「何これ? 」:月影と月
「月影の至らぬ里はなけれども、
眺むる人の心にぞ澄む」 (法然)
天を仰ぎ、観る月のかたちは様々であるが、
その実は「満月」である。
その真実を知ることが出来れば、「仏性を知れり」。
【閑話休題】:「五輪報道」
東京五輪も閉会式を終え、一段落と言った
ところでしょうか。
五輪報道については、特に近年内向きに
なり過ぎているきらいがあると思われます。
この国のテレビ画面に映る映像が、日本選手ばかりで、
外国人選手が圧倒的に減っている様です。
カメラが追いかけるのは、どの局も話題の日本人選手
ばかりです。
過去の五輪の外国選手としては、「チャフラフスカ」、
「アベベ」、「ショランダー」、「アンパッカー」、
「コマネチ」、「ヘーシンク」、「ヘイズ」、「ルイス」、
「ボルト」、「マイケルジョンソン」、「ジョイナー」などの
外国の五輪メダリストの名前をスラスラあげられます。
しかし、今回の東京五輪での外国選手と言われても、
???名前があげられません。
これは、五輪報道が、内向き(日本人中心)に
なり過ぎているのせいなのではないのでしょうか?
日本選手を取り上げることを、どうのこうのと言う気は
ありませんが、もう少し外国の優秀な選手も取り上げて
欲しいものです。
私が見たいのは、一流選手(金メダリスト)の技量です。
日本人、外国人を問わずです。
もちろん、「日本人・金メダル・ワァ~オ」を
否定する気はサラサラありません。
各局相談して、深夜の時間帯でもいいので、各国の
「金メダリスト特集」を放映して欲しいものです。
何事につけ、日本人の関心が、ドメスティック(内向き)に
なり過ぎないよう、注意する必要があるものと
思われますが………
内向き過ぎの心は、「差別意識」にも繫がる懸念を
内在している気配を感じています………
* 空蝉や背に負う傷は命なり
2021.08.13.moai291