処理しなければならない」と、排出事業者が
最終処分まで責任をもつよう示しています(法第3条)。

 これは、業者に委託する場合も同じで、産業廃棄物処理の委託先が
適切に処理しなかったなどの違反行為をした場合、排出事業者にも
ペナルティが適用される内容となっています。

 法律の趣旨は、十分理解できるものです。

 しかし、反社会勢力(いわゆる暴力団)等による
法律の隙間をついた違法行為が跡を絶たない様です。

 残土処理と称して登録し、以後残土に廃棄物得御混入して
勝手に処分する手法などが行なわれている様です。

 今回の静岡県の事例も、正にこのやり方です。
最初に残土処理を申請し、その後、所有権を次々と変えたり、
会社を清算したり、顕在化した責任が誰にあるかを
分からなくする手法と思われます。

 今回の事案は、会社を清算した「A」も、引き継いだ「B」も、
双方とも自身には責任はないと主張しています。

 二束三文で山林を買って、ゴミ(産廃)を粉砕して土砂と
混ぜ埋め立てて利益を上げるという手法は、他にも多く存在して
いると思われます。

 いわゆる暴力団(893)の資金源になっている様です。

 無許可で、宅地造成法の規制を逃れながら、事実上の
「産業廃棄物最終処分場」にしてしまっています。

 残土処理は国土交通省、廃棄物は環境省と言う事で
連携が充分取れていないことも要因の一つでしょうか。

 都道府県などは、産廃の違法投棄について、「行政」だけの
取り組みでは困難な面も多いので、警察関係者を自治体の
「廃棄物対策課」等へ出向してもらって対応しているところも
多い様です。

 自治体では、「不適切な事案への対応は、問題が深刻化してから
では解決が難しくなるので、初期対応を速やかに、かつ毅然と行い、
行為が小規模なうちに対応するよう心がけている」と言っていますが
その実践は、まだまだ不十分な様に見えます………

 今回の静岡県(熱海市)の事案について、
「行政の不作為(多分アルと思われる)」や「事業行為者の
暴力団等との繋がり」等を何処まで解明できるかが鍵でしょう。

 今後の同じような事案の対応モデルケースとなる様、
徹底的な調査を実施して欲しいものです。

 この事案に対する「一切隠すなという方針」を
堅持し続けて欲しいものです。

 * 紫陽花忌 医学の道は 天上に
      2021.07.17.moai291

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