Mochy's Backgammon Today

プロプレイヤー望月の日々バックギャモン

プロフィール

2021年01月31日 | プロフィール

望月正行 1979年生まれプロのバックギャモンプレイヤーです。
2009年の世界チャンピオン。現在(2021.1.31)の世界ランキング1位、コンピューター解析によるランキング(BMAB)も世界ランキング1位です。
海外のトーナメントを転戦していますが、日本ではJBL(日本バックギャモン協会)に所属し、普及活動、大会、例会運営などをお手伝いしております。
バックギャモンに関することならなんでもお問い合わせください。

~経歴~1997年の浪人時代にバックギャモンを覚え、1998年に日本タイトルの盤聖を獲得した後、プロになりました。
2001年には3カ月ほどアメリカを横断する武者修行に出ました。(LA~ラスベガス~ミシガン~NY)
2002年にバックギャモンブックを刊行(景山充人氏、桑門昌太郎氏と共著)しました。今でも多くの方に1冊目の本として選んでいただいているのはうれしい限りです。
2003年にアメリカのラスベガスでUS OPENとLimited Jackpotの同時優勝をしました。これが最初のメジャータイトルです。
その時の記事をAll Aboutが書いてくれました。(かげぞうさん、ありがとう!)
2004年にはその賞金で、世界で最もレベルが高いデンマークに移住しました。現地のプロともまれながら、ヨーロッパを転戦しました。その後の主な成績は下記の通り。
2005年 Bristol Open優勝 (英国・ブリストル)
2006年 Belgian Open優勝(ベルギー・オステンデ) 世界選手権コンソレーション優勝(モナコ公国・モンテカルロ)
2007年 世界選手権ラストチャンス優勝 (モナコ公国・モンテカルロ)
2008年 Nordic Open コンソレーション優勝 (デンマーク・エルシンノー)
2009年、昨年チャンピォンのLars Traboltを決勝で破り、世界選手権を優勝しました。世界チャンピォンの反響は大きく、読売・日経・TokyoFM・NHKラジオで取り上げていただきました。J-castニュース/Hokohokonews/当時のエントリー
2010年にはGiants of Backgammonという世界ランキングで1位に選ばれました。
2012年春 European Championship優勝 European Championになりました。同年秋にはLas Vegas Openを優勝しました。2003年に続き2度目の優勝です。また、「バックギャモン入門」を監修しました。
2013年 European "Pro" Championship優勝。
2013年 世界ランキング"Giants of Backgammon" 1位に輝く。(2年ぶり2度目)
2015年 世界ランキング"Giants of Backgammon" 1位に輝く。(4年連続3度目)
2017年 世界ランキング"Giants of Backgammon" 1位に輝く。(6年連続4度目)
2019年 世界ランキング"Giants of Backgammon" 1位に輝く。(8年連続5度目)1st UBC (Ultimate Backgammon Championship) 優勝。
2020年 Melbourne Championship 優勝。
2021年 2nd UBC 優勝。

~動画など~
UBC 2020 Backgammon Final - Mochy vs Ueda - Match 12

Melbourne $5K Final Interview (2020)

Melbourne Backgammon International $5K Final

Mochy vs Alexandra Knupfer 9p (German Championship 2017) 1/2

2009年の世界選手権の準決勝の様子です。

2009年のカンヌでインタビューを受けています。

2009年のチェコで、アシスタントのZoeに簡単な戦略をレクチャーしています。

2009年のチェコでのインタビューです。

2007年の札幌オープンでの決勝戦です。これは最初のゲームだけですが、youtubeにすべておいてあります。Thanks to 札幌支部!(どうでもいいことですが、5:00あたりの大ブランダーはロールアウトすると正しい手になります。)
~その他のリンクなど~普段プレイしているBackgammon Galaxyというオンラインサーバーです。https://backgammongalaxy.com/
2010年に受けたインタビューです。(英語)http://sites.google.com/site/backgammonlessons/mochy-1
トッププレイヤーの1人として紹介されました。(英語)http://www.mastersofbackgammon.com/players/masayuki-mochizuki/
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UBCを優勝して

2021年01月26日 | 日々のつぶやき
UBC (Ultimate Backgammon Championship) はBackgammon Galaxy のMarc Olsen が始めたタイトル戦で、チャンピオンに挑戦者が挑戦する形で行われます。
私は2019 年にSander Lylloff を破り、第一期のチャンピオンとして上田英明さんと戦うことになりました。

この大会の特徴について
UBC は2つの点で他の大会とは大きく異なります。一つは、チャンピオンが翌年に挑戦者を迎え撃つ方式であること。
普通の大会では、優勝しても翌年は他のプレイヤーと同じく横一線で始まるものが多いのですが、この大会はチャン
ピオンが翌年も優勝(防衛)しやすい方式になっています。もう一つは、試合の結果とエラーレート(PR)の結果の両
方を使って勝敗を決める方式であること。AI を判定に使うことにはメリットもデメリットもありますが、運の要素を
劇的に減らせるのは間違いありません。

試合方式: 7 ポイントマッチを12 試合(各日4 試合ずつ)
行い、試合の結果で勝利ポイント「1」、エラーレート(PR)
の結果で勝利ポイント「1」を獲得する。先に勝利ポイントを
「13」獲得したプレイヤーの勝ち。12-12 のタイになった場合
は12 試合の平均エラーレートの低い方の勝ちとする。

決勝戦は12月19日、1月9日、1月23日と3日にわたり、ハレザ池袋で行われました。
1日目に大幅なリードを許す苦しい展開でしたが、2日目に追いつき、3日目に逆転して14-10 で下し、UBC2020 のチャンピオンとなることができました。

今までこれほど厳しかったタイトル戦はありませんでした。
自分の慢心や緩みからDay1 を最悪の形で終え、PR 平均の勝負はその時点でほとんど負けが決まっていました。Day 2,
3 で勝てたのは夢のようです。私はチャンピオンでしたが、初年度は招待されてタイトル戦を戦って勝っただけなので、
今年勝たなければ真のチャンピオンとは言えないと思っていました。今回のシリーズは真のチャンピオンには程遠い
レベルではありましたが、できる範囲でベストを尽くせたことには満足しています。
最後に、対馬崇斗さんをはじめとする大会を支えてくれた全ての方、練習に付き合ってくれた方に感謝いたします。
そして3児の世話と自分の仕事を抱えながら、なお私を助けてくれた妻に特に感謝します。上田英明さんは最高のパ
フォーマンスを最もプレッシャーのかかる舞台で出しました。今回は運よく私が幸いしましたが、誰が見てもわかる
通り、私と彼の間には何の差もありませんでした。上田さんに限らず、これからも日本人との対戦が最も厳しい戦い
になるだろうな、と思います。今から備えていきたいと思います。

12試合がすべて解説され、Youtubeに収められています。
UBC 2020 Backgammon Final - Mochy vs Ueda - Match 1


結果






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