「何これ? 」:当然
「柳は緑、花は紅」 (蘇東坡)
無常の世にあっては、"当たり前のことが
ありがたいと知るべし"と教える。
【閑話休題】:蟻の集団に怠けものアリ(蟻)
社会性昆虫である蟻(アリ)。
1つのコロニー(集団)には、女王アリ、働きアリ、兵隊アリ、
雄アリ等がおり、階層ごとにそれぞれ役割を持ち生活しています。
その中で大きな割合を占める働きアリのうち2割は働かずに
“補欠”として待機しているそうです。
蟻の集団には法則があって、
アリのコロニーの全体を100とした場合、「20が働き者?のアリ」で、
「60が一般的なアリ」、残りの「20が怠け者のアリ」で構成されている
と言われています。 これが「2:6:2の法則」です。
働き者?のアリばかりを集めても、そのうち2割は
また働かなくなるとの事です。
この臍曲がりの、怠け者のアリの有用性は、他のアリと
同調しないことにあるのでしょうか。
全てのアリが同じ方向へ向かうとすれば、もしその前に
「蟻地獄」があればアリは全滅してしまいます。
「蟻地獄へまっしぐら」テナ事にならないように、
「怠け者のアリ」が存在しているのではないのでしょうか。
臍曲がりのアリがいることで、種の保存が出来ているので
しょう。
さて、人間の社会は如何なのでしょうか?
なんだか、臍曲がりの変わり者にも、大きな存在意義が
ある様に思えてきました。
今、「何もない事も幸せ」と言う意味を、鈍ってきている
五感全体をも使って確認したい心境になって来ています………
* 用水路 迷い蛍の 仮の宿
2021.07.06.moai291