Mochy's Backgammon Today

プロプレイヤー望月の日々バックギャモン

世界で一番強いプレイヤーを決める

2019年07月21日 | 海外ギャモントーナメント
7/28,29,31の3日間にわたり、モンテカルロでUltimate Backgammon Championshipというタイトル戦が開催されます。


これは新しく創設されたタイトル戦で、将棋や囲碁のようにタイトルホルダーに挑戦者が挑戦する形式で、
真に世界で一番強いプレイヤーは誰か?を決めます。
試合は7ポイントマッチを3日間にわたって12試合行い、1試合ごとに勝敗とエラーレートの2つで争います。
勝敗に1ポイント、エラーレートに1ポイント与えられますので、合計24ポイントになり、13ポイント取ったプレイヤーが
勝者となります。12-12の場合はエラーレートの平均が低い方が勝ちです。
試合はすべてプロによりストリーム配信、ワールドクラスプレイヤーにより解説されます。

今年は初年度ですので、暫定王者決定戦として私とSander Lylloffが対戦します。
来年は挑戦者決定トーナメントを開催し、優勝者が挑戦する形式になります。

Sanderは最近のプレイヤーは知らないかもしれませんが、とてつもなく才能あふれたトッププレイヤーです。
Backgammon Giantsの最高位は4位ですが、彼が世界で一番強い時期は間違いなくあったと思います。
その後ポーカーやスポーツベッティングに転向したためバックギャモンにかける時間は短くなってしまいましたが、
才能と頭の良さは私とはケタ違いです。(ポーカーでもあっさりとEPT Barcelonaを優勝、100万ユーロ超をCashしています)

3日間にわたり同じプレイヤーと徹底的に戦ったことは一度もなく、しかも相手は超強豪のSanderとプレッシャーが
かかる試合ですが、逆に言えばこれほどやりがいのある対戦もありません。
こうした企画ができ、それに呼ばれたことを本当に幸運と思います。最善の準備で試合に臨んでベストを超えた自分を見せたいと思います。

UBC(Ultimate Backgammon Championship)の詳しい情報は下記URLにアップされます。
https://www.facebook.com/backgammongalaxy/


7/24 追記 
インタビューがFacebokに掲載されました。


なお、ルールは下記の通り。
UBC – Ultimate Backgammon Championship
The rules of the championship match:


Point system:
– Twelve 7-point matches.
– One point for a match win.
– One point for an error rate win.
– This gives a total of 24 point to play for. The player who reaches 13 points first, will win the
match.
– In case of a draw in points after all twelve matches, the player with the lowest average error
rate will win the championship title.

Clock settings:
– 12 second delay pr. move.
– 14 minute time bank, pr. match.
– If the time bank runs out, the player will lose the match.
– In case of an unsuccessful roll (for instance a die falls out side of the board), the delay on the
clock will be reset for the re-roll.

Analysis details:
– There will be no push margins in terms of the winner of the Error rate battle. We will go to
three decimal points on the XG analysis. In case of the extreme unlikelyhood of a perfect tie
on the third decimal, the error rate will be a draw, and both players will receive one point.
– 1st pass XG roller++
– Search interval: Large
– Bear off database: 15 checkers over 6 points
– ME-tabel: Kazaross XG2
– Check mark in "Use Opening book", "Do not roll Opening book moves", "Wrong
Double/Take is an error".
– No check mark in "do not calculate resign errors" & "Error compared to XG".

Dice:
– No baffle box, players has to use a cup to roll themselves.
– Legal dice can land on the playing surface in their right side of the board, AND on top of the
checkers in their right side of the board, as long as the dice is facing upwards with no
uneven angles. If the dice land anywhere else, it will be illegal dice.
– Both dice has to be rolled at the same time, obviously.

If any matters should arise, outside of this rules set, the tournament director Marc Olsen, will decide
on the course of action.



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世界選抜 vs US選抜

2016年01月06日 | 海外ギャモントーナメント
NYの大会に来ています。

世界選抜 vs US選抜のキャプテンに選ばれ、今日から試合が始まりました。
ストリーム配信のリンクはこちらです。

日本人は望月正行、景山充人、矢澤亜希子の3人のプロが選ばれています。

ルールは下記の通り。

イベントは下記の4種目。
ダブルスx2 (9pマッチ)
シングルスx2 (11pマッチ)
スピードx2 (5pマッチ 3セット2セット先取)
最終戦(チーム全員vsチーム全員で相談しながら進める)(13p)

チームはダブルスx2、シングルスx2、スピードx2の各イベントで1点が稼げます。また、それら6イベントのエラーレートをすべて平均して、低いチームに1点が与えられます。
それら6つのイベントとエラーレートの計算が終わった時点で両チームの点数を計算し、その点差がそのまま最終戦のスタート点数になる。たとえば4-3で1点差なら1-0/13pから開始になるし、5-2で3点差なら3-0/13pから開始になります。

