子どもの人格を認め、性格、個性を見極め、多様性を認めることが、
グレーゾーンの子育ての柱になると思います。
しかし、そんな集団保育を実現している現場を見つけるのは、困難なのが現実です。
子どもたちを取り巻く環境は、ほとんどが経済優先や大人の都合優先で動いています。
レールに乗って大人の都合どおりに成長していかないのが、
グレーゾーンの個性豊かな子ども達です。
通常の幼稚園では、彼らはそこのルールを覚え、自分を隠し、
合わせることばかり要求され、常にアウェイ感たっぷりです。
安心することも難しいので、課題を楽しむどころではありません。
フォローせずに放っておけば、ネガティブな学習ばかりすることになり、
人や社会に対し、反感を持ってしまう。
「受け入れています」という園の中には、受け入れてはいるけれど、
接し方などの工夫はしていないところもあります。
子どもはとても敏感で、本能的に自分が差別や区別されていると感じると、
その違和感から問題行動を起こしたり、心を開かなくなったりします。
情緒豊かな人間性を育みながら、生きる喜び、人の温かさ、
何より楽しみながらできることが増えていく。
そんな幼稚園がないものか。
幼稚園は、三年保育からあるので、通う年齢は、3歳から6歳です。
色々な習い事をさせたい、かわいい制服を着せたい、、、
そういうことよりも、
安心して子どもが通える場所であることが最も大事です。
安心して参加できる場所を幼児期に確保できることが、
その後の親子関係にとって、最重要です。
現実問題として、その後に待ち受ける学校は、
親子ともに安心できる場所ではない可能性のほうが高いのです。
そこを乗り切るには、やはり自分たちが選択できる幼稚園で、
「安心できる経験」を積んでおきたい。
グレーゾーンと言われる人は、少数派の人種と言えるでしょう。
一歳半ごろから、様々な情報が飛び交い、障害なの?と不安になると、
粗探しをしたり、否定的な目で子どもをみることになります。
0歳から6歳まで、本来ならもっとも自由に楽しめる時期を
ネガティブに過ごすのはもったいないです。
個性のある子が生まれたら、
1 そういう個性を生まれ持った一人の人間であること
2 その人なりの発達を遂げていくのだという楽観的な認識を持つこと
3 レールに乗ることよりも、その人なりに成長し、ルールを楽しく学ぶ方法を探ること
が大事だと思います。
そんな中で出会ったのが大谷幼稚園なのです。
(〒963-0127 福島県郡山市三穂田町大谷新田3 TEL024-953-2961)
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