「これ何? 」:南無
「この生の終わるときは、ふたつの眼、
たちまちにくらくなるべし。
そのときを生のおわりと知りて、
はげみて南無帰依仏ととなえ奉るべし。」(道元)
仏教では、「臨終正念」と言う言葉があります。
これは、臨終時における信仰告白は真実であり、
意味あるものという解釈がなされています。
「吾」もいい年なので、「そろそろ」と思われますが、
この様なヤツほど、長生きし過ぎるきらいがあります。
憎まれっ子(爺)世に憚る。
この世とは、かくも無常なものなのでしょう。
生まれたからには、人は必ず死する理があります。
死するときに、何を言い残すのか?
考え過ぎてもても仕方がありませんが………南無帰依仏………。
* 古希過ぎて 行方は言えぬ 枯尾花
2020.11.07.moai291