今回より、「くみつみ木」の製作記録をこのブログに記していきます。
「くみつみ木」って?
・・・杉の積み木です。
通常、積み木といえば、広葉樹でつくられています。
触った感触と質量が、積み木に適しているからだと思います。
たしかにズッシリとしていた方が安定するので積みやすい。
また広葉樹は硬いので傷もつきにくいですね。
今回製作する「くみつみ木」はあえて杉だけにしました。
開発途中で、広葉樹も組み合わせようかと考えましたが、
日本の自然、日本の山の現状を考えた時、やはり杉が一番と思えたからです。
「くみつみ木」の杉材は、地元製材所より仕入れています。
人工乾燥はしていないので、仕入れた材は、数ヶ月から数年、工房の敷地で乾燥させます。
通常の天然乾燥では時間がかかってしまうので、低温乾燥(30〜50度)となるよう工夫しています。
乾燥の終わった木材(柾目の角材) ↓
「くみつみ木」には、柾目材を多く使います。
柾目の木目は美しい。これは針葉樹の特長ですね。
乾燥した柾目の角材を、手押しカンナと自動カンナで直角を出し、
それをバンドソー(帯鋸)で半割にします ↓
↑ 綺麗な色の柾目材
油分の多い杉は黄金色に輝きます。
ついつい見惚れてしまうほど。
自動カンナで厚みを揃え↓
ドラムサンダーでさらに厚みを微調整していく ↓
肝心な箇所の精度は0.1mm以下となるように ↓
細心の注意を払いながら作業はつづきます。
福島木工家具店
オーダー・造作家具 木製品設計製作
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