爺々ネタ?

「これ何? 紙本」(oji3のブログ378:慈309)

  「何これ? 」:道を学ぶ

  「学道の人は、復た嬰孩のごとくなるを要す。」
                (碧巌録)

 道を学ぼうとする者は、素直で邪気の無きよう
すべきである。

【閑話休題】:デジタル教科書
 政府は、24年度から「デジタル教科書」導入を
目指すこととしている。
 しかしながら、懸念を示す者も少なくない。

 多くの事がデジタルで確認出来る時代なので、
せめて教科書位、「紙」でいのでは?

 あえて言えば、私は教科書は「紙」の方が良いと思う。

 今のお子様たちは、もうすでに「デジタル」に慣れ
親み過ぎているきらいがある。

 LINE、SNS、ゲーム、You Tube、ショッピング等
既に使い慣れている。

 いわゆる「スマホ脳」を懸念する状況でもある。

  「もしかしたら、何か新しい事があるかも知れない」、
と言う期待が、SNSやネット情報に依存してしまう
様になってしまっているのでしょうか。

 新奇なものへの期待や憧れは、否定されるべきものでは
ありませんが、過ぎたるは……です。

 自身の体と五感を働かせ、環境の変化を感じ取り、
情報の「真」、「贋」を見分け、また、他者との意思疎通を
はかる生き方が大切なのではないのでしょうか。

 せめて、「教科書位は「紙」にしておいて欲しいものです。
デジタル教科書では、次のような俳句は絶対に生まれません。

 ※村上健志さん(フルーツポンチ)の一句です。
   ”行間に次頁の影夕立晴 ”
             (ユダチバレ)
 (本人のコメント)
   電車に乗って本を読んでいたら、行間に次のページの影が
  スッと入ってきた。「いいな、きれいだな」って。
   その影に気づくと、周りの明るさに今度は気づくわけです。
  さっきまで降っていた雨がすっかりやんで晴れていた。
   小さなことを発見することで、それ以外の大きな世界が
  広がるのです。

 デジタル教科書では、この様な発見は出来ない。
やはり「本」は、紙がイイナ……インクのニオイもイイし………

 *文庫本 持ちて迷えし 野がけかな
            2021.05.03.moai291

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