それ以外に40ゲームのマネーセッションが行われます。これは独立したイベントになります。

試合の組み合わせは下記の通り。時間はすべてNewYorkの時間です。

ダブルス 1 (1月6日12:00-)
Steve Sax & Matt Cohn-Geier vs Thomas Kristensen & Akiko Yazawa

ダブルス 2 (1月6日15:00-)
Mike Natanzon (Falafel) & Victor Ashkenazi vs Masayuki Mochizuki & Michihito Kageyama

シングルス 1 (1月7日11:00-)
Neil Kazaross vs Masayuki Mochizuki

シングルス 2 (1月7日14:00-)
Matt Cohn-Geier vs Michihito Kageyama

スピード 1
Victor Ashkenazi vs Tobias Hellwag

スピード 2
Petko Kostadinov Kostadinov vs Thomas Kristensen

マネーセッション (10 ゲーム* 4プレイヤー) - 対戦組み合わせはまだ決まっていません。
そのうち10ゲームはBackgammonAce上で行われます!

US選抜: Mike Natanzon (Falafel), Neil Kazaross, Petko Kostadinov, Steve Sax
世界選抜: Michihito Kageyama, Tobias Hellwag, Akiko Yazawa, Thomas Kristensen

全ての試合はストリーム配信されていますので、ぜひ応援してください!
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ソチの大会に行ってきました

2015年05月12日 | 海外ギャモントーナメント
ロシアのソチの大会に参加してきました。

現在のロシアバックギャモン協会のもと、ロシアで国際大会が開催されるのはこれが初めてとのことで、
相当気合を入れて開催していたようです。$30000のアドマネーもその気合の証拠ですが、それ以外にも
この大会でしか見られないものが多々ありました。

1)会場にはボードとバッフルボックスが完備!
ボード完備はよくありますが、バッフルボックス完備は初めてです。

2)6試合を同時にストリーム配信!
今まで参加したトーナメントでは最大でも2試合だったので、6試合ストリームと言うのはとんでもない数です。

3)メインの方式が濃すぎる。
メインの方式は11pマッチのトリプルエリミネーションと、多分世界で一番ハードな方式でした。
通常長くても9pです。日本で一番濃いのは王位戦ですが、それでも7pマッチです。
参加者は46人でしたが、それでもたっぷり4日間かかりましたね。3日のトーナメントなら不可能だと思います。

優勝はJuergen Orlowskiさんで、10勝1敗でした。
私は初日4連勝したにも関わらず、2日目に3連敗して終了。残念すぎました。。。
景山氏も私と同じく初日4連勝でしたが、2日目に1勝2敗、3日目に1敗して5勝3敗で終了。
もう1試合勝っていれば入賞だったようです。
日本人プロ二人で合計8連勝だったのに、二人とも賞に絡めないとは・・・

その後私はダブルスに一人で出場(パートナーなし)したものの、準決勝のマネーラウンドで敗れてしまいます。

もうなにも勝てないモードかと思いましたが、プロとして参加しないわけにもいかないので、淡々と
Super Jackpotに出場したところ、何と優勝することができました!
決勝は景山さんとの11pマッチでした。棋譜は下記リンクからダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/3098363/Mochy-Michy_SuperJP_Final_Sochi2015_11%20point%20match%202015-05-10.mat

金曜日には私のセミナーも開催し、好評を得ることができました。テーマはブラフダブルについてでした。
これについては後日公開する予定です。


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US Openの途中経過

2015年04月17日 | 海外ギャモントーナメント
US Openに参加しています。日本人の参加者は私と千田さんの二人だけ。景山、矢澤プロは参加していません。

メインの参加者は64人ぐらいですが、Rebuyができるので結局70-80人ぐらいになっていると思います。(未確認)
私は2回戦まで勝ったのですが、3回戦で負けてしまいました。
Super JPは参加費$1000で16人参加。1回戦勝って現在ベスト8です。
Doublesは23組ぐらい参加で、現在ベスト4まできました。パートナーはMatt Cohn-Geierです。

今回は全体的に調子が悪くて、すでにトリプルブランダーを2,3発見してしまいました。。。ただ、試合結果自体は5勝1敗と悪くありません。

ブランダーを投稿してもいいのですが、せっかくですので"Excellent"なプレイを投稿します。11-14/15p (post crawford)で負けていて、オンザバーから12を振りました。どうしますか?

is Player 2

score: 14
pip: 93
                         
15 point match
                          pip: 119
score: 11

is Player 1
XGID=-BaBBBC---A---b--a-bBcdb-A:1:-1:1:21:11:14:0:15:10
to play 21

eXtreme Gammon Version: 2.10


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