<List>
Disc1
1. In Your Honor
2. No Way Back
3. Best of You
4. DOA
5. Hell
6. The Last Song
7. Free Me
8. Resolve
9. The Deepest Blues Are Black
10. End Over End
Disc2
1. Still
2. What If I Do?
3. Miracle
4. Another Round
5. Friend of a Friend
6. Over and Out
7. On the Mend
8. Virginia Moon
9. Cold Day in the Sun
10. Razor
<Member>
・Dave Grohl(Vocals, Guitar, Drums)
・Chris Shiflett(Guitar)
・Nate Mendel(Bass)
・Taylor Hawkins(Drums, Vocal)
2005年リリースの5th。2枚組。Disc1をラウドロック、Disc2をアコースティックと完全に分かれています。プロデューサーはNick Raskulinecz。
[引用]2枚組アルバムについて。トータルで80分以上あります。時折レコーディング予算に余裕があるアーティストから2枚組のフルレンスアルバムがリリースされますが、個人の感じ方によって、あるいは作品の質によって80分以上も緊張感が持続しないでしょう。その時の精神状態によっては気に障る事もありますし、暇ではないので2枚通して聴くのなんて無理だなんて事にもなるでしょう。
あらかじめDave Grohlの方針があってそれを具体化したのか、制作過程の中でこのような構成になったのか判りませんが、随分と思い切った事をしたものです。
Disc1は一発目からガツンとやってくれますね。とても情熱的な曲から始まり、そのままのテンションで最後まで突っ走ります。"DOA"~"Hell"は組曲の様になっています。面白いですね、これまでずっと1曲かと思っていましたから。全ての曲が良いですが、"In Your Honor"、"No Way Back"、"DOA"~"Hell"、"Resolve"、"The Deepest Blues Are Black"が特に良いです。何故かこの後"The sign"という曲が入っていてこれも良い曲なんですが、ボーナストラックですかね?
Disk2はJohn Paul JonesやNorah Jones等のゲストが参加しています。全面アコースティックと言ってもしみったれた退屈なものではなく、へヴィーなロックファンをねじ伏せてしまう程の説得力があります。初めてCDプレーヤーでDisc2を聴いた時「確かにいいけどこれが最後まで持つのかねぇ?」と思いましたが、これが持つんですよ。こういうのってミュージシャンの自己満足に陥る事が多いんですけど、Disc1以上に良く練られて作られている様です。眠たくなりません。
Disc2も全て良い曲ですが、"Still"、"What If I Do?"、"On the Mend"、Taylor Hawkinsがボーカルをとる"Cold Day in the Sun"は最高です。とても上手いですね。ドラムはDave Grohlです。
バンドはRushとツアーを行い、それがきっかけでNick RaskulineczがRushの"Snakes & Arrows"、"Clockwork Angels"のプロデュースを担当する事になったのです。それはRushの音楽性にも影響を与えた様です。
ビルボード2位。