屋久島木工木育デザイン ymmdesign

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木のおもちゃ製作 Tumbling toy その2

2021-03-22 00:50:55 | 木のおもちゃ製作

【 試作品ができるまで 】

 

Tumbling toy このおもちゃを製作する前に、サクッとネットで検索してみたのですが、情報量が少ない。

かんたんな製作図面があればいいのですが、そういう訳にもいかず・・・

そもそもこのおもちゃの名称は「Tumbling toy」で合っているのかどうかも不明。

こういうときは、手探りで進めていきます。

 

ということで、試作品ができるまでの製作風景紹介です。

 

製作図面がないので、手っ取り早くダンボールでスタート!

接着はグルーガンで時短、いつものことながら背水の陣なのです。

 

 

アレコレ試して、なんとなく、感じを掴んできたら、端材でつくってみる

↑ 写真の木球は、屋久島産の地杉。

杉の中でも質量のある油木を選んでいます。

 

 

まずは、くるくる回転する部分を木でつくってみた。

写真手前から、ビー玉✖️1個、木球✖️1個、木球✖️2個

質量のある杉といっても、木材の中で針葉樹は軽い。

玉が軽いと、タンブリング・・・転ぶ力というか、勢いと振子の作用が働かず、バランスのよい回転にならない

 

この辺りの加減は奥が深い。

数学とか力学とか得意な人は計算で理論値とか出せるのだろうが、

よくわからないので、目の前にある材料でひたすら実験を繰り返すのみ。

 

この中では、ビー玉が一番理想的な動きを見せてくれた。

とはいっても、せっかくだから木球、特に屋久島の杉でつくりたい!

杉にスポットを当てたいという想いを捨てきれず・・・

 

考えついたのがコレ ↓

木球に穴を開けて、真鍮の丸棒を埋め込むことに。

質量が増したことにより動きはなかなか良くなった。

 

 

本体は、段ボールから、スギと組み合わせたハイブリットタイプへ

楽しくなってきたぞ!

 

 

そして本格的になってきた!!

端材をかき集めての突貫製作。

・・・したのはよかったのですが、切り込みの角度があまくて、回転途中で落下することが頻発。

 

 

試行錯誤をくり返し、ゴールが見えない中、ちょっと落ち込んだりもしながら・・・

 

数多の失敗を糧に、ようやく本体の試作第一号が完成 ↓

 

その3 へ つづく

 

 


 

 

福島木工家具店

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