夏休みの工作の思い出 1

2013-06-05 | もっともっとお時間のある方へ 職員の思い
父の会社の社宅に住んでいた私は、同じ年の友人と夏休みの宿題を家の前の桜の木の下でしていました。

小刀、彫刻刀で削り、釘をたくさん打って 毛虫を作りましょうというものでした。


二人で大騒ぎしながら小刀、彫刻刀を使う姿があまりに危なっかしかったんでしょうね。


おじさんが一人、

「そんな使い方してたら大怪我するよ うちにおいで」

とおじさんの家に連れてってもらいました。



おじさんとおじさんの息子さん(高校生ぐらいだったかな....)にほとんど作ってもらいました




結構時間がたったかと思います。ジュースやおやつをいただきながらおじさんたちのするのをただ見るだけの私たち.....



外がぼちぼち暗くなりかけていたと思います。


ちょうど出来上がったころに

友人の両親と

私の両親が

えらく申し訳なさそうに迎えに来てくれました。




近所の人に私たちがおじさんの家に向かったことを聞いたそうです。


あとでわかりましたが....

そのおじさん、 

その当時社宅で一番偉いお方。 

そう・・・・
 

父の職場で一番お偉い上司のお宅だったそうです




おそらく、今では信じられない事かもしれませんよね。

顔見知りでも家について行ってはいけない時代になりました。

大工道具の使い方を見て知ることがほとんどできない時代になりました。




そんな時代の今、子供たちに夏休みの宿題で 
さーーー お前の宿題だ!一人でがんばれ
ってちょっと無理ですよね。






私の夏休みの宿題の思い出 = おじさんに作ってもらった宿題


時々 子供の素敵なアイデアに

私がはまって 手伝い過ぎちゃうことがあります。

でも、子供の目がきらきら 顔がニコニコしていたら

私はそれでいいと思っています。


だれという記憶はないにしても

「なんか よくわかんない 山小屋で おっちゃんかおばちゃんかわからん人に 作ってもらったよな...」



夏休みの思い出.....私はそれでいいと思ってます。





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