「何これ? 」:力量
「分限を見分けて、その性性を知れ。」 (鈴木正三)
己の能力を過信せず、自身を知り精進すべし。
【閑話休題】:「頼れる琴美ちゃん」
「ロコ・ソラーレ」のリザーブの石崎琴美選手。
”リザーブ”と言うから、たいしたことは無いのかなと
思っていたが、これが大間違いのコンコンチキ?………
フィフス(リザーブ)の石崎選手の役割は重大。
選手のケアはもちろん、他国のコーチや選手、関係者などから
情報を得たりもする。ハーフタイムの補食(モグモグタイム)の準備も……
「ストーンチェック」も毎晩試合終了後から、時間をかけて
行う。個々人の投げ方の特徴も加味して調整を行うとのこと。
その一方で選手に万が一のトラブルがあった場合、
いつでもスタンバイし、体調管理をしておく必要もある。
そんな多岐に渡ってのサポートを的確にこなして来た。
また、戦略を練るなどの重要な役割も担った石崎選手、
この人がいたからこその「メダル」なのでしょう。
フィフス(リザーブ)を務めた43歳1カ月の石崎琴美氏は
冬季五輪の日本勢最年長メダリストになった。
石崎琴美氏の加入にあたっては、ロコ・ソラーレのメンバーは、
「琴美ちゃんがいい!」とのラブコールを繰り返したとのこと。
石崎氏は「何度もオファーをくれた選手の気持ちが嬉しかったし、
あとはこの4人の挑戦を見守れるのは楽しそうだなとも思いました」
と後に述べている。
石崎氏がロコ・ソラーレに加入した最初の冬に、
吉田知那美選手が言っていた言葉、
「琴美ちゃんがロコに来てくれて嬉しいんですけれど、
それによって『石崎さんの解説、分かりやすかったの
に残念』というファンの声もあったんです。
琴美ちゃんをとっちゃって申し訳ないなという気持ちもあって。
でも、だからこそ私たちはいい試合をしないといけないと思っています」
また、「琴美ちゃんの客観的な目が欲しかった」とも言っている。
メダリストの「頼れる琴美ちゃん」の今後はいかに……
冬季五輪の日本勢最年長メダリストの今後にも注目です。
〇カーリング女子、ロコソラーレが「銀」メダル
(左から)石崎琴美、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月
* 息ひそめ行方見守る冬の鳥
2022.02.21/moai